20181023(火)

犬がパン生地を摂取すると、死んでしまうかもしれない。


犬がパン生地を摂取すると、死んでしまうかもしれない。

イヌの中毒物質は多岐にわたります。有名なものはネギ類、チョコレート。最近出てきたものにブドウとか、メンソールの匂いに誘われてタバコをがっつり食べた子もいました。

焼く前のパン生地や手作りピザの生地の摂取で犬が死ぬ事があります。

パンを膨らませるためにイースト菌を入れます。このイーストは生地に含まれる糖分を分解し二酸化炭素ガスを作りますが、同時にアルコールも生成してしまいます。
このためにパン生地を摂取すると、犬が急性アルコール中毒になる可能性があります。

下の画像は当院に来院した1.4kg のチワワの子で、90gのパン生地を盗み食いしてしまい、一時昏睡状態に陥りました。幸い治療が成功し回復しましたが、亡くなってもおかしくない状態でした。

犬のパン生地摂取でのアルコール中毒は欧米では常識らしいのですが、パンを焼く習慣のない日本ではあまり知られていません。犬の飼い主様は自宅でパンを焼くことがあれば、充分に注意してください。

初日:少しふらつく
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2日目:昏睡状態
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3日目:立てるようになる
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