2007919(水)

こんなところに小麦が


こんなところに小麦が

 小麦収穫後の稈(から)は十勝におけるもっともポピュラーな牛舎での敷きわらです。貯蔵してあるそのロールのうち、入りきらずに軒から30センチほどはみ出たものからびっしりと小麦が発芽しました。

 自然の生命力のたくましさにはかないません。収穫機の性能がいくら向上しても一粒残らず取るなんてことはしょせん不可能です。

 農業に関して、人間が自然をすべて管理するとか管理できるとかいう前提で取り組んだら、思いもよらぬしっぺ返しを受けることになるかもしれません。



 



2007912(水)

力ずくはダメよ


力ずくはダメよ

 搾乳というのはミルカー(搾乳機)で乳を搾り取るように思っている人が多いようです。
 しかし、実際には、射乳ホルモンの力で押し出される乳をミルカーが受け止めていると考えなくてはいけません。
 その射乳ホルモンはアドレナリンによって止められてしまうものです。つまり、穏やか~な気持ちの中で分泌されるものです。
 いかに牛たちをその気にさせて乳を搾るかがポイントです。私が牛たちを「彼女たち」と呼んでいるのはそのためです。


 何に対してもこういう気持ちで臨まないといけないとは思っているのですが、思い通りにならないとよけいに力が入ってしまいます。
 紙にでも書いて目につくところに張っておかなきゃ・・・。





2007912(水)

夜の放牧やめました


夜の放牧やめました

 5月15日から続いていた昼夜通しての放牧を11日で終了し、昼間だけの放牧に切り替えました。
 理由は二つ。

1)秋になり草の伸びが鈍化してきている。昼夜通して食べるだけの草量が放牧地だけでは供給できない。

2)日が短くなり、暗い中での放牧で牛たちの採食時間が短くなっている。




200791(土)

夏バテが感じられない方々

夏バテが感じられない方々

 今年の夏は30℃越えの日が続き、暑いのが苦手な牛たちはつらい思いをしたと思います。
 そんな中で、変わらずに元気なのがブラウンスイスたち。カメラを見ると前へ前へと割り込んできます。

 

 全国的に暑さで乳量がかなり落ち込んでいるため、関係機関はあわてています。輸入穀類が高騰し単純にエサを増やして乳量を増やすわけにもいかず、生産調整による頭数減で牛の価格も上がり買いにくくなっています。世界的に牛乳が不足しているこの時期に搾れないのは痛いことです。酪農家はまるっきり振り回されています。
 
 市場の動きや関係機関の指導からちょっとだけずれている(先を行っている)か、何ものにも左右されない経営をこころがけることが、機械ではない牛を飼う酪農というものをしていく上で必要なことだと思います。






2007828(火)

清水~トマム間21km

清水~トマム間21km

 8月25日、議員会と役場課長会合同で、道東自動車道建設現場を視察しました。

 完成間近の十勝清水~トマム間をマイクロバスで走りました。途中2度バスを降りて公団の方の説明を聞いたり、工事中のトンネルを迂回したりして、ゆっくりと時間をかけて走りました。

 21kmですから、開通した高速道路ならあっという間に走ってしまう距離です。日勝峠に比べて約400mも標高が低くなるほか、勾配もカーブもゆるくなります。ずいぶんと楽に峠越えができるようになるでしょう。

 

 



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橋本てるあき
橋本牧場(酪農)場主

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