治療案内(39)
2009年1月31日(土)
スケートによる痛み
治療案内×39
最近、当院にスケートによる腰や下肢の痛みで来られる小中学生、高校生の生徒さんが増えております。
ウインタースポーツが盛んな時期、過度な練習や適切な指導を受けずに筋肉や靭帯を痛めてしまう場合も少なくありません。
当院では、プロ野球選手やサッカー選手、相撲力士などあらゆる分野のスポーツトレーナーとしての経験をもとに、解剖学や運動学、筋肉生理学などの専門的知識により、適切な治療及びトレーニングの指導を行っております。
http://akutsu.rash.jp/intyou-page.html
よい記録を出すためには、プロのトレーナーが必須です。
ウインタースポーツが盛んな時期、過度な練習や適切な指導を受けずに筋肉や靭帯を痛めてしまう場合も少なくありません。
当院では、プロ野球選手やサッカー選手、相撲力士などあらゆる分野のスポーツトレーナーとしての経験をもとに、解剖学や運動学、筋肉生理学などの専門的知識により、適切な治療及びトレーニングの指導を行っております。
http://akutsu.rash.jp/intyou-page.html
よい記録を出すためには、プロのトレーナーが必須です。
2009年1月30日(金)
「しゅん」に掲載
2009年1月18日(日)
パニック障害について
治療案内×39
パニック障害の代表的な症状は三つあります。
① パニック発作
突然、激しい不安感とともに心臓がドキドキしたり胸が締め付けられたり、呼吸ができなくなるなどの自律神経症状が重なって起こります。「このまま死んでしまうのではないか」「気が狂ってしまうのではないか」という恐怖感に襲われます。
② 予期不安
このようなパニック発作がまた起こるのではないかと常に不安な心理状態に置かれます。
③ 広場恐怖
逃げたくても逃げれない場所や助けを求められない場所に行くとパニック発作が起きるのではないかと不安になり、電車やバスや人ごみの多いところや美容院などを避けるようになります。
現代医学では、パニック障害の起こる原因は、生命の危機を感じたときに分泌されるノルアドレナリンという神経伝達物質が異常分泌されるためという説が有力視されています。
ノルアドレナリンは、自律神経を司る脳幹の中の青班核と呼ばれる部位から分泌されます。青班核が誤作動を起こしノルアドレナリンを必要もないのに分泌すると、不安や恐怖を感じる大脳辺縁系や視床下部にも伝わり自律神経が変調をきたすためにパニック発作が起こるのです。
そしてパニック発作が繰り返され習慣化してしまうことによってパニック障害に至るというわけです。
一般的な病院治療としては、ノルアドレナリンの分泌を押さえる作用のあるトフラニールやアナフラニールという薬品か、パキシルやルボックス、デプロメールなどのノルアドレナリンの分泌を抑制する作用のあるセロトニンの生成を補助する薬品の服用によりパニック障害症状を押さえようとします。
また、めまいがパニック障害の原因になっていることがあります。
めまいは、耳の奥の内耳という組織が変調することで起こります。内耳は自律神経との繋がりが深いためにめまいが原因でで自律神経にも変調が起きます。
その結果自律神経の失調として突然の動悸や発汗などパニック障害症状が引き起こされるのです。
朝起きるのが辛い人や寝起きにふらつく人、下を向いて作業していると気分の悪くなる人や天候が悪化すると調子を崩す人は、めまいがパニック障害を起こしている可能性があります。
針灸医学では、パニック障害を自律神経系全体の異常として捉えています。
自律神経は、環境の変化に応じて内臓や血管の働きや呼吸運動を無意識のうちにコントロールする神経です。しかし、人間関係や仕事の過大なストレスが脳組織にダメージを与えると自律神経のコントロール機能も異常をきたします。
これが原因となって、パニック障害が起きるのです。
変調をきたした自律神経の働きを元に戻すには、針灸刺激を自律神経の根元に与える必要があります。
自律神経は、脊椎の骨の間から出て全身に行き渡っています。
脊椎のツボから自律神経の根部に針灸刺激を与えると、その刺激が自律神経の活動を再活性化させ、自律神経を司る脳幹にまで信号を伝えます。
その結果脳幹も活動が再活性化し、脳幹から自律神経に指令が伝えるようになり、自律神経全体の組織が再び活動を始め正常化と同時に内臓機能や呼吸運動も正常化しパニック障害も収まる経過をたどります。
もう一つのパニック障害の原因として、パニック障害の患者さんの肩や首周囲の筋肉がガチガチにコリ固まっていることが挙げられます。
パニック障害になると、度重なるパニック発作のために筋肉が常に緊張しっぱなしになり肩や首の筋肉が異常にコルようになります。
肩や首周囲の筋肉は、呼吸する際に呼吸を補助する重要な働きをします。
深呼吸してみてください。肩が首に向かって引っ張られるのを感じるでしょう。ゆえにこの辺りの筋肉を緩めておかないと、パニック発作を起こした際に呼吸が上手くいかず酸素と二酸化炭素の吸入と排出がコントロール出来なくなるのです。肩の呼吸補助筋である僧帽筋や肩甲挙筋、首の呼吸補助筋である胸鎖乳突筋や斜角筋に鍼を刺し、円滑な呼吸が出来るようにしてパニック障害の悪循環を断ち切ります。
筋肉の動きは、神経を伝わる電気信号によって収縮することによりコントロールされます。
金属で出来ている針は、導電性があります。よって、針がコリのある筋肉に刺入されると、神経を伝わるコリの痛みの電気信号を針の方へ誘導します。その結果、コリ痛みを体外へ逃がしてコリを遮断するという避雷針のような働きをするのです。
このような針の作用を利用して針灸治療では、パニック障害によってコリの発生している首や肩周囲の筋肉に直接針を刺し治療することができるのです。
パニック障害症状に応じてこれらのツボの刺激量を加減して、病気に対する治癒能力を最大限に高めます。
ゆえに針灸治療には副作用もありませんし、依存性もありません。
安心してパニック障害の治療が受けられます。
長期にわたるパニック障害治療の行き詰まりを解決するには、新しい視点でパニック障害に対応することが必要なこともあるのです。
過去は変えられません。
しかし未来への選択としてのきっかけで変わります。
パニック障害を克服する針灸治療もあるのです。
① パニック発作
突然、激しい不安感とともに心臓がドキドキしたり胸が締め付けられたり、呼吸ができなくなるなどの自律神経症状が重なって起こります。「このまま死んでしまうのではないか」「気が狂ってしまうのではないか」という恐怖感に襲われます。
② 予期不安
このようなパニック発作がまた起こるのではないかと常に不安な心理状態に置かれます。
③ 広場恐怖
逃げたくても逃げれない場所や助けを求められない場所に行くとパニック発作が起きるのではないかと不安になり、電車やバスや人ごみの多いところや美容院などを避けるようになります。
現代医学では、パニック障害の起こる原因は、生命の危機を感じたときに分泌されるノルアドレナリンという神経伝達物質が異常分泌されるためという説が有力視されています。
ノルアドレナリンは、自律神経を司る脳幹の中の青班核と呼ばれる部位から分泌されます。青班核が誤作動を起こしノルアドレナリンを必要もないのに分泌すると、不安や恐怖を感じる大脳辺縁系や視床下部にも伝わり自律神経が変調をきたすためにパニック発作が起こるのです。
そしてパニック発作が繰り返され習慣化してしまうことによってパニック障害に至るというわけです。
一般的な病院治療としては、ノルアドレナリンの分泌を押さえる作用のあるトフラニールやアナフラニールという薬品か、パキシルやルボックス、デプロメールなどのノルアドレナリンの分泌を抑制する作用のあるセロトニンの生成を補助する薬品の服用によりパニック障害症状を押さえようとします。
また、めまいがパニック障害の原因になっていることがあります。
めまいは、耳の奥の内耳という組織が変調することで起こります。内耳は自律神経との繋がりが深いためにめまいが原因でで自律神経にも変調が起きます。
その結果自律神経の失調として突然の動悸や発汗などパニック障害症状が引き起こされるのです。
朝起きるのが辛い人や寝起きにふらつく人、下を向いて作業していると気分の悪くなる人や天候が悪化すると調子を崩す人は、めまいがパニック障害を起こしている可能性があります。
針灸医学では、パニック障害を自律神経系全体の異常として捉えています。
自律神経は、環境の変化に応じて内臓や血管の働きや呼吸運動を無意識のうちにコントロールする神経です。しかし、人間関係や仕事の過大なストレスが脳組織にダメージを与えると自律神経のコントロール機能も異常をきたします。
これが原因となって、パニック障害が起きるのです。
変調をきたした自律神経の働きを元に戻すには、針灸刺激を自律神経の根元に与える必要があります。
自律神経は、脊椎の骨の間から出て全身に行き渡っています。
脊椎のツボから自律神経の根部に針灸刺激を与えると、その刺激が自律神経の活動を再活性化させ、自律神経を司る脳幹にまで信号を伝えます。
その結果脳幹も活動が再活性化し、脳幹から自律神経に指令が伝えるようになり、自律神経全体の組織が再び活動を始め正常化と同時に内臓機能や呼吸運動も正常化しパニック障害も収まる経過をたどります。
もう一つのパニック障害の原因として、パニック障害の患者さんの肩や首周囲の筋肉がガチガチにコリ固まっていることが挙げられます。
パニック障害になると、度重なるパニック発作のために筋肉が常に緊張しっぱなしになり肩や首の筋肉が異常にコルようになります。
肩や首周囲の筋肉は、呼吸する際に呼吸を補助する重要な働きをします。
深呼吸してみてください。肩が首に向かって引っ張られるのを感じるでしょう。ゆえにこの辺りの筋肉を緩めておかないと、パニック発作を起こした際に呼吸が上手くいかず酸素と二酸化炭素の吸入と排出がコントロール出来なくなるのです。肩の呼吸補助筋である僧帽筋や肩甲挙筋、首の呼吸補助筋である胸鎖乳突筋や斜角筋に鍼を刺し、円滑な呼吸が出来るようにしてパニック障害の悪循環を断ち切ります。
筋肉の動きは、神経を伝わる電気信号によって収縮することによりコントロールされます。
金属で出来ている針は、導電性があります。よって、針がコリのある筋肉に刺入されると、神経を伝わるコリの痛みの電気信号を針の方へ誘導します。その結果、コリ痛みを体外へ逃がしてコリを遮断するという避雷針のような働きをするのです。
このような針の作用を利用して針灸治療では、パニック障害によってコリの発生している首や肩周囲の筋肉に直接針を刺し治療することができるのです。
パニック障害症状に応じてこれらのツボの刺激量を加減して、病気に対する治癒能力を最大限に高めます。
ゆえに針灸治療には副作用もありませんし、依存性もありません。
安心してパニック障害の治療が受けられます。
長期にわたるパニック障害治療の行き詰まりを解決するには、新しい視点でパニック障害に対応することが必要なこともあるのです。
過去は変えられません。
しかし未来への選択としてのきっかけで変わります。
パニック障害を克服する針灸治療もあるのです。