200923(火)

「はり治療」について


「はり治療」について

当院での鍼治療は、整形外科的な症状へのアプローチを主として、症状を引き起こしている筋肉や関節に鍼を刺していきます。(肉離れやぎっくり腰のような筋肉の障害・肩コリや腰痛などの硬くなった筋肉・強い痛みやスポーツ障害等)

また、内科的なアプローチでは、東洋医学的な理論により、全身を診ながら治療を進めていきます。(自律神経系疾患、内科的愁訴等)

衛生面では、ディスポーザブル(使い捨て)の鍼を使用しています。
施術が終わると同時に捨てています。

鍼は痛くないの?と、よく聞かれますが、皆さんが思っているほど痛いものではありません。
逆に、心地が良い・気持ちがいいなどとおしゃられる方もおられます。
鍼の刺し方には、たくさんの技法があります。
刺激の強弱や深さなど、一人一人の症状に適したアプローチにより、過敏性も考慮して施術しています。

鍼治療を受けたことのない人は、病院で打つ注射の痛さをイメージされるのだと思います。注射器の針先はメスのようになっていて皮膚を切って刺しています。その為、痛みを与えてしまいます。
鍼灸に使用する鍼先は、痛みのないような形状でつくられ、太さは注射針の 約1/10 (髪の毛と同じくらいの太さ)しかないので、刺さった感じはあっても、注射の時のような強い痛みはありませんし、刺さったことに気づかない時もあります。

鍼治療にもいろんな術式があるので、「痛いから効く、痛くないから効かない。」 とは一概に言えません。
強い刺激が好きな方もいらっしゃいますし、刺激に過敏な方もおられます。

当院では様々な医療現場(病医院、専門学校での臨床技術指導等)の鍼灸臨床20年の経験を元に、できうる限りの治療効果を得るため、問診時のインフォームドコンセント(説明と同意)により、根拠のある説明に勤め、安心感して施術が受けられるようにしています。

鍼の技法として、刺してすぐ抜く「単刺法」、刺したまま10分程度置く「置鍼」、刺した鍼に低周波の電流を流して筋肉の血行促進をはかる「パルス鍼」などがあります。
これらの手技が、症状によって使い分けられます。
また、症状の改善によっても使い分けます。

ただし、スポーツ選手などから「早く治したい」と相談された場合には、稀にあえて痛みの出る手法を使うこともありますが、その時は必ずご相談の上施術します。

入浴については、鍼を刺しても皮膚にほとんど傷をつけることはないので、注射の時とは違いお風呂に入っても衛生的に問題はありません。
しかし、鍼を施すことで、血液循環の促進(必要なところに血液や栄養を集める)など体内で悪いところを回復させるために必要な変化が起こっています。時間が許すのであれば、施術後は30分~1時間くらいはゆっくりしていただけると、より施術効果を高めることができます。






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