2010724(土)

薪の乾燥と旬

×66

薪の乾燥と旬

薪ストーブを焚いていると 夏の間に薪を割って積んで
乾燥させないと 冬には、焚けないので この暑い時期も
薪に関わっています

薪にも色々な物があり てっとり早く使うなら
乾燥の必要が無い 建築廃材を頂いてきて
ストーブに入る長さに切断して準備しておけば
本当に 低コストの夢の暖房器具になるのでしょうが

最近流行りの 高価で高性能な薪ストーブの場合は、
ヤハリ 高性能な薪を焚くと その性能が引き出せます

高性能な薪?????

其れは、何かと言うと 

①乾燥が良い焚物である事
②樹種は、比重の高い広葉樹
③2年程度の乾燥期間を経たもの

無論建築廃材でも 針葉樹でも焚けば暖かいですが
火の持ちや 熾になった時の持続性を考えると
楢や柏の 2年乾燥の薪には、かなわないように感じます

①木は、そのままでは、薪にはなりません 割った薪も
 含有水分が20%以下にならないと 薪としては燃えません
 生薪でも燃えないことは、無いですが 煙が出て
 煙突が詰まります 着火が困難です

②この辺りの人工林の殆どが唐松です 唐松も乾燥が良いと
 火力が有っていい薪なのですが 燃え尽きると熾にならないで
 燃え尽きてしまうので 直ぐにストーブが冷たくなるので
 燃え尽きる前に薪を補充しないといけません
 比重の高い 楢薪だと熾になって暫く暖かいです

③比重の高い広葉樹の薪は、なかなか乾燥しません
 内部まで完全に乾燥させようと思うと2年程度の乾燥期間が
 必要になります

以前近所で 20年前に亡くなった爺ちゃんが割った 楢薪を
処分で頂いた事が有りましたが・・・・・
建築廃材を炊いているのに等しい薪でした

薪には、旬があり 2年以上乾燥させると今度は、
木材の油気が抜けてゆき 火力が落ちてゆくように感じます

また以前は、屋内の倉庫に割った薪を積んで乾燥させていた
時期があり 3年乾燥させたものが 乾燥不良でした
原因は、風が当たる倉庫なのだが 壁があり風が通り抜けず

裏側の陰になった薪の乾燥が悪かったのだ
無論 風が当たっている薪は、充分乾燥が進んでいました
薪の乾燥には、風が当たることは、大変重要ですが
風が通り抜ける環境も大切である事に気付きました

そこで 薪を過保護にしないで 屋外で乾燥させて
屋根には、トタン板を載せて 側を囲わないで
風通しの良い場所に一列に並べて乾燥させています

そうすると 2年近く掛かる乾燥期間が短縮出来る事に
気が付きました 天候に左右されるので
毎年バラツキは、多少有りますが 

十勝は、素晴らしい気象です
殆ど冬に割った薪が 秋までに完全に乾燥します

ただ欠点もあり 風通しを優先するため 壁が無いので
薪の木口に雨が当たり 変色するので 商品としての
美観が悪くなりますが 乾燥は、完璧なので

燃量としての薪として考えると 自分は、コチラを優先しています

たかが薪 されど薪 薪ストーブを焚いていると
一年中薪の事を考えています
自分作る薪は、高性能を目指しています

薪には、旬があり 毎年割らないと行けないので
このテーマは、永遠と続きます (^-^)






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神森バルーン野郎
池田町で熱気球チームをしています
最近は、薪ストーブに嵌ってしまって すっかり薪割りオヤジです(^^;)
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