20081111(火)

盲目な・・お爺ちゃん

9日の朝の出来事
おきがるが出掛ける前に
自分の部屋に居たら救急車のサイレン

その音は、ずんずん近くなって消えた。

その救急車は
おきがるの家の目を通り3軒向こうの
盲目の お爺ちゃんの家の前で停まった。

お爺ちゃんとは言え、息子さんは
おきがるの妹と同級生だ。
(高齢になってから子供が生まれたので)

そして、お婆ちゃんは数年前に体調を崩し
札幌の病院に入院し そのまま亡くなってしまった。

お爺ちゃんは、盲目で
亡くなってしまった お婆ちゃんは右の足先が
後ろを向いた状態の お互いに障害を持った ご夫婦でした。

お爺ちゃんは、お婆ちゃんが亡くなった後
一軒屋に長い間ずーと一人暮らし

介護の方が、週に何回かは訪れてたのは知ってました。

盲目ながら毎日、朝晩は杖をついて近所を散歩し
私達に気軽に明るく声を掛けてくれました。

その、お爺ちゃんが日曜日の朝
救急車が来て真っ青な顔で運ばれて行ったのですが・・

自分が具合が悪く、いつも持ってる携帯から119番し
助けを求めたそうです。

聞けば前日まで入院してて退院したばかり。

救急車の音を聞いて駆けつけたのは
おきがると隣のおじさん2人だけ。
(おきがるの両親は外出していた)

救急車が到着しても家の鍵が掛かってて中に入れない。

昔の家なのでポストの所から救急隊員の方が覗くと
真正面のトイレの前で倒れてるのが見える。

声を掛け、お爺ちゃんは這いつくばって
やっと鍵を開ける事が出来ました。

おきがるは、家の中の火の元の確認をして
お爺ちゃんの家族の知ってる事を救急隊員の方に話して
テーブルの上にあった点字付きのメモを見て
一人息子さんに連絡を。

札幌に居ると思ってた息子さんは、道外で働いてて
連絡が全く取れず・・・身内の方も分からず・・・

お爺ちゃんは、救急車で運ばれた次の日の朝
病院のベッドで・・・人生の幕を閉じました。

今朝、やっと息子さんに連絡が取れ
飛行機で駆けつけてくれました。

良かった。。。

今の世の中、隣に誰が住んでるかも
分からない人が多いですよね。

でも、ご近所付き合いは時として
本当に大切だと思いました。

お爺ちゃんの意識がある中
きっと知り合いの顔を見たのは
おきがると隣のオジサンだったと思う。

お爺ちゃん、どうか・・やすらかに・・
そして天国でお婆ちゃんに逢えます様に。







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おきがる
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『おきがる』ですが
ユーザーの皆さんと
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