201067(月)

薪屋を始めた話⑤

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薪屋を始めた話⑤

原木が大量にやって来た・・・・・・
こんなにどうするのと云う量である

さて薪作りの道具ですが 何も買いませんでした
何故なら 全て家に有りました
場所も施設も ハタマタ山まで 有った・・・・・

薄々気がついていたのだが もしかして我が家は
日本で最も 薪作りに適した立地条件が揃っていたのでは
ないかと 薪を作るようになって 初めて気が付く

道具ですが 全て骨董品 40年選手
辛うじてチェーンソーは、父親のお下がりなので
10年選手 取り敢えず動く 使える状態

道具を買わないと云うことは、そうです 全て作りました
薪割り機械は、叔父の所で壊れて放置されていた
長芋収穫用の機械を 無料でいただき

要らない部分を ガスで切断して 農機具屋の放出された
農機具の部品を組み合わせて バリバリ溶接して完成
動力は、冬遊んでいるトラクターである

他の道具も廃材で作り 幸運にも何も買わないで済んだのだ



201067(月)

薪屋を始めた話④

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薪屋を始めた話④

早急の課題 原木の確保・・・・
山は、あるけど 自分ではどうにもならず・・・

タマタマ北京オリンピック前で 木材需要が増した時期だったので
父親の植樹した 樹齢40年のカラマツ人工林を伐採する事になった

唐松は、薪にはなら無い事もないが・・・・
欲を言えば 楢や柏などの 硬い広葉樹が欲しい

願えば叶うもので
唐松人工林は、元々楢の山だったので
昔なので 今みたく ターミネーターに出てくるような
林業機械も無いので 伐採された切り株は、そのままで

唐松の苗木が植えられていたので その切り株から
木が再生して 40年もしたら立派な薪の原木に成っていた
此れを 彦生えと言います

畑で云うと 唐松は、作物 彦生えは雑草
畑の収穫物出荷したら 雑木は、山に放置される
此れを集めて チップ工場に持ち込んでも 投入される
手間や機械の燃量にすら成らないので 放置されるのだ

自分は、この雑木が 喉から手が出るほど欲しかった・・・
人夫賃とトラックの送料を支払い 我が家まで下ろして
いただき 無事に原木が確保された



201067(月)

薪屋を始めた話③

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薪屋を始めた話③

勢いで 無計画に薪ストーブを始めた 大馬鹿者です

皆さんのご想像通り 薪集めには、相当苦労しました・・・

原木は、あるけど其れは、薪ではないなんて知識すら無く
道具の使い方から 方法まで何も知らず
家を作っていたので 現場の端材を適当に燃やして
暖をとったのが スタート

割って乾かすと云うごく当たり前の常識も無く
樹種によって 燃焼の性能が変わることも知らず
薪を焚く 何年も前から薪を用意しないとイケない
堅実さも 全く有りませんでした

却って先入観が無かったので我武者羅に突き進みました
まず始めたのが 近所で旅館が解体されていたので
現場責任者に話を付けて 柱と梁を分けていただき

此れで 一冬分の燃量を まず確保しました
同時進行で 原木を確保して
アンテナを張り巡らせて 薪が無いか探すと・・・・・

ご近所で 昔薪を焚いていて 薪小屋を壊すのに
邪魔だから 中身を処分して欲しいとの情報があり
無知なので ありがたく40年物の薪を頂いてきました

無知は、恐ろしい ここで学習しました
薪には、旬がある・・・・・
廃材は、パーッと燃える
燃やせば取り敢えず シャツ一枚で暑くなるほど暖かいが

直ぐに燃え尽きるので やたら忙しく
直ぐに冷えてしまう 事を初めて知りました

乾燥ばかりではなく 樹木には油気があるのだが
長年経過すると 其れが消え失せて まるで紙のように
燃え尽きるのだ



201067(月)

薪屋を始めた話 ②

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薪屋を始めた話 ②

近所では、既に過去の遺物 薪ストーブ
何故か都市部で流行っているみたいだ
設計士が 兎に角 お勧め・・・・・・

自分も最後まで 薪ストーブの導入資金が無くて
後回しに成っていた・・・
(お金が有ったら 家なんか大工さんに建ててもらう)
何故なら 石油の暖房システムが既に決まっていたので
薪ストーブは、余分

此れで薪ストーブを付けると 無駄遣いになるからだ
自分で家を作っていても 50万円 人に作ってもらったら
100万円 そう簡単には、つけれません

昔 親父が苦労して 薪を作ったり煙突を掃除していた
記憶は、鮮明だった上に その父親が「お前には、
絶対薪作りは無理だ」と言い出したので 元来へそ曲がりなので

薪なんて 簡単に作れるさ・・・・・
と啖呵を切ってしまった手前
辞められず 導入決定

自分の山もあり 昔は、全て此の山から 燃量を確保していたので
漠然となんとかなるだろうと とても甘い考えから

予備知識 ゼロからの 薪ストーブ生活に突入しました



201067(月)

薪ストーブの何が変わったか・・・・

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薪ストーブの何が変わったか・・・・

薪ストーブは 昔と今は、何が変わったか・・・・

①価格が高くなった
②性能が良くなった
③燃焼効率が上がり薪の消費量が減った
④長時間燃焼が可能になり 薪を入れて暫く燃えている
⑤家の断熱性能が上がり 少ないエネルギーで生活出来る

ここに薪ストーブ屋さんがいたら 夢の暖房器具になって
尚且つ 燃料無料などと云う売り文句を語ると思いますが
自分は、薪ストーブを販売していないので ズバリといいます

燃料は、無料になんかに成りません
原木を買ったり 貰ったり 建築廃材を焚いていても
全てに手間が掛かっています 薪を作っている時間に

最低賃金で結構ですから 単純に掛け算をすると
無料の原木や建築廃材でも ストーブに燃やせるように
するのには 多大なコストが掛かっています

確かにストーブや煙突の性能が上がり昔のストーブより
手間が減っていますが 相変わらず時間や労力が必要です

物は、考え様で 時間や手間が掛けられるのであれば
薪ストーブは、とてもお勧めです
お金には、換算出来ないような 心の安静と豊かさを感じます

何故 最近この薪ストーブが 流行っているか考えると
この 「心の安静と豊かさ」ではないだろうか

心を病んで ウツになる方が近年とても多いです
社会が殺伐として ギスギスしてとても 生きづらい事に成っている

此れ全て ストレスから 派生している事がとても多いです
家に帰って 薪ストーブに火を点けて ポーッと見ているだけで
心のモヤモヤが癒されるのは、火の持つ力では無いかと思います

便利や経済性や効率ばかり考えると 心が貧しくなります

心の豊かさを求めて 不便な薪ストーブが現代人に
受けるのは、何だかとても愉快です



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 ABOUT
神森バルーン野郎
池田町で熱気球チームをしています
最近は、薪ストーブに嵌ってしまって すっかり薪割りオヤジです(^^;)
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年齢40代
エリア池田町
属性事業者
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神森の薪
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