2014年9月4日(木)
「おウチで健康チェック」2:体を見る
獣医療情報×22
ひかるペットクリニックです。前回から間が開いてしまいました。旧知の飼い主さんには「ほら、やっぱり続かない。」などどイジられてしまいました。遅い更新と成るでしょうが、お付き合いください。
前回をまとめると
「異常に気付くには正常を知る」
でした。
今回は「おウチで健康チェック」の具体例、体の健康チェックです。欲を言えば体のあらゆる所を、目を皿にして見てもらいたいのですが、それでは焦点がボケてしまいます。最低限ここだけ見てもらいたいのは、a;顔、b;リンパ節 c;イボの3点です。
a;顔は色んな、しかも重要なチェックポイントがありますが、おウチでは細かく見る必要はありません。「ああ、大体こんなものだな‥」とざっくり見て下さい、耳の裏の色、におい、血管の太さ。目は、黒目の輝き方や白目の色や血走り方、鼻のテカリ、息のにおい。口はパックリ開けて奥の方まで、歯ぐきや舌の色を観察して下さい。健康時の正常を、大体こんなもんだ、とゆる~く覚えて下さい。
b;リンパ節は、体内に200ケ所以上ありますが、代表的な4ヶ所をチェックしてください。ノドのリンパ節、脇の下リンパ節、股の付け根リンパ節、膝の裏リンパ節です。健康なリンパ節は米粒くらいしかありませんので、触ってみても何も分らないのが健康なリンパ節です。ある日、動物がグッタリして、ノドを触るとポコンとしたものがあれば、それは病気のリンパ節かもしれません。
c;イボ。体をすみずみまで触ってみて、イボがあったら、それは…調べてみる必要があります。背中とかよくなでたり触ったりする場所は、イボが発見されますが、お腹、足先、おしりなど、にもイボができます。普段あまり触ってない所もチェックしてください。
診察室でなんとなく異常を感じて、飼い主さんに「なんかここ変な気がするんですけど‥」とうかがって、一番困る返答は、「いや~普段みてないからわかんない。先生ならわかるでしょ」の一言です。動物の体は「十頭十色」ですので、普段そのコを見ていない私には、微妙なものであれば「異常」かどうか、ハッキリわかりません。毎日そばにいる飼い主さんだからこそ、正常をよくよく観察してください。
前回をまとめると
「異常に気付くには正常を知る」
でした。
今回は「おウチで健康チェック」の具体例、体の健康チェックです。欲を言えば体のあらゆる所を、目を皿にして見てもらいたいのですが、それでは焦点がボケてしまいます。最低限ここだけ見てもらいたいのは、a;顔、b;リンパ節 c;イボの3点です。
a;顔は色んな、しかも重要なチェックポイントがありますが、おウチでは細かく見る必要はありません。「ああ、大体こんなものだな‥」とざっくり見て下さい、耳の裏の色、におい、血管の太さ。目は、黒目の輝き方や白目の色や血走り方、鼻のテカリ、息のにおい。口はパックリ開けて奥の方まで、歯ぐきや舌の色を観察して下さい。健康時の正常を、大体こんなもんだ、とゆる~く覚えて下さい。
b;リンパ節は、体内に200ケ所以上ありますが、代表的な4ヶ所をチェックしてください。ノドのリンパ節、脇の下リンパ節、股の付け根リンパ節、膝の裏リンパ節です。健康なリンパ節は米粒くらいしかありませんので、触ってみても何も分らないのが健康なリンパ節です。ある日、動物がグッタリして、ノドを触るとポコンとしたものがあれば、それは病気のリンパ節かもしれません。
c;イボ。体をすみずみまで触ってみて、イボがあったら、それは…調べてみる必要があります。背中とかよくなでたり触ったりする場所は、イボが発見されますが、お腹、足先、おしりなど、にもイボができます。普段あまり触ってない所もチェックしてください。
診察室でなんとなく異常を感じて、飼い主さんに「なんかここ変な気がするんですけど‥」とうかがって、一番困る返答は、「いや~普段みてないからわかんない。先生ならわかるでしょ」の一言です。動物の体は「十頭十色」ですので、普段そのコを見ていない私には、微妙なものであれば「異常」かどうか、ハッキリわかりません。毎日そばにいる飼い主さんだからこそ、正常をよくよく観察してください。
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