20141231(水)

緊急提言:低体温症≒「寒射病」


緊急提言:低体温症≒「寒射病」

ひかるペットクリニックです。

今年は低体温症の来院数が、やけに多いです。
文字通り低体温症は、寒冷気候にさらされて体温が低くなる状態です。あえて熱射病の反対語(?)の「寒射病」と表現します。熱射病が強烈な暑さと、激しい症状により、飼い主さんはタダ事ではないと、急いで対応をします。

しかし、「寒射病」は症状が、一見マイルドです。プルプル震えるだけ、そう見えても、「寒がってるなああしたは暖かいからそれまでガンバれ。」と楽観視する人もいます。

 ただ、この「プルプル震える」状態がずっと続くのは、震えて筋肉を動かしても、体温を保持出来ていない病態であり、じつは何らかの病気である場合があります。熱射病同様、寒冷暴露により、体内に二次災害がおこり、より複雑な状態になり取り返しのつかない事になります。

 多くの症例は、外で過ごしている子達で多いですが、おウチの中にいてても、低体温症になる子もいて、本院でも今月は2例ありました。

ずっと震える子がいましたら、まずは病院にご相談ください。また、おウチの高齢の子、持病のある子のデイリーケアとしては、発熱する器具をご用意下さい。毛布などでは無効な場合もあります。本院では、発熱マット、電気毛布で処置をいたします。


今日は大晦日ですが、病と生き物は暦を選びません。恐縮ではありますが、全ての生き物、病に関わる方へメッセージです。

        今日も明日もお仕事頑張りましょう!!






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