works(82)
2009年11月27日(金)
十勝の冬囲い~雪吊り編
works×82
昨夜から雪が降ってきてチョット心配でしたが、朝 窓の外をみましたら、止んでいて安心しました。
今日は早速動画をUP(早送り&定点カメラ)
そうです。
”雪吊り(ゆきつり)”です。
北国の冬の風物詩、冬囲いの雪吊りです!
前回バラの冬囲いでカゴ編みをやりましたので、本日は動画もUPし、今現在冬囲い真っ只中の作業風景を交えご紹介したいと思います。
① 金沢の兼六園がこの雪吊りで有名ですね。主に松などの枝物・仕立てものに施します。枝が雪で折れないようにと、美観です。
② 低木類は枝折(しおり)という縄巻き作業で行います。木の大きさや枝の張り具合によって適宜カゴ編みや、支柱になる竹を抱き合わせながら巻いたりもします。
③ 低木の状態。低木が寄植えで植えられてる場合根曲がり竹というたけを亀の甲状にして囲う方法もあります。
④ 作業の後は掃除です。しかし、庭師の場合単にきれいに掃除をする他に、自分たちの作業して庭についた足跡をほうき目で消すという意味合いもあります。
これからの時期は地面も凍って竹や棒などが地面に刺さりづらくまた、手もかじかんで作業が大変になりますが、本日も冬囲い作業全開で行ってます!
今日は早速動画をUP(早送り&定点カメラ)
そうです。
”雪吊り(ゆきつり)”です。
北国の冬の風物詩、冬囲いの雪吊りです!
前回バラの冬囲いでカゴ編みをやりましたので、本日は動画もUPし、今現在冬囲い真っ只中の作業風景を交えご紹介したいと思います。
① 金沢の兼六園がこの雪吊りで有名ですね。主に松などの枝物・仕立てものに施します。枝が雪で折れないようにと、美観です。
② 低木類は枝折(しおり)という縄巻き作業で行います。木の大きさや枝の張り具合によって適宜カゴ編みや、支柱になる竹を抱き合わせながら巻いたりもします。
③ 低木の状態。低木が寄植えで植えられてる場合根曲がり竹というたけを亀の甲状にして囲う方法もあります。
④ 作業の後は掃除です。しかし、庭師の場合単にきれいに掃除をする他に、自分たちの作業して庭についた足跡をほうき目で消すという意味合いもあります。
これからの時期は地面も凍って竹や棒などが地面に刺さりづらくまた、手もかじかんで作業が大変になりますが、本日も冬囲い作業全開で行ってます!
2009年11月19日(木)
卒業写真のあの人は~♪
works×82
かつて図面は青焼きと呼ばれる印刷機で
出力されておりました。
昔は原図のトレーシングペーパーといううすい透けた紙に図面を描き、原図と感光紙を感光させ後アンモニアの
入ったケースに入れ図面を定着させました。
このアンモニアのケースに感光紙を入れるときに目に沁みたり
咳き込んだりしました。
辛かった思い出が蘇ります。
この青焼き機もプロッター(プリンターの大判で主に図面やポスターなどを印刷するもの)の台頭によりほとんど目にしなくなりました。
そこで、昔描いた青焼き図面の出力が難しくなってきたので
仕事の合間をみては徐々に手書きの図面をスキャニングして
デジタルアーカイブ化して保存してますが、結構手間の
かかる仕事です。
しかし、青焼きの図面って何かいいんですよね~
ほのぼのするというか、昔を思い出しては
ユーミンの卒業写真を口ずさみながら、整理しております。
出力されておりました。
昔は原図のトレーシングペーパーといううすい透けた紙に図面を描き、原図と感光紙を感光させ後アンモニアの
入ったケースに入れ図面を定着させました。
このアンモニアのケースに感光紙を入れるときに目に沁みたり
咳き込んだりしました。
辛かった思い出が蘇ります。
この青焼き機もプロッター(プリンターの大判で主に図面やポスターなどを印刷するもの)の台頭によりほとんど目にしなくなりました。
そこで、昔描いた青焼き図面の出力が難しくなってきたので
仕事の合間をみては徐々に手書きの図面をスキャニングして
デジタルアーカイブ化して保存してますが、結構手間の
かかる仕事です。
しかし、青焼きの図面って何かいいんですよね~
ほのぼのするというか、昔を思い出しては
ユーミンの卒業写真を口ずさみながら、整理しております。
2009年11月4日(水)
チッパーで学ぶリサイクル理論
works×82
ここ連日環境視点でお話しておりますが
今日はチッパー機(剪定された樹木の粉砕機)
を使ったリサイクルに関することをお話したいと思います。
まず、チップ(木片)化するまでの一連を
写真で見ていきましょう。
① チッパー機です。トラクターで牽引して所定の位置に
② 剪定した枝を投入します。
③ 噴出し口から勢いよく粉砕されたチップが出てきます。
④ チップが堆積されています。
写真でみるとお堅いイメージなので
この一連の作業を子供たちにも学んでいただくために
ローポリゴン(荒い多面体)でCGをつくり
LEGOブロックみたいに親しみが湧く様に
パネルを作りました。
実際にパネルになったものは数年前に
国道沿いに一定期間立てられてました。
樹木の不要や支障をきたす枝等を剪定したものを
単に廃棄処理するのではなく
この様にチップ化し、樹木の根元に敷くことにより(マルチング)
地表面の温度や保水性を保ったり、雑草を軽減するなど
一定の効果を得ることが期待できます。
チップ化という一部の話ですが
ゼロ・エミッション(自然界への排出ゼロのシステムを構築、
社会全体で資源を循環させることが必要です。)
を推進することになると思います。
生産や作業する段階で、消費や廃棄する時の影響を考え
原材料や生産工程を見直すことも必要になりますね。
今日はチッパー機(剪定された樹木の粉砕機)
を使ったリサイクルに関することをお話したいと思います。
まず、チップ(木片)化するまでの一連を
写真で見ていきましょう。
① チッパー機です。トラクターで牽引して所定の位置に
② 剪定した枝を投入します。
③ 噴出し口から勢いよく粉砕されたチップが出てきます。
④ チップが堆積されています。
写真でみるとお堅いイメージなので
この一連の作業を子供たちにも学んでいただくために
ローポリゴン(荒い多面体)でCGをつくり
LEGOブロックみたいに親しみが湧く様に
パネルを作りました。
実際にパネルになったものは数年前に
国道沿いに一定期間立てられてました。
樹木の不要や支障をきたす枝等を剪定したものを
単に廃棄処理するのではなく
この様にチップ化し、樹木の根元に敷くことにより(マルチング)
地表面の温度や保水性を保ったり、雑草を軽減するなど
一定の効果を得ることが期待できます。
チップ化という一部の話ですが
ゼロ・エミッション(自然界への排出ゼロのシステムを構築、
社会全体で資源を循環させることが必要です。)
を推進することになると思います。
生産や作業する段階で、消費や廃棄する時の影響を考え
原材料や生産工程を見直すことも必要になりますね。
2009年11月1日(日)
【華麗なるCASBEE】
works×82
一昨日、昨日に引き続き
本日もCASBEE(キャスビー)についてお話したいと思います。
一年前、9月末に東京は青山でIBEC認定・CASBEE
公式講師の南雄三先生のセミナーを受講させていただきました。
以前からCASBEEの存在は知ってましたが、
やはり昨年のセミナーであらためて
環境について具体的な住生活の
実践的な取組みが行われる時代を実感しました。
環境に関しては色々な取組みが世界各国で行われてますが、
住環境やまちづくりに関ることでは、
以前から”庭”が意識する間もなく存在していました。
ちょっと時代をさかのぼりますと、
省エネ・シックハウス・温暖化・エコ
このようなキーワードが盛んにさけばれてました。
太陽光発電でゼロエネ住宅、
国産材を使ったサステナブル住宅、、、色々な表現で
エコハウスの宣伝が行われていますが
エコハウスの定義が曖昧なまま評価が出来ない状態で
消費者は何をどう受けとめたらよいかわかりませんでしたが
統一した見解での住宅の”エコ度”を
評価するツールが求められていましたが、
この期待に応えるべく
CASBEE-すまい(戸建)が登場しました。
当然何も意識しないで
ただ単に綺麗な庭や街路樹があって憩や癒しの空間があるのもいいですが、今後はより数値化することによってより
具体的な環境に対する取り組みの行動する一歩が取りやすくなると思います。
またCASBEE新築などでは
容積率緩和や低金利融資などの
インセンティブが実施されていますが、
CASBEE-すまい[戸建]は
まだスタートしたばかりなので
インセンティブはまだですが
これから期待できるかもしれません。
いずれにせよ、地球温暖化、CO2削減などが
ニュースだけの話や、
国や、誰かがなんとかしてくれるだろうじゃなくて
個人レベルでみんなが取り組む
真の時代がきたんじゃないかと思います。
本日もCASBEE(キャスビー)についてお話したいと思います。
一年前、9月末に東京は青山でIBEC認定・CASBEE
公式講師の南雄三先生のセミナーを受講させていただきました。
以前からCASBEEの存在は知ってましたが、
やはり昨年のセミナーであらためて
環境について具体的な住生活の
実践的な取組みが行われる時代を実感しました。
環境に関しては色々な取組みが世界各国で行われてますが、
住環境やまちづくりに関ることでは、
以前から”庭”が意識する間もなく存在していました。
ちょっと時代をさかのぼりますと、
省エネ・シックハウス・温暖化・エコ
このようなキーワードが盛んにさけばれてました。
太陽光発電でゼロエネ住宅、
国産材を使ったサステナブル住宅、、、色々な表現で
エコハウスの宣伝が行われていますが
エコハウスの定義が曖昧なまま評価が出来ない状態で
消費者は何をどう受けとめたらよいかわかりませんでしたが
統一した見解での住宅の”エコ度”を
評価するツールが求められていましたが、
この期待に応えるべく
CASBEE-すまい(戸建)が登場しました。
当然何も意識しないで
ただ単に綺麗な庭や街路樹があって憩や癒しの空間があるのもいいですが、今後はより数値化することによってより
具体的な環境に対する取り組みの行動する一歩が取りやすくなると思います。
またCASBEE新築などでは
容積率緩和や低金利融資などの
インセンティブが実施されていますが、
CASBEE-すまい[戸建]は
まだスタートしたばかりなので
インセンティブはまだですが
これから期待できるかもしれません。
いずれにせよ、地球温暖化、CO2削減などが
ニュースだけの話や、
国や、誰かがなんとかしてくれるだろうじゃなくて
個人レベルでみんなが取り組む
真の時代がきたんじゃないかと思います。
2009年10月31日(土)
スッキリしちゃって~♪(2)/CASBEE
works×82
昨日に引き続きCASBEE(キャスビー)-すまい(戸建)について
本日も進めていきたいと思います。
昨日は評価レベルが3で特に環境に対する取組みをしていないという結果になりました。
昨日、レベル3を少しでも上げるという表記をしましたが
誤解の無いように補足いたします。
あくまでも、CO2削減のための取組み、努力をした結果
評価レベルが上がったということでして、決して
評価レベルをあげる小手先のテクニックを言っているわけではありません。
さて、それでは昨日の図面を修正してみましょう。
アスファルト面を
芝生に換えて、コンクリートの駐車場も駐車場機能を残しつつ、意匠的に芝生の目地をいれ、雨水の地下排水を促し還元するようにかえました。
この少しの変更点で以下のような結果になりました。
なんと、評価レベルが4になりました。
駐車場や玄関前アプローチなど生活面実用面での部分を考慮し、
全体に緑を増やすことで景観も向上し、
うるおいのある生活の場に変身する事ができました。
評価レベルは
上から5~1という評価になります。
この5段階評価なのでレベルを上げるには
水平投影面積率や緑被率を増やし
舗装面も保水・透水性のものに変えるなどの配慮が必要に
なってきます。
簡単にいうと、樹木や植え込み芝生などの緑を増やしましょう。
ということになります。
なんか、文章で書くと複雑に聞こえますが、
実際のところ、庭や外構に関しては、業者がこの様なことを
考慮してプランしますので(もちろんCASBEEを意識
して設計に組み込む業者じゃないと反映されません
が、、、。)、消費者に特別面倒なことではありません。
しかし、CO2削減に向けた取組みは当然業者任せ
だけではいけません。
社会全体の取組みでいかなければ、温暖化対策などの
環境保全になりません。
少々長くなりましたので今日はこのへんで、、、
次回はCASBEEのメリットといいましょうか、
良さについてお話できればと思います。
本日も進めていきたいと思います。
昨日は評価レベルが3で特に環境に対する取組みをしていないという結果になりました。
昨日、レベル3を少しでも上げるという表記をしましたが
誤解の無いように補足いたします。
あくまでも、CO2削減のための取組み、努力をした結果
評価レベルが上がったということでして、決して
評価レベルをあげる小手先のテクニックを言っているわけではありません。
さて、それでは昨日の図面を修正してみましょう。
アスファルト面を
芝生に換えて、コンクリートの駐車場も駐車場機能を残しつつ、意匠的に芝生の目地をいれ、雨水の地下排水を促し還元するようにかえました。
この少しの変更点で以下のような結果になりました。
なんと、評価レベルが4になりました。
駐車場や玄関前アプローチなど生活面実用面での部分を考慮し、
全体に緑を増やすことで景観も向上し、
うるおいのある生活の場に変身する事ができました。
評価レベルは
|
---|
S | Excellent:素晴らしい:BEEH=3.0以上:★★★★★ |
A | Very Good:大変良い:BEEH=1.5以上~3.0未満:★★★★ |
B+ | Good:良い:BEEH=1.0以上~1.5未満:★★★ |
B- | Fairy Poor:やや劣る:BEEH=0.5以上~1.0未満:★★ |
C | Poor:劣る:BEEH=0.5未満:★ |
上から5~1という評価になります。
この5段階評価なのでレベルを上げるには
水平投影面積率や緑被率を増やし
舗装面も保水・透水性のものに変えるなどの配慮が必要に
なってきます。
簡単にいうと、樹木や植え込み芝生などの緑を増やしましょう。
ということになります。
なんか、文章で書くと複雑に聞こえますが、
実際のところ、庭や外構に関しては、業者がこの様なことを
考慮してプランしますので(もちろんCASBEEを意識
して設計に組み込む業者じゃないと反映されません
が、、、。)、消費者に特別面倒なことではありません。
しかし、CO2削減に向けた取組みは当然業者任せ
だけではいけません。
社会全体の取組みでいかなければ、温暖化対策などの
環境保全になりません。
少々長くなりましたので今日はこのへんで、、、
次回はCASBEEのメリットといいましょうか、
良さについてお話できればと思います。