2012年6月4日(月)
大失速の「千歳JAL国際マラソン」
ランニング、スポーツ×86
↑ナンバーカードと完走Tシャツ
6月3日に千歳市で開催された「第32回千歳JAL国際マラソン」に参加してきました。
この大会は、開催が「yosakoiソーラン祭り」の1週間前ということもあり、昨年まではしばらく参加していませんでした。
昨年を最後にyosakoiを卒業したことと、6月24日の「サロマ湖ウルトラ100キロマラソン」の練習のために出場を決めたのです。
大会のコースは、青葉公園をスタートに支笏湖方面に向けて走り、折り返して帰ってくるものです。
緑のトンネルをくぐるような、新緑の林道コースが特徴となっています。
私は、2週間前に洞爺湖マラソンを走っているものの、平日はなかなか走る時間が取れず、千歳マラソンを走るまでは土曜日に20キロと月曜日に10キロを走っただけでした。
練習のし過ぎよりは、休みすぎのほうがいいのだから、と自分を納得させて大会当日を迎えたのですが、結果はやはり練習不足であったと実感しました。
朝5時過ぎに家を出発し、高速道路で千歳へ。
当日の受付は午前7時からで、千歳にはその時間を過ぎて到着が予想されたので、最初の心配は駐車場が空いているかでした。
札幌方面から、大勢のランナーが朝に詰めかけることが考えられたので、会場近くの駐車場はいっぱいになっていることも考えられたのです。
最悪、いっぱいになった駐車場を転々として、最終的には一番遠くの歩いて30分以上かかるような場所に車をとめることもありえると心配していましたが、比較的近くの歩いて20分弱の小学校を利用した駐車場に入ることができました。
7時30分を回ったころに受付会場の体育館に到着し、ナンバーカードなど受け取り、荷物を置くスペースを確保しました。
このことには、さほど混雑していませんでした。
その後程なく、受付に長い列ができるほどの体育館を埋める人々が集まってきました。
受付会場でナンバーカードを受け取る
フルマラソンのスタートは10時20分。
寒く感じる気温の中、20分ぐらい前にスタート位置に並び、合図を待っていました。
スタートした後は、はじめは足取りも軽く感じていたのですが、心の中に練習不足の不安があり、最後まで足が持たないのではと不安を抱えながらの走りとなりました。
しかし、先日の洞爺湖マラソンは終始ゆっくりペースで走り、3時間49分の記録でしたので、レースモードで走るとどのくらいのタイムが出るのか自分を試してみたい気持ちに駆られたのです。
足が動かなくなったときはその時、ネガティブなことは考えずに前に進むことを考えよう、と言い聞かせ、あとのことは考えずに走り続けました。
ちょうど前を某電話会社の走ろう会の数人が私より少し早いぐらいのペースで走っていて、年配者でペース配分も安定しているようでしたので、この方々の後ろを付いていくことにしました。
前半の15キロぐらいまでは、時折離されながらも、また追いつくということの繰り返しで、周りのランナーを追い抜かしながら走っていきました。
15キロ過ぎからは、給水所を1箇所利用しなかったこともあり、後ろを付いていた方々から一歩前に出て、そのまま走り続けました。
しかし、20キロを過ぎた辺りから、足に異変が出てきました。
足の筋肉が麻痺しだし、動かなくなってきたのです。
「動かないと思うから、動かないんだ」
自分に言い聞かせるそんな精神論も通用しません。
そうです。大失速です。
その後ますます足取りは衰えはじめ、これまで追い抜かした人々が次々と私を前へと走り抜けていきます。
40キロ地点を過ぎた頃には、足は前に進んでいるだけでもやっとの状態。
いつもなら何のことはない2キロの距離もとても長く、辛いものに感じました。
とても遠くに感じるゴールの青葉公園。それでも、近づくにつれゴールでランナーを元気づける太鼓の音がかすかに聞こえてきます。
もう少し、あと1キロ。
その距離がとても長い。気持ちとは裏腹になかなか進まない。
木々の中を抜け出すと、スタート地点の体育館が見えます。
最後の曲がり角を右に折れると、ゴールゲートはすぐ目の前に見えました。
最後のはやっとのことで、多くの人の見守る中ゴールゲートをくぐり抜けることができました。
走りをやめると、足の筋肉は硬直していて、歩くのも辛い状況でした。
記録は、3時間45分。
前半のペースだと3時間30分台前半も可能かと思われましたが、やはり練習は正直です。練習が不足していたことを思い知らされました。
千歳マラソンでは、完走者に「完走Tシャツ」があたります。
完走Tシャツといえば、私にとってはホノルルマラソンを思い浮かべます。
以前は、国内の大会でも完走Tシャツを提供するところが多かったように思いますが、近年では参加賞としてすべての方に参加Tシャツを最初に配ってしまうのが多いように思います。
私は、ホノルルマラソンの思い出もあるせいか、完走Tシャツがいいです。「Finisher」と大きく書いてあると、同じTシャツでも値が違います。
今週の土曜日は、地元の高校の完歩大会に一般参加で参加します。
然別湖まで、標高差600メートル、距離にして26キロを走ります。
これで、サロマ湖100キロマラソンに向けての長距離練習は最後にする計画です。
今の調子だと、100キロを完走できる確率は50%以下だと思います。
50キロを過ぎた辺りから、とてつもない苦痛と戦うことになるでしょう。
足の筋肉が動いてくれて、各関門を制限時間で通り過ぎることができるでしょうか。
ちょっとだけ100キロマラソンの出場をやめようか、とも考えましたが、やっぱり計画通り出場します。
今の状況でやるだけやってみます。
6月3日に千歳市で開催された「第32回千歳JAL国際マラソン」に参加してきました。
この大会は、開催が「yosakoiソーラン祭り」の1週間前ということもあり、昨年まではしばらく参加していませんでした。
昨年を最後にyosakoiを卒業したことと、6月24日の「サロマ湖ウルトラ100キロマラソン」の練習のために出場を決めたのです。
大会のコースは、青葉公園をスタートに支笏湖方面に向けて走り、折り返して帰ってくるものです。
緑のトンネルをくぐるような、新緑の林道コースが特徴となっています。
私は、2週間前に洞爺湖マラソンを走っているものの、平日はなかなか走る時間が取れず、千歳マラソンを走るまでは土曜日に20キロと月曜日に10キロを走っただけでした。
練習のし過ぎよりは、休みすぎのほうがいいのだから、と自分を納得させて大会当日を迎えたのですが、結果はやはり練習不足であったと実感しました。
朝5時過ぎに家を出発し、高速道路で千歳へ。
当日の受付は午前7時からで、千歳にはその時間を過ぎて到着が予想されたので、最初の心配は駐車場が空いているかでした。
札幌方面から、大勢のランナーが朝に詰めかけることが考えられたので、会場近くの駐車場はいっぱいになっていることも考えられたのです。
最悪、いっぱいになった駐車場を転々として、最終的には一番遠くの歩いて30分以上かかるような場所に車をとめることもありえると心配していましたが、比較的近くの歩いて20分弱の小学校を利用した駐車場に入ることができました。
7時30分を回ったころに受付会場の体育館に到着し、ナンバーカードなど受け取り、荷物を置くスペースを確保しました。
このことには、さほど混雑していませんでした。
その後程なく、受付に長い列ができるほどの体育館を埋める人々が集まってきました。
受付会場でナンバーカードを受け取る
フルマラソンのスタートは10時20分。
寒く感じる気温の中、20分ぐらい前にスタート位置に並び、合図を待っていました。
スタートした後は、はじめは足取りも軽く感じていたのですが、心の中に練習不足の不安があり、最後まで足が持たないのではと不安を抱えながらの走りとなりました。
しかし、先日の洞爺湖マラソンは終始ゆっくりペースで走り、3時間49分の記録でしたので、レースモードで走るとどのくらいのタイムが出るのか自分を試してみたい気持ちに駆られたのです。
足が動かなくなったときはその時、ネガティブなことは考えずに前に進むことを考えよう、と言い聞かせ、あとのことは考えずに走り続けました。
ちょうど前を某電話会社の走ろう会の数人が私より少し早いぐらいのペースで走っていて、年配者でペース配分も安定しているようでしたので、この方々の後ろを付いていくことにしました。
前半の15キロぐらいまでは、時折離されながらも、また追いつくということの繰り返しで、周りのランナーを追い抜かしながら走っていきました。
15キロ過ぎからは、給水所を1箇所利用しなかったこともあり、後ろを付いていた方々から一歩前に出て、そのまま走り続けました。
しかし、20キロを過ぎた辺りから、足に異変が出てきました。
足の筋肉が麻痺しだし、動かなくなってきたのです。
「動かないと思うから、動かないんだ」
自分に言い聞かせるそんな精神論も通用しません。
そうです。大失速です。
その後ますます足取りは衰えはじめ、これまで追い抜かした人々が次々と私を前へと走り抜けていきます。
40キロ地点を過ぎた頃には、足は前に進んでいるだけでもやっとの状態。
いつもなら何のことはない2キロの距離もとても長く、辛いものに感じました。
とても遠くに感じるゴールの青葉公園。それでも、近づくにつれゴールでランナーを元気づける太鼓の音がかすかに聞こえてきます。
もう少し、あと1キロ。
その距離がとても長い。気持ちとは裏腹になかなか進まない。
木々の中を抜け出すと、スタート地点の体育館が見えます。
最後の曲がり角を右に折れると、ゴールゲートはすぐ目の前に見えました。
最後のはやっとのことで、多くの人の見守る中ゴールゲートをくぐり抜けることができました。
走りをやめると、足の筋肉は硬直していて、歩くのも辛い状況でした。
記録は、3時間45分。
前半のペースだと3時間30分台前半も可能かと思われましたが、やはり練習は正直です。練習が不足していたことを思い知らされました。
千歳マラソンでは、完走者に「完走Tシャツ」があたります。
完走Tシャツといえば、私にとってはホノルルマラソンを思い浮かべます。
以前は、国内の大会でも完走Tシャツを提供するところが多かったように思いますが、近年では参加賞としてすべての方に参加Tシャツを最初に配ってしまうのが多いように思います。
私は、ホノルルマラソンの思い出もあるせいか、完走Tシャツがいいです。「Finisher」と大きく書いてあると、同じTシャツでも値が違います。
今週の土曜日は、地元の高校の完歩大会に一般参加で参加します。
然別湖まで、標高差600メートル、距離にして26キロを走ります。
これで、サロマ湖100キロマラソンに向けての長距離練習は最後にする計画です。
今の調子だと、100キロを完走できる確率は50%以下だと思います。
50キロを過ぎた辺りから、とてつもない苦痛と戦うことになるでしょう。
足の筋肉が動いてくれて、各関門を制限時間で通り過ぎることができるでしょうか。
ちょっとだけ100キロマラソンの出場をやめようか、とも考えましたが、やっぱり計画通り出場します。
今の状況でやるだけやってみます。
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