2012年1月17日(火)
開村に向けて作業進む! 十勝・鹿追町「2012しかりべつ湖コタン」
イベント×80
↑昨年の「しかりべつ湖コタン開村式」(2011年1月22日)
「2012しかりべつ湖コタン」の1月28日開村に向けて、現在、イグルーの製作作業が、鹿追町・然別湖畔で順調に進められています。
作業風景の写真を「しかりべつ湖コタン実行委員会」からお借りできましたのでご紹介します。
雪と水を混ぜたシャーベットをサンテナで凍らせた「ブロック」と、湖から切り出した透明な「氷」で、全てのイグルーが造られます。
湖から切り出された氷が運ばれてきます。(実行委員会提供)
「アイスバー」や「アイスホール」などを有する一番大きなメーンイグルーのほか、さまざまなイグルーが凍り付いた湖上に出現します。
シャーベットを固めたブロックが積み重ねられます。(同)
イグルーの外観が整ってきました。(同)
冬の期間だけ湖上に現れる「幻の村」、春が近づくと、せっかく作ったイグルー全てが水となって湖水に消えていきます。
今年は1月28日に「開村式」が行われます。
「しかりべつ湖コタン」の歴史などをご紹介します。
北海道のほぼ中心に位置する「大雪山国立公園」にある神秘の自然湖「然別湖」。
周りを深い森に囲まれ、手つかずの自然が今もなお残っています。
しかりべつ湖コタンは、自然環境に最も負担を掛けないイベントして、厳寒期の北海道を広く紹介する代表的な冬のイベントとなっています。
昭和55年、若者たち数名が北国ならではの楽しみを発見しようと然別湖上に氷の家(イグルー)を作成。
この氷の家は、春になれば自然に溶け、廃棄物による湖水汚染の心配がない遊び心満点の建造物でした。
昭和58年には地元青年や子どもたちも参加し、然別湖は冬も楽しめる環境として注目されました。そしてNHKのゆく年くる年の新年側のオープニングで紹介され一躍全国区に。
その後、湖上露天風呂やアイスバーも開設され、北海道の冬の風物詩として海外からも注目されるイベントに育っていきました。
「しかりべつ湖コタン」はアイスバーやアイスホール、氷上露天風呂をメインにしたイベントです。
特に「氷上露天風呂」は世界に例の無いものです。
建物や構造物の材料は雪と水と、湖から切り出してきた氷のみで、骨組みは一切入っていません、春にはすべてが融けて水になります。
再び同じものを作ることができない、その年だけのまさに「幻の村」の出現です。
白いブロックは農業用のサンテナに雪と水を混ぜた物を入れ、ひっくり返してサンテナをはずし、一晩おき、固めます。
それを積み上げていきます。
接着剤は水と雪を混ぜたシャーベットのみですから、この作業は気温の冷え込みが鍵となります。
冷えないとくっつかないからです。
氷上露天風呂のお湯はホテルから引いています、もちろん温泉です。
泉質は「ナトリウム塩化物炭酸水素塩泉」しっかり暖まれば、浴衣でアイスバーに来て一杯飲んで帰るというお客様もいらっしゃるくらいです。
結婚式も毎年行われています。
この実行委員会の中で知り合ったカップルなど、20組以上の方が挙式されました。毎年デザインの違うチャペルが誕生し、結婚式参列者もその仕上がりに感動するものとなっています。
近年では、アイスバーと併設で「アイスホール」が建設されていて、コンサートが開催されています。
雪と氷の中で音が不思議な広がりを見せ、幻想的な空間を醸し出しています。
アイスホールでのピアノコンサート(昨年のコタン)
19回目からは全国からボランティアを募集しています。
毎年40名くらいの方がいらっしゃるので、のべ300名以上のボランティアが参加しています。
過酷な作業ですが、建物が出来た時の喜びは何ものにも代え難い体験です。
毎年参加する方もいらっしゃいます。
然別湖は大雪山国立公園の南端に位置し、北海道の湖としては一番高い標高800mにあり、水深は最大で100mです。氷の厚さは80㎝にもなります。
最低気温は-37℃ととても寒いのでこのようなイベントが可能なのですが、2008シーズンは暖冬のため12月中旬に降った雪をかき集めて作業を進めました。
また、開催期間は毎年1月20日~3月31日までを予定していましたが、暖冬で3月15日に閉村した年もありました。
コタンは気候や自然環境と一体のものです。
然別湖は手付かずの大自然が魅力です。
素晴らしい自然環境を多くの方々にぜひ堪能していただきたいと願っています。
コタン名物「アイスバー」でカクテルを楽しむ(同)
平成22年3月、全国各地の地域の活力を生み出すイベントを表彰する「第14回ふるさとイベント大賞」の最高賞「大賞」(総務大臣賞)を受賞しました。
北海道十勝管内のイベントが大賞を受賞したのは初めてです。
星空の下に浮かび上がる「しかりべつ湖コタン」(同)
以上、簡単に「しかりべつ湖コタン」をご紹介しました。
「1月28日に開村します」
皆さんのお越しをお待ちしています。
↓然別湖の夜空にはこの曲が似合います。
「2012しかりべつ湖コタン」の1月28日開村に向けて、現在、イグルーの製作作業が、鹿追町・然別湖畔で順調に進められています。
作業風景の写真を「しかりべつ湖コタン実行委員会」からお借りできましたのでご紹介します。
雪と水を混ぜたシャーベットをサンテナで凍らせた「ブロック」と、湖から切り出した透明な「氷」で、全てのイグルーが造られます。
湖から切り出された氷が運ばれてきます。(実行委員会提供)
「アイスバー」や「アイスホール」などを有する一番大きなメーンイグルーのほか、さまざまなイグルーが凍り付いた湖上に出現します。
シャーベットを固めたブロックが積み重ねられます。(同)
イグルーの外観が整ってきました。(同)
冬の期間だけ湖上に現れる「幻の村」、春が近づくと、せっかく作ったイグルー全てが水となって湖水に消えていきます。
今年は1月28日に「開村式」が行われます。
2012しかりべつ湖コタン開村式
と き 2012年1月28日(土)午後7時~
ところ 然別湖畔
「しかりべつ湖コタン」の歴史などをご紹介します。
しかりべつ湖コタンのご紹介
北海道の冬の風物詩「しかりべつ湖コタン」
北海道のほぼ中心に位置する「大雪山国立公園」にある神秘の自然湖「然別湖」。
周りを深い森に囲まれ、手つかずの自然が今もなお残っています。
しかりべつ湖コタンは、自然環境に最も負担を掛けないイベントして、厳寒期の北海道を広く紹介する代表的な冬のイベントとなっています。
昭和55年、若者たち数名が北国ならではの楽しみを発見しようと然別湖上に氷の家(イグルー)を作成。
この氷の家は、春になれば自然に溶け、廃棄物による湖水汚染の心配がない遊び心満点の建造物でした。
昭和58年には地元青年や子どもたちも参加し、然別湖は冬も楽しめる環境として注目されました。そしてNHKのゆく年くる年の新年側のオープニングで紹介され一躍全国区に。
その後、湖上露天風呂やアイスバーも開設され、北海道の冬の風物詩として海外からも注目されるイベントに育っていきました。
春には消える「雪と氷のイベント」
「しかりべつ湖コタン」はアイスバーやアイスホール、氷上露天風呂をメインにしたイベントです。
特に「氷上露天風呂」は世界に例の無いものです。
建物や構造物の材料は雪と水と、湖から切り出してきた氷のみで、骨組みは一切入っていません、春にはすべてが融けて水になります。
再び同じものを作ることができない、その年だけのまさに「幻の村」の出現です。
白いブロックは農業用のサンテナに雪と水を混ぜた物を入れ、ひっくり返してサンテナをはずし、一晩おき、固めます。
それを積み上げていきます。
接着剤は水と雪を混ぜたシャーベットのみですから、この作業は気温の冷え込みが鍵となります。
冷えないとくっつかないからです。
氷上露天風呂のお湯はホテルから引いています、もちろん温泉です。
泉質は「ナトリウム塩化物炭酸水素塩泉」しっかり暖まれば、浴衣でアイスバーに来て一杯飲んで帰るというお客様もいらっしゃるくらいです。
結婚式も毎年行われています。
この実行委員会の中で知り合ったカップルなど、20組以上の方が挙式されました。毎年デザインの違うチャペルが誕生し、結婚式参列者もその仕上がりに感動するものとなっています。
近年では、アイスバーと併設で「アイスホール」が建設されていて、コンサートが開催されています。
雪と氷の中で音が不思議な広がりを見せ、幻想的な空間を醸し出しています。
アイスホールでのピアノコンサート(昨年のコタン)
みんなで参加するイベント
19回目からは全国からボランティアを募集しています。
毎年40名くらいの方がいらっしゃるので、のべ300名以上のボランティアが参加しています。
過酷な作業ですが、建物が出来た時の喜びは何ものにも代え難い体験です。
毎年参加する方もいらっしゃいます。
環境にやさしい催し
然別湖は大雪山国立公園の南端に位置し、北海道の湖としては一番高い標高800mにあり、水深は最大で100mです。氷の厚さは80㎝にもなります。
最低気温は-37℃ととても寒いのでこのようなイベントが可能なのですが、2008シーズンは暖冬のため12月中旬に降った雪をかき集めて作業を進めました。
また、開催期間は毎年1月20日~3月31日までを予定していましたが、暖冬で3月15日に閉村した年もありました。
コタンは気候や自然環境と一体のものです。
然別湖は手付かずの大自然が魅力です。
素晴らしい自然環境を多くの方々にぜひ堪能していただきたいと願っています。
コタン名物「アイスバー」でカクテルを楽しむ(同)
平成22年3月「大賞」の栄誉に輝く
平成22年3月、全国各地の地域の活力を生み出すイベントを表彰する「第14回ふるさとイベント大賞」の最高賞「大賞」(総務大臣賞)を受賞しました。
北海道十勝管内のイベントが大賞を受賞したのは初めてです。
星空の下に浮かび上がる「しかりべつ湖コタン」(同)
以上、簡単に「しかりべつ湖コタン」をご紹介しました。
「1月28日に開村します」
皆さんのお越しをお待ちしています。
「2012しかりべつ湖コタン」公式WEBサイト
http://www.nature-center.jp/2012-kotan/kotan-top.htm
こちらのブログで日々のコタン製作作業の様子が分かります。
しかりべつ湖コタン奮闘記!
http://kotan1980.blog18.fc2.com/
↓然別湖の夜空にはこの曲が似合います。
コメント(2件) | コメント欄はユーザー登録者のみに公開されます |
コメント欄はユーザー登録者のみに公開されています
ユーザー登録すると?
- ユーザーさんをお気に入りに登録してマイページからチェックしたり、ブログが投稿された時にメールで通知を受けられます。
- 自分のコメントの次に追加でコメントが入った際に、メールで通知を受けることも出来ます。