地域・社会(16)
2012年9月15日(土)
秋祭り「みこし渡御」
2012年3月28日(水)
食べる・体験・アウトドア 鹿追を巡れ
地域・社会×16
本当の十勝・鹿追町をご存じですか?
鹿追町観光協会のホームページが“全面リニューアル”されました。
“写真”“動画”“地図”などを効果的に活用した、感性に働きかける内容。
アウトドアメニューや食べる、体験するなど、旅行でのニーズから情報を探せるように構成されていて、ページを進めるたびに新たな発見を提供します。
特に“食べる”のページでは、店主自らが動画に登場し、食へのこだわりをそれぞれ熱く語っています。
FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアとの連携も強化されました。
ぜひ、新しいホームページをのぞいてみてください。
十勝観光・鹿追観光情報「鹿追町観光協会」
http://www.shikaoi.net/
2011年12月23日(金)
道内の骨髄ドナーの年間登録数が激減しています
地域・社会×16
道内の骨髄ドナーの年間登録数が激減しているそうです。
私は、ドナー登録をさせていただいている一人です。
2011年12月23日の北海道新聞によると
白血病や再生不良性貧血など血液難病の有効な治療法である骨髄移植を普及するため、1991年(平成3年)12月に財団法人骨髄移植推進財団が設立され、骨髄ドナー登録などの公的骨髄バンク事業が行われています。
ということは、今年12月で骨髄バンク事業が20歳を迎えたということなんですね。
強制的に「骨髄ドナーに登録しなさい」とは誰も言えませんが、この制度に対する関心が薄れることは避けなければならないと思います。
私も、骨髄ドナーに登録させていただいています。
ある時期、「私がこの世に生まれてきた意義は? 使命は?」などと考えた時があり、「人の命を救えることができたら、私の命もより価値ある物になるかもしれない」と思ったのです。
「私が骨髄ドナーに登録することで救える命がある」
それは違う方向から考えると「私が骨髄ドナーに登録しなかったことで、消えてしまう命がある」ということ。
私の行動が、人の命の行く先を左右する…。
「それは大変だ」ということで、登録の方法を調べて、帯広の「すずらん献血ルーム」に行ったのを思い出します。
もう、15年ぐらい前。
そのころは土曜日だったような。
(記憶不明瞭。今は骨髄バンクホームページによると日曜日受付のようです)
登録はすぐに終わりました。
主に問診票に記入し、血液を採るだけです。
しばらくたって、家に登録完了の通知が届きました。
あとは、患者の方の白血球の型と私の型が一致したことを知らせる通知が届くのを待つのみです。
白血球の型が一致するといっても、そう簡単なことではありません。
骨髄移植が成功するには、患者とドナーにおける白血球の型(HLA型)が一致しなければならず、非血縁者では数百から数万人に1人しか一致しないといわれています。
遺伝子レベルで90%の患者さんに適合するドナーを見出すためには、約30万人程度のドナー登録が必要といわれており、今なお多数の患者さんが骨髄移植を希望しています。
骨髄の提供をしてくださる方が増えれば、それだけ骨髄移植を希望する患者さんが救われるということなのです。
非血縁者といっても、白血球の型が一致するということは、遠い昔に同じ祖先を持っていた可能性が高いという話も聞きますので、顔の知らない親戚を時を超えて助けることできるというのも、ロマンのある話だと思います。
これまで、私のところには、計3回患者の方と白血球の型が一致したという通知をいただきました。
もちろん、その患者さんが、どこの誰なのかはいっさい秘密です。
数日たつと、コーディネーターから電話が掛かってきます。
コーディネーターとは、ドナーと病院の先生との橋渡しをする役目の方です。
私の場合、3回とも女性でした。
看護師さん、保健師さん、またはその職業を引退された方が、ボランティアで受け持っているそうです。
本当に頭が下がる思いです。
感謝の思いを伝えると、彼女からもドナーとなってくれたことへの感謝の言葉をいただきました。
そのとき、私たちは同じ志を持つ仲間であることを感じました。
帯広のある病院でコーディネーターと待ち合わせをして初の顔合わせ。
まず血液の採取をしてもらい、担当の先生と3人で骨髄ドナー制度やこれからの流れについて、数10ページにわたる手引きをもとに、時間を掛けて1ページずつ確認していきます。
骨髄バンク制度の維持に欠かせないのは、ドナーの安全です。
患者の方は命に関わることですから、少々痛くても危険が伴っても、完治させる可能性のある治療に対しては了承してくれるでしょう。
しかし、ドナーはもともと健康な方で、健康な体に針を打ち骨髄を採取するという行為をします。
また、一番大きなことは、全身麻酔を施すということでしょう。
骨髄採取後にドナーの方に何かあったら、ドナーの良心に支えられている骨髄バンク制度の信頼が揺らぐことになりますし、制度が存続が危ぶまれれば、患者の生命を危ぶまれるということにつながります。
ですから、ドナーの健康維持はもっとも考慮される項目なのです。
1人の患者さんに対して、複数のドナー候補に声が掛かるといわれています。
私は、残念なことに3回とも不的確ということで、まだ実際に骨髄提供には至っていません。
血液データの数値が、その時たまたま標準よりも少しでも外れると、健康を考えてドナーからは除外されるようです。
最終的にドナーとして残ると、骨髄提供するかの最終の確認がコーディネーターと医師の前で確認され、書類にサインします。
そうすると、患者さんも提供を受ける準備が始まります。
骨髄をすべて抜き、無菌室に入るようです。
この段階になって、ドナーが「やっぱりやめます」などいうことになれば、それは患者さんにとっては死に直面する重要なことになりますので、最終判断はとても重大な決定となります。
よく「骨髄を取るときは背骨に針を打って取る」と勘違いされている方が多いのですが、骨髄は「おしりの骨盤」から取ります。
私は、生きている間に一度は患者の方に骨髄を提供できたらと思っています。
これは、一方的な人助けや「いいことをした」という自己満足に過ぎないかもしれません。
また、骨髄移植を受けたからといって患者の方の病気が100%治るということではありません。
提供を受けても、患者の方の苦労や恐怖は続くのです。
しかし、単なる自己満足に過ぎないかもしれませんが、患者の皆さんのためになるのならば、遠い過去からたどる親戚の役に立てるのならば、ドナーとなれる喜びを待ち続けようと思います。
ドナーの危険もゼロではありませんので、骨髄ドナー登録をしてくださいとは、強く言えません。
でも、骨髄移植を待っている方がいること、そして骨髄ドナー制度があることに、興味を持っていただければ幸いです。
私は、ドナー登録をさせていただいている一人です。
2011年12月23日の北海道新聞によると
白血病などの治療のための骨髄移植に協力する骨髄ドナー(提供者)の年間の新規登録者数が2006年度以降、毎年大幅に減少している。ピーク時の05年度には2千人を超えたが、10年度は700人にまで減った。55歳の年齢制限で登録を自動的に抹消される人も増加傾向にあり、関係者は「このまま新規登録が減り続ければ、登録者総数も減りかねない」と危惧している。とあります。
白血病や再生不良性貧血など血液難病の有効な治療法である骨髄移植を普及するため、1991年(平成3年)12月に財団法人骨髄移植推進財団が設立され、骨髄ドナー登録などの公的骨髄バンク事業が行われています。
ということは、今年12月で骨髄バンク事業が20歳を迎えたということなんですね。
強制的に「骨髄ドナーに登録しなさい」とは誰も言えませんが、この制度に対する関心が薄れることは避けなければならないと思います。
私も、骨髄ドナーに登録させていただいています。
ある時期、「私がこの世に生まれてきた意義は? 使命は?」などと考えた時があり、「人の命を救えることができたら、私の命もより価値ある物になるかもしれない」と思ったのです。
「私が骨髄ドナーに登録することで救える命がある」
それは違う方向から考えると「私が骨髄ドナーに登録しなかったことで、消えてしまう命がある」ということ。
私の行動が、人の命の行く先を左右する…。
「それは大変だ」ということで、登録の方法を調べて、帯広の「すずらん献血ルーム」に行ったのを思い出します。
もう、15年ぐらい前。
そのころは土曜日だったような。
(記憶不明瞭。今は骨髄バンクホームページによると日曜日受付のようです)
登録はすぐに終わりました。
主に問診票に記入し、血液を採るだけです。
しばらくたって、家に登録完了の通知が届きました。
あとは、患者の方の白血球の型と私の型が一致したことを知らせる通知が届くのを待つのみです。
白血球の型が一致するといっても、そう簡単なことではありません。
骨髄移植が成功するには、患者とドナーにおける白血球の型(HLA型)が一致しなければならず、非血縁者では数百から数万人に1人しか一致しないといわれています。
遺伝子レベルで90%の患者さんに適合するドナーを見出すためには、約30万人程度のドナー登録が必要といわれており、今なお多数の患者さんが骨髄移植を希望しています。
骨髄の提供をしてくださる方が増えれば、それだけ骨髄移植を希望する患者さんが救われるということなのです。
非血縁者といっても、白血球の型が一致するということは、遠い昔に同じ祖先を持っていた可能性が高いという話も聞きますので、顔の知らない親戚を時を超えて助けることできるというのも、ロマンのある話だと思います。
これまで、私のところには、計3回患者の方と白血球の型が一致したという通知をいただきました。
もちろん、その患者さんが、どこの誰なのかはいっさい秘密です。
数日たつと、コーディネーターから電話が掛かってきます。
コーディネーターとは、ドナーと病院の先生との橋渡しをする役目の方です。
私の場合、3回とも女性でした。
看護師さん、保健師さん、またはその職業を引退された方が、ボランティアで受け持っているそうです。
本当に頭が下がる思いです。
感謝の思いを伝えると、彼女からもドナーとなってくれたことへの感謝の言葉をいただきました。
そのとき、私たちは同じ志を持つ仲間であることを感じました。
帯広のある病院でコーディネーターと待ち合わせをして初の顔合わせ。
まず血液の採取をしてもらい、担当の先生と3人で骨髄ドナー制度やこれからの流れについて、数10ページにわたる手引きをもとに、時間を掛けて1ページずつ確認していきます。
骨髄バンク制度の維持に欠かせないのは、ドナーの安全です。
患者の方は命に関わることですから、少々痛くても危険が伴っても、完治させる可能性のある治療に対しては了承してくれるでしょう。
しかし、ドナーはもともと健康な方で、健康な体に針を打ち骨髄を採取するという行為をします。
また、一番大きなことは、全身麻酔を施すということでしょう。
骨髄採取後にドナーの方に何かあったら、ドナーの良心に支えられている骨髄バンク制度の信頼が揺らぐことになりますし、制度が存続が危ぶまれれば、患者の生命を危ぶまれるということにつながります。
ですから、ドナーの健康維持はもっとも考慮される項目なのです。
1人の患者さんに対して、複数のドナー候補に声が掛かるといわれています。
私は、残念なことに3回とも不的確ということで、まだ実際に骨髄提供には至っていません。
血液データの数値が、その時たまたま標準よりも少しでも外れると、健康を考えてドナーからは除外されるようです。
最終的にドナーとして残ると、骨髄提供するかの最終の確認がコーディネーターと医師の前で確認され、書類にサインします。
そうすると、患者さんも提供を受ける準備が始まります。
骨髄をすべて抜き、無菌室に入るようです。
この段階になって、ドナーが「やっぱりやめます」などいうことになれば、それは患者さんにとっては死に直面する重要なことになりますので、最終判断はとても重大な決定となります。
よく「骨髄を取るときは背骨に針を打って取る」と勘違いされている方が多いのですが、骨髄は「おしりの骨盤」から取ります。
私は、生きている間に一度は患者の方に骨髄を提供できたらと思っています。
これは、一方的な人助けや「いいことをした」という自己満足に過ぎないかもしれません。
また、骨髄移植を受けたからといって患者の方の病気が100%治るということではありません。
提供を受けても、患者の方の苦労や恐怖は続くのです。
しかし、単なる自己満足に過ぎないかもしれませんが、患者の皆さんのためになるのならば、遠い過去からたどる親戚の役に立てるのならば、ドナーとなれる喜びを待ち続けようと思います。
ドナーの危険もゼロではありませんので、骨髄ドナー登録をしてくださいとは、強く言えません。
でも、骨髄移植を待っている方がいること、そして骨髄ドナー制度があることに、興味を持っていただければ幸いです。
○十勝管内の登録受付窓口
受付窓口:帯広すずらん献血ルーム 電話番号 0155-25-0101
帯広市東7条南9-13
受付曜日及び時間帯: 日曜 9:00~12:00、13:00~17:00
ホームページ:帯広すずらん献血ルーム
日本骨髄バンク
2011年11月16日(水)
札幌地下道は 立派な健康施設だと思う
地域・社会×16
札幌駅前地下歩行空間が、今年の3月12日に開通しました。
私も、札幌に行ったときにはよく利用します。
札幌駅から大通り、そしてススキノへと地下道が直通になり、大変便利になりました。天気を気にせず歩いて行けます。
地下へ潜ると想像よりも大勢の人々が地下道を利用していることが分かります。人の流れはすごいものです。
札幌駅側の入り口
札幌駅に近い部分では、飲食店があり、またイベントスペースやオブジェが並んでいます。
また、入れ替わり各地の物産展も行われているようです。
しかし、毎回利用して思うことは「都会人はよく歩くなぁ~」ということです。
東京などに行ったときにもそう感じます。
だいたい地下道に行くまでも相当歩いています。
そして、さらに大通り、ススキノと歩くのです。
広場にも売り場が
仕事や買い物などで毎日利用する人もいるでしょう。
もはや、札幌駅前地下歩行空間は立派な健康施設と言えるのではないでしょうか。
田舎に住んでいると、家の前から車に乗り、職場や商店の目の前まで行くことができます。
歩く機会が極端に少ない生活をしています。
超車社会です。
しかし、都会は別です。
毎日、通勤に時間が掛かり、いやと言うほど歩きます。
行くたびに違う市町村の物産展を行っています
毎日10キロをランニングする私でもうんざりします。
だいたい、歩かないで地下鉄を利用しても、疲れます。
札幌駅前地下歩行空間の完成により、天気を気にする必要がなくなった分、札幌市民は間違いなく歩く距離は長くなり、運動量は上がったに違いありません。
北洋銀行の地下には大金庫の扉が展示されています
私は歩行空間を歩き疲れるたびに「これって本当に便利になったのか?」と自分に問いかけます。
しかし、これだけは確実に言えます。
「札幌市民の健康度は間違いなく上がった」と。
車社会の私たちの方が、メタボリックシンドロームの比率が高いのでは?と想像するのですが、実際はどうなのでしょうか。
私も、札幌に行ったときにはよく利用します。
札幌駅から大通り、そしてススキノへと地下道が直通になり、大変便利になりました。天気を気にせず歩いて行けます。
地下へ潜ると想像よりも大勢の人々が地下道を利用していることが分かります。人の流れはすごいものです。
札幌駅側の入り口
札幌駅に近い部分では、飲食店があり、またイベントスペースやオブジェが並んでいます。
また、入れ替わり各地の物産展も行われているようです。
しかし、毎回利用して思うことは「都会人はよく歩くなぁ~」ということです。
東京などに行ったときにもそう感じます。
だいたい地下道に行くまでも相当歩いています。
そして、さらに大通り、ススキノと歩くのです。
広場にも売り場が
仕事や買い物などで毎日利用する人もいるでしょう。
もはや、札幌駅前地下歩行空間は立派な健康施設と言えるのではないでしょうか。
田舎に住んでいると、家の前から車に乗り、職場や商店の目の前まで行くことができます。
歩く機会が極端に少ない生活をしています。
超車社会です。
しかし、都会は別です。
毎日、通勤に時間が掛かり、いやと言うほど歩きます。
行くたびに違う市町村の物産展を行っています
毎日10キロをランニングする私でもうんざりします。
だいたい、歩かないで地下鉄を利用しても、疲れます。
札幌駅前地下歩行空間の完成により、天気を気にする必要がなくなった分、札幌市民は間違いなく歩く距離は長くなり、運動量は上がったに違いありません。
北洋銀行の地下には大金庫の扉が展示されています
私は歩行空間を歩き疲れるたびに「これって本当に便利になったのか?」と自分に問いかけます。
しかし、これだけは確実に言えます。
「札幌市民の健康度は間違いなく上がった」と。
車社会の私たちの方が、メタボリックシンドロームの比率が高いのでは?と想像するのですが、実際はどうなのでしょうか。