2013930(月)

夢舞台へ自信 道知的障がい者芸術祭初出場


夢舞台へ自信 道知的障がい者芸術祭初出場

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本番に向け張り切るアレグレットダンスルームのメンバー
 障害を持つ児童や生徒などのダンス教室「アレグレットダンスルーム」(川瀬弘美代表)が、「北海道知的障がい者芸術祭みんなあーと2013」(10月5日・札幌市、北海道知的障がい福祉協会主催)に初出場する。大舞台に向けて練習を重ねてきたメンバーは、本番を前に気持ちを高めている。

 「アレグレット-」は09年4月、小学生から成人までの12人でスタート。活動を通して社会性を身に付け、自己評価を高めることを目標とする。毎月2回、帯広市グリーンプラザで練習に励み、地域の祭りなどで成果を披露している。現在は中学3年生から24歳まで17人が所属する。

 みんなあーとは、全道の施設や事業所、学校などに通う知的障害者が個性や才能を発揮する場として毎年開かれている。「アレグレット-」は発足当初から「みんなあーと」への出場を目指してきた。少しずつ経験を重ねる中で自信を深め、1年前に出場を決めた。

 本番は「勇気100%」(NYC)、「ハピネス」(AI)など3曲に合わせて8分のダンスを披露する。練習中は緊張で泣いてしまったり、上手にできてうれし泣きをしたりしながら完成度を高めてきた。

 29日午後には本番と同じ青いTシャツを着て、グリーンプラザで最後の練習に汗を流した。指導する橋本美幸さんは「本番に強いので楽しく踊れると思う」と笑顔を見せる。

 メンバーの丹羽桃子さん(20)は「緊張も不安もありますが、本番は前向きにちゃんと踊りたい」と意気込み、母親の厚子さん(55)は「ダンスを始めて生活にもリズムができ、張り合いが出た」と成長を実感する。

 「アレグレット-」はメンバーを随時募集している。問い合わせは保護者代表の広瀬真澄さん(0155・48・6005)へ。






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