皆さん、こんにちは。WILLIAの藤澤です。

いまご存じの通り日本は、東北を中心に自然災害によって、壊滅的な被害に見舞われています。
この事実が単なる偶然で起きているでしょうか？そう考える
事に疑問を持ったときに、以前書籍で知ったスウェーデンの
生物学者、カール・ヨハン・コルマン博士による「コルマンインデックス」のマヤ暦新解釈の事を思い出しました。
コルマン博士は、「マヤカレンダーは意識進化の予定表」と
する考え方で、９つのサイクルから出来ているそうです。
人類の意識が変わる為の必要な段階を経て、その進化の終点に出現する新しい意識が２０１１年３月９日という、すでに暦では突入している「第９サイクル」で現れるそうです。
第９サイクルの期間は、３月９日から１０月２８日の間で、
この中で人類の新しい意識が芽生えてくるというものですが、今回の日本に於ける大地震はそれを促す事象の様に感じられてならないのです。それは３月９日に最初の地震があった事で強く感じました。特に福島の原発で起きている今の状況で深く考えさせられます。
この福島の原発事故は、第二次世界大戦の広島、長崎の原爆投下を受けた日本で、偶然起きただけの事ではないとも思うからです。
先の大戦で、日本人は被爆や敗戦で沢山の事を学んだはずでした。
なのに、唯一の被爆国の日本には「原子力発電所」が存在するのです。それは何の理由で、どんな経緯があったからでしょう？
チェルノブイリ以来の原発による大惨事に見舞われている
この状況は私たちに何を見せているのでしょうか？
日本は終戦直後、焼け野原になり全てを失った状況から国家再建を目指し、日本国民は幸せに生活ができる環境を夢見て世界でも類を見ない経済成長を遂げました。
「物質的豊かさ」を日本人は手に入れたのです。
しかし、その時代の流れの中で、敗戦で得た教訓を忘れて
同じ過ちを犯してきた時間でもあるのです。
それは、「物質の豊かさを求める余り、心の豊かさや自然と共に生きる大切さ、目に見えない大いなる存在を感じる事の大切さを蔑(ないがしろ)にしてきた」という事実です。
そうでなければ、限りない欲望を満たす為だけのエネルギーの浪費や利便性の追求に盲目に突き進む事などなかったはず。莫大な電力を生み出せるというだけで被爆国の日本が
「原発」を建造するなどという事をしなかったはず。
世界的に見て、そのことが「世界の流れであり常識」という
観念だけで原発建造を選択しなかったはず。
原爆投下で沢山の人命が奪われたにもかかわらず、原発を建てる地域に多大なリスクを背負わせる事になったこと。そうならなかったはずではないでしょうか？

勿論、現時点では地震や津波での人命被害が大きく、今の原発事故による人命被害はそれと比較すれば小規模で、その原発事故も発端は地震による津波の影響によって起きたことであり、一連の被害の原因が原発によるものではないのは十分理解しています。それでもあえて言います。この出来事は日本人が物質至上主義の世界に向けて、意識を変えようと提唱するために「全てが必要で見せられている出来事」なのだという事です。

これをただの「悲惨な災害」とだけ受け止める事はどうしてもできないのです。

今回の災害で沢山の人命が奪われました。

私達、一人ひとりは何を感じ、何が出来て、今何をするべきでしょう？

この事を今一度、考えてもらえたらと思い、書かせて頂きました。

マヤ暦の第９サイクルの終盤に、人々に光明が指す道筋がある事を心から願います。