200778(日)

草の個性

草の個性

 草といってもいろいろあります。私の牧場における主なイネ科草を並べてみました。このほか、種をまいたおぼえがないのにはえているケンタッキーブルーグラスやリードキャナリーーグラス、シバムギや白クローバー(マメ科草)などがあります。

 放牧地で牛に食われて再び伸びてきた草の株を見比べてみると、その違いがわかっていただけると思います。

     
画像

 採草用草種であるチモシー、採草・放牧兼用のオーチャードグラス、放牧専用草種のライグラスでは、その草型がまるで違います。

 チモシーは直立型。牛に食われた後、根元にある球茎に蓄えた養分を使って新しい芽を出して再生する、けじめ正しいがのんびり型でもあります。

 一方ライグラスは開帳型。牛に短く食われてもまだ葉が残り光合成をおこなうことができるので休まず再生します。しかも、牛に踏まれることで放牧向きの草型に磨きがかかるという根っからの放牧草です。

 これだけ草種によって性格が違うので、放牧の技術普及では、「進んだ放牧の仕方はこれだ」というような、いわゆるマニュアルものではなくて、原理原則をいかに現場で応用するかという視点が大事な気がします。

 



200774(水)

牛のおっぱいは2度重くなる

牛のおっぱいは2度重くなる

 搾乳は通常一日2回。乳量の多い牛は日量50kgを超えるので、彼女らのおっぱいもダイナミックに変化します。
 朝、搾乳後放牧地に向かう彼女たちの乳房はぺったんこですが、夕方再び搾乳にやってくる頃にはばんばんに張っています。
 日量50kgの牛だと、朝夕2回25kgの荷物をぶら下げて放牧地から牛舎まで歩くことになります。

 いわゆるスーパーカウのような高泌乳牛だと日乳量が70kgを超えるので、放牧地まで歩いて、さらに放牧地を歩きまわって草を食う生活なんてのは考えにくいですね。




2007628(木)

何から何まで高騰

何から何まで高騰

 やっと1番草の収穫が終わりました。

 今年は天気に恵まれ、議会の合間をぬってうまいこと乾草ができたので、水分の下がり切らない牧草をフィルムで包みサイレージにする個数を最小限に抑えることができました。

 小規模酪農家でもっともポピュラーな方法となった、牧草のラッピング仕上げですが、このところの石油製品の高騰でフィルムが品薄状態のようで、前途に暗雲が立ち込めている気配です。


 



2007625(月)

掘るのが基本

掘るのが基本

 ニュージーランド在住の農業コンサルタント、エリック川辺氏とミルクジャム製造販売の十勝しんむら牧場の新村さん。

 川辺氏は毎年この時期来道し、契約しているメンバーの圃場を見ながらアドバイスをします。

 私の放牧地では、カルシウムはだいたいどの牧区も充足してきましたが、カリについては足りているところと不足のところがあることが、土壌分析の結果わかっていましたので、その違いを現場で確認してみることにしました。

 カリが不足しているところに比べ、充足しているところは、クローバーの葉が元気いっぱいで、掘ってみると根には大きな根粒がたくさん付いています。土は未分解の層がなく、団粒構造ができています。巨大なミミズも出てきました。

 やはり実際の草地で土壌改良を確認することで、施肥のもとになる土壌分析の大切さを再認識します。

 いつも、いつの間にかスコップを手にして草地を掘る役を務める新村さんに感謝です。この日も最初は私がスコップを持っていたはずなのですが・・・。



2007623(土)

ビールの楽しみが増える 年に一度のやきもの市

ビールの楽しみが増える 年に一度のやきもの市

 全道から56もの工房が参加して開催されている第14回全十勝清水やきもの市。

 いい天気とはいえませんでしたが、この日を楽しみにしていたたくさんのお客さんが訪れていました。やはり、ちょっと年配の方が主流のようでしたが。


       
画像

 中には、ファンシーショップのような工房もありました。こんなのを見ると自分でもちょっと作ってみたくなるという人も増えるのでは。


        
画像

 私の場合、目が行ってしまうのはビアマグ、あるいはビアタンブラーです。

        
画像

 会場でビールをついでもらってぐいぐい飲んでみたいのをぐっとこらえて、家に買って帰って冷えたビールを飲みました。今日は牧草を雨に当ててどうせ仕事にならないし。



 



<<
>>




 ABOUT
橋本てるあき
橋本牧場(酪農)場主

性別
年齢50代
エリア清水町
属性個人
 カウンター
2005-11-29から
261,824hit
今日:31
昨日:38


戻る