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今日はＣＡＳＢＥＥ（キャスビー）について

おはなししたいと思います。


地球温暖化対策として家庭でのＣＯ2（温室効果ガス）の

削減が求められています。

造園の分野では緑化によりＣＯ2排出の削減に留まらず、

ＣＯ2吸収量の増加を促進できる産業で、

快適な住環境に重要な役割をなす業界と考えます。

そこでＣＡＳＢＥＥ（キャスビー）なんですが、、。


｛ＣＡＳＢＥＥ（キャスビー）って何？｝

簡単に言いますと、住環境を総合的に評価するシステムで

住まいの温暖化対策、環境負荷の低減が

どのくらい行われているかを判断するものです。

2001年に国土交通省の主導の下に、

（財）建築環境・省エネルギー機構内に設置された委員会において開発が進められています。


なんだかむずかしい話になってきましたが

かいつまんでＣＡＳＢＥＥのさわりを

説明していきたいと思います。


ＣＡＳＢＥＥの種類の中でも、

ＣＡＳＢＥＥーすまい（戸建）についてふれて

みたいと思います。

環境効率（ＢＥＥ）＝Ｑ（敷地内の環境品質）／Ｌ（敷地外の環境負荷）

という公式で評価します。

ＱとＬの合計54項目の中に庭が含まれます。

なんだかややこしくなってきたので、図を見てみましょう。

例えばこの例の庭についてみていきましょう。この庭、外構の構成はアスファルト、コンクリートが大部分を占めます。
色々な項目に樹木や植え込み、アスファルトなどに属性を割当て、

これを評価してみましょう。


このような結果がでました。評価レベルは３ということで
結論からいいますと、特に環境に対する取り組みをしてない
という結果になりました。

いろいろ複雑な式への入力がありますが、

ＣＡＳＢＥＥーすまい（戸建）の中の「2　周辺温熱環境改善」に

掲げられている取組No.1～4のうち取組No.2,3について
評価しております。

明日は評価レベル:3をすこしでも上げるためのお話や、ＣＡＳＢＥＥの何が良いの？などをお話したいと思います。

to be continued...

現場をしてますと、順調に事が運ばないこともあります。

法面（傾斜地の斜面部分）を作ってましたら、突然の

豪雨で法面の土が流れてしまった時、なだれた土の量を

計算しなければならない状況になりました。

そんな時に現地測量をしなければならないのですが、

測量の種類もいろいろあるのですが、今回は

写真による測量のことをお話したいと思います。

長く降り続いた豪雨で

傾斜面の土がなだれた状況写真です。

かなり急斜面で測量するにはちょっと大変でした。

この現況を違う角度から数枚写真を撮ります。

4～6枚程度。

撮ってきた写真をパソコンに入れて測量です。

1分少々で解析が終了し3次元で確認しながら

面積等を確認しました。

今回はカナダの写真測量ソフトを使用しました。

メニュー表示が英語なんで、悪戦苦闘。

精度的にはカタログ値：

鮮明度の低い写真使用時の場合200分の1から、

鮮明度の高い写真使用時の8000分の1の範囲

ということなので今回使用可能なレベルだったので

採用しました。

当初写真測量を検討する前は従来の測量で時間的にも

予算的にもかなりの大きなものになると試算しましたが

写真測量のお蔭で、時間短縮につながりました。

技術の進歩ってすごいですね。