2007年4月7日(土)
木灰無駄にならず
薪ストーブ×43
薪ストーブを使っていると どうしても灰が発生する
この灰なのだが 実は、全く無駄にならない
無駄どころか 宝物であったりする
木灰は、花咲爺さんが枯れ木に 撒いたのは、臼を燃やし残った灰を
枯れ木にかけたら 花が咲きました
此れは、科学的に正しく 農業の肥料なら 過里肥料として
大切な成分を含んでいます
過里以外にカルシュウムミネラルも多く含み アルカリ分も多いので
土壌の酸度矯正にも使えます
その他 山菜のアクを抜くのに使ったり
胡瓜の漬物の色をよくしたり
昔からよく使われています
焼き物の釉薬に使われ 独特な発色をさせたり
様々な事に利用されます
我が家の灰は、一冬で 18ℓ缶3個程でます
篩いにかけて 燃え残りや塊 不純物を取り除き
新潟に送ります
新潟では、藍染めに使われます
藍染めは藍の色素を可溶性にするために(藍建てといいます)すくも(藍の葉っぱを発酵させたもの)を還元状態にして、強アルカリ性にする必要があります。このアルカリを得るために、木灰の上澄み液である灰汁を使用します。
灰になっても 大変お役に立てて何よりです
ストーブに溜まった灰は、直ぐには、捨てません 灰を更に焼くと
量が少なくなり 毎日焚いても一週間に一度程度しか出しません
灰を残すと 断熱効果があり まずストーブの下が熱くならず
灰を残す事により 熾きが消えずに残ります
火鉢と同じで 灰の中に消し炭を入れて置くと 火が消えず灰の
中で残るので 次に使う時は、灰の中から熾きを掘り出して
炭をのせて火を熾すのと同様
夜就寝前に 太い薪をストーブに放り込み 朝になっても
灰があると 熾きが残っているので 点火が容易だし
ストーブも暖かいので 部屋が冷めません
灰は、無駄に出来ませんね 最後までありがたいです
因みに新潟に送った灰の お礼は、灰と一緒に布を送り
藍染めを施して 送っていただく お約束になっています (^m^)
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