健康(24)


200899(火)

血液サラサラの食べ物

健康×24

血液サラサラの食べ物

東洋医学では、ドロドロの血液を”瘀血”(おけつ)といいますが、原因は様々です。
冷えや熱によるものよるもの、ストレスや疲れによるもの、食事の偏りによるものなどです。

ドロドロ血液にも様々な種類があります。
『ベタベタな血液』
白血球同士の粘性が高く、血管の壁にくっつき易い血液。
【原因】
過度のストレスや過労
【東洋医学的な観点】
・気が滞る”気滞”型(きたい)
・イライラ、怒り易いなどの”肝気鬱結”型(かんきうっけつ)
・気が不足している”気虚”型(ききょ)

『ネバネバな血液』
赤血球の柔軟性が低下して、本来くっつき合わない赤血球同士が塊を作ってしまう血液。
【原因】
糖尿病、糖質の摂り過ぎ、肥満
【東洋医学的な観点】
・余分な水分が溜まる”痰湿”型(たんしつ)
・胃腸が弱い”脾胃虚弱”型(ひいきょじゃく)

『ザラザラな血液』
血小板の凝集性が高まるような原因が存在することで、無数に塊を作る血液。
【原因】
冷たい物、辛いもの多食、お酒の飲み過ぎ、糖分の摂り過ぎ
【東洋医学的な観点】
・冷えが凝集する”寒邪”型(かんじゃ)
・熱が妄行する”熱邪”型(ねつじゃ)

さて、これらのドロドロ血液を解消するための食べ物には、どのようなものがあるでしょう。
基本的には、私たち日本人が昔から口にしてきた食材が一番の効果があるようです。その中でも次の食材が、最も血液をサラサラにします。

《黒酢》
即効性があり、赤血球の変形能を高めます。血小板の凝集を抑えます。

《梅肉エキス》
ムメフラールという成分が血小板の凝集を抑えます。

《納豆》
血小板の凝集を抑えます。ビタミンB2が酸化を防ぎます。

《青背魚》
赤血球膜の質を良くし、変形能を高めます。血小板の凝集を抑えます。

《黒豆》
血小板の凝集を抑えます。抗酸化力に優れています。

《緑茶》
血小板の凝集を抑えます。抗酸化力や殺菌力に優れています。

《トマト》
赤い色素のリコピンには抗酸化力があります。高血圧を予防します。

《玉ねぎ》
血小板の凝集を抑えます。血糖値を下げ、善玉コレステロールを増やします。

《ブロッコリー》
豊富なビタミンCやβーカロチン、ポリフェノールには、抗酸化作用があります。

《ビール!》*飲みすぎに注意しましょう(^_^;)
赤血球の変形能を高めます。葉酸が新しい血液を作るために働きます。



200897(日)

自律神経の乱れ

健康×24

自律神経の乱れ

・自律神経のバランスの乱れは病気の原因
 自律神経とは、我々の意志とは無関係に体の働きを調節している神経です。夜眠っているときにも心臓が止まったり、呼吸が途絶えたりしないのも、自律神経が働いているためです。
自律神経のバランスが崩れることによって免疫が低下して発病し、自律神経のバランスを整えることで免疫を高めて病気を治すことができます。
 自律神経には、交感神経と副交感神経とがあります。日中は交感神経が優位になって血管を収縮させ、脈拍が上がり、呼吸数も増え、仕事や勉強に精を出すことができます。反対に、睡眠時や食事中などは副交感神経が優位になって血管を拡張させ、脈拍をおさえ、呼吸数を減らし、消化を促進します。このように、交感神経と副交感神経がバランスよく働くことで、我々は日々の生活を送っています。
 この自律神経のバランスがくずれて一方に偏った状態が続くと、自律神経失調状態になります。自律神経失調状態が進むと、不眠やイライラ、頭痛、さらには癌やリウマチ、免疫疾患といったさまざまな病気が引き起こされてきます。

・免疫の主役は白血球
 免疫とは体を病気から守る仕組みで、主に血液中の白血球がその役割を担っています。血液中の主な成分は、赤血球、白血球、血小板などがあります。赤血球は酸素や栄養を体の細胞に運ぶ役目をします。血小板は血液を固まりやすくする成分で、血管を修復したり、けがをしたときのかさぶたとなったりします。
 白血球は免疫の主役で、大きく分けて顆粒球、リンパ球、マクロファージがあります。顆粒球は細菌などのサイズが大きな異物を食べて処理し、リンパ球はウイルスやガン細胞といったサイズの小さな異物にくっついて処理するという具合に、異物の大きさによって役割が分かれます。マクロファージは処理した異物と顆粒球やリンパ球の死骸を処理する働きがあります。
 ここで大切なのが、顆粒球とリンパ球の割合です。
通常は、顆粒球が54~60%、リンパ球が35~41%、マクロファージが約5%となっています。
 理論的に自律神経と免疫が連動しているため、交感神経優位だと顆粒球が増え、副交感神経優位だとリンパ球が増えるのです。
 現代人は、ストレスによって交感神経優位の状態が続きやすい環境にあります。働きすぎ、心の悩み、痛み止めの長期使用などによって交感神経が優位になり、顆粒球が増えた状態が続きます。
 顆粒球の寿命は2~3日で、死ぬときに大量に活性酸素を放出します。体内の活性酸素の7~8割は顆粒球が放出したものです。活性酸素はとても大切な働きをしますが、増えすぎるとその強力な酸化力で臓器や血管などに障害を引き起こします。動脈硬化、癌といった症状や病気の引き金となるのです。加えて、交感神経緊張状態だとリンパ球が減っており、病気に抵抗することができません。

・自律神経の乱れを正す
 病気を予防したり治したりするには、自律神経のバランスを整えればよいわけです。
 自律神経と免疫の調整をすることで、"生体の反射"を起こさせ、交感神経優位から副交感神経優位の状態に変えるのです。

自律神経の治療によって副交感神経を優位に導き、
症状がよくなってくるにしたがい、顆粒球とリンパ球の割合と数が正常範囲に近づいていきます。
 癌、リウマチ、膠原病、パーキンソン病、潰瘍性大腸炎、高血圧、糖尿病、C型肝炎、胃潰瘍、耳鳴り、めまい、難聴、白内障、偏頭痛、顔面神経マヒ、ひざ痛、腰痛、円形脱毛症、前立腺肥大症、頻尿、不眠症、冷え症、痔、便秘、水虫など、自律神経のバランスの乱れで起こるさまざまな病気が自律神経と免疫の調整で、改善が可能なのです。



200895(金)

自分でできる、月経不順改善の「つぼ」マッサージ

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自分でできる、月経不順改善の「つぼ」マッサージ

月経不順改善ツボ
三陰交
月経不順もタイプによっていろいろありますが、ここでは最も多いタイプとして、瘀血タイプ(代謝の滞った状態)と血虚タイプ(貧血・低血圧等)の人にとても有効な経穴(ツボ)です。
もちろん、ほかのタイプの人でも有効なので、是非試してみてください。

使う経穴は”三陰交”というツボ。
位置は、足のうちくるぶしの最も尖ったところから上に指4本分のところにあります。ちょうど、脛骨(すね)の際にあります。月経不順の人はこのツボを押すととても痛いと思います。
画像
この場所を、親指で円を書くように少し押し気味にマッサージし、または、軽く指圧してもいいでしょう。やや重だるい感じ、痛気持ちい感じを得られるくらい刺激してください。

生理の1週間ほど前より、一日1回マッサージすると効果があります。

ツボのとり方
①足関節の内側の突起(内くるぶし)の一番高いところから上4横指
②脛骨(すね)の後縁

効能:冷え症、足のむくみ、生理痛、生理不順、おりものが多い、難産、不眠、糖尿病等



200893(水)

冷えは万病の元

健康×24

冷えは万病の元

東洋医学では自然との関わりをとても大切にしています。病気になる原因にもこの自然が大きな影響を与えています。東洋医学では、病気になる原因を大きく3つに分けています。気温や自然環境から来る"外因”と自分の体内から起こる”内因”、それからそのどちらでもない”不内外因”です。
それでは、冷えはどういう原因で起こるのでしょう。
【外因】
外から来る原因で一番わかりやすいのは、冷たい風に当たることですね。冷たい風には冬の寒さによるものが最初に思い浮かぶと思いますが、夏場のクーラーのあの冷たい風も冷えの原因になります。特に夏場のクーラーは薄着になっていますので、余計にその冷たい風が体の中に入りやすいので、特に女性にとっては最大の敵といえるでしょう。こればかりではありません。例えば夏に汗をかいてそのままにしておくと体は冷えていきますし、雨に濡れたりしてもやはり冷えていくのですね。
油断していると冷えはいろんなところから襲ってくることを覚えておく必要があります。
東洋医学では、冷える元凶を”寒邪”といいます。
【内因】
自分の体の中から起こる冷えにはどんなものがあるでしょう。
内臓にも心があります。感情の乱れは体に流れている気血の流れを乱してしまうので、内臓にある心を傷つけてしまうのです。最も冷えに関係のある臓腑は、肝・脾・腎。
肝は血の巡りを良くする働きがあり、必要に応じて血液の量をコントロールします。
脾は血の元である気を作るところであり、また肝の働きを助け、水分の代謝をコントロールしています。
腎は生まれ持った気(エネルギー)が収まっていて、体のエネルギーの元であり、また代謝機能をコントロールしています。
冷えは血液循環が悪くなる(瘀血)ことによって起こる場合と体を温めるエネルギー不足(気虚・陽虚)によって起こる場合がほとんど。その血液循環を悪くしエネルギー不足の原因が、肝・脾・腎を傷つけてしまうことなのです。
ストレスを溜めていませんか?
肝を傷つけて血液循環が悪くなります。
仕事のことや人間関係のことで考え込み過ぎていませんか?脾を傷つけて気が作れなくなります。
将来のことや悩み事で不安に駆られていませんか?
腎を傷つけて体の機能が低下してしまいます。
冷えは感情の乱れからも起こるということを知っておきましょう。
【不内外因】
上の2つ以外の原因は何でしょう?
それは普段の飲食と過労です。
飲食から来る原因で一番わかりやすいのは、冷たいものをたくさん飲むことと食べること。
夏になるとペットボトルを片手に街を歩いている人はたくさんいますね。
クーラーの利いた部屋で冷えたビールを飲んでいませんか?
冬でも冷たいジュースを飲んでいませんか?
食事では生ものは体を冷やす原因になります。
サラダは健康に良いからと生野菜をたくさん食べるのは体を冷やす元凶です。最近では、冬でも夏の野菜(きゅうり、トマト、レタスetc)が売られていますから、ついつい買ってサラダにして食べてしまいますね。これは、体を冷やしますので注意してください。
消化に悪い脂っこいもの・甘いもの・乳製品などをたくさん摂取するのは、脾を傷つけてしまいますので冷えの原因を作ってします。
それから仕事のし過ぎ、運動のやり過ぎによって体力を消耗してしまうとエネルギー不足(気虚・陽虚)になってしまい、結果として血液循環が悪くなり体が冷えていきます。
適度な運動は血液循環を良くしますので是非やっていただきたいのですが、健康に運動が一番だ!といって、はりき
仕事のし過ぎで過労状態が長引くとネルギー不足に拍車をかけてしまいます。ネルギー不足に陥って外因や内因などが重なって、冷えだけではなくさまざまな症状を引き起こすことになります。

*冷えは冷えだけでは終わらない
冷えは、単に手足が冷える・腰が冷える・お腹が冷えるだけではないのです。
女性の場合、不妊・月経不順・、無月経・月経前症候群・、月経痛・不正出血。
更年期障害などを引き起こす原因になります。
不眠症やのぼせ症も、冷えから来る場合があります。
重たいものを持ったわけではないのに、顔を洗おうとしてちょっと屈んだらぎっくり腰になったなんてことをよく聞きますね。
慢性疲労症候群や自律神経失調症なども体が冷えることによって、体全体の機能レベルが低下することで引き起こされます。
”私は手足が熱くてしょうがない”という人も、実は内面に冷えを抱えているのです。
東洋医学では、陰陽のバランスが崩れることによって、体調を崩すと考えます。
陰が少なくなる(陰虚)と、相対的に陽が多くなりますから手足が熱くなるという症状が起こります。頭がのぼせて足が冷えるという症状も同じ原因で起こります。

*冷えをどう克服するか
鍼灸の治療では、体の気・血・水のバランスを整えることによって、冷えている体が自分で温めることができるように作用いたします。

温浴をして温める
*手足が冷える
足浴や手浴などの部分浴をしましょう。
【方法】
精油
洗面器に通常の入浴温度よりもやや熱めのお湯をいれ、足浴の場合足くるぶしの3~4㎝、手浴の場合手首の上まで付けます。自然塩かすった生姜を2かみほど入れると良いでしょう。10~15分行います。また、ラベンダーの精油を2滴ほど入れるのだけでも良いでしょう。香りが一緒に楽しめます。

*全身が冷える
半身浴をしましょう。
【方法】
浴槽にむるめのお湯を、おへその少し上までつかるくらい入れ、30~40分かけて汗を十分に出します。
じっくり入るのがポイントです。
冬場は上半身が冷えないようにタオルをかけましょう。
また、浴槽にラベンダーの精油を2滴ほど入れるとリラックス効果も得られまず。

グッズを利用して温める
*腹巻き&カイロ
普段からお腹が冷えないように腹巻きをしましょう。冬場はカイロを下腹部に入れておくと全身が温まります。

温野菜を摂る
食事は、生野菜や刺身などの生食は避け、温野菜や煮魚を食べるように心がけましょう。
*体を温める食材一覧
根菜類
ごぼう・人参・れん根・ねぎ・玉ねぎ・山芋・生姜
塩気の多い食材
塩・味噌・しょうゆ・明太子・チリメンじゃこ・佃煮・漬物
赤い食材
赤ピーマン・赤唐辛子・いちご・小豆・かに・えびの殻・
人参
黒い食材
玄米・黒豆・黒ゴマ
黒い食材は、腎の機能を補うのにとてもよい効果が得られます。

ハーブティーで温める
ハーブティーも体を温める効果があります。エルダリーフラワー・ジャーマンカモミール・アンジェリカ・ハイビスカスなどは、体の冷え改善に効果があります。
ラズベリールーフ・ローズヒップ・アンジェリカはホルモンのバランスを整えていきますので、生理不順気味の人にはお勧めです。

運動&リラクゼーション法で温める
*運動
特別にジムに通うとか、運動の器械を買う必要は全くありません。
1日30分の散歩が一番良いでしょう
少し早歩き程度(1分間で100m)で歩きましょう
ほどよく体も温まりますし、気分もリフレッシュします
ただ、汗をかいたら直ぐにタオルでふき取ってください。

*自律訓練法
体が常に緊張気味の人は、この方法を使うと体の力が抜け、リラックスすると血流が良くなります。
詳しい方法は、書店で自律訓練法に関する本が売っていますので、そちらをお読みになってください。
ここでは、簡単にその方法を説明します。
【方法】
まず、仰向けに寝てください。
ソファーやリラックスできる椅子に腰掛けてもかまいません。
最初に手(左右片方づづ)、次に足(左右片づつ)、体・最後に頭の順で、温かいあるいは重たいというイメージを描きます。
こころの中で温かくなると言いながら、手が温かくなるのを想像してください。
それを順番にやってきます。
次第に手足の力が抜け、徐々にぼわっと温かく感じられてきます。
最後に頭は涼しくなるとイメージして終わりです。
そのまま寝てしまう場合もありますから、不眠症気味の人は寝る前に行うと不眠解消と一石二鳥となるでしょう。



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