塗装の基本(23)


2008423(水)

壁の塗装の目安 2


今日も暖かかったですね!
明日は少し雨の予想も出ているので朝から洗濯して
おきました!w

さて、今日は昨日に続いて壁の塗装の目安は?
モルタル編です。

モルタルの壁の家の目安は
1.細いひびが入っている
2.太いひびが入っている
3.触ると手が真っ白になる

これが基準になります。
2と3の基準はホボ同じで 他にも剥がれている箇所があるなど
総合的に見ます。

ひびや、剥がれは目で見てすぐにわかることなのですが
白くなるのは触ってみないと実はわかりません。

塗装用語で チョーキング現象といいます

チョークの粉のような白い粉が手に付く現象です。

これは、外壁の色にたがわず どんな色であっても起こる現象です。

一見見た目は綺麗な家でも、触ってみると手が真っ白に!
なんて事は意外とあります。

チョーキングは紫外線により外壁の塗料の劣化粒子が分解・離脱して
表れる現象で
つまり、外壁の塗料の限界ともいえます。

これが進むと塗膜の剥離につながり
細かく剥離が進みます。

当然ひどい状態になると手が真っ白になるのですが
触っただけで粉がおちるような状態になります。

この状態になると、外壁は保護されている状態ではなく
雨水が浸入しやすい状態になっていて劣化を招く原因となります。

さらに、この状態になると当然上に塗る新しい塗料が
剥がれやすくなる(のらなくなる)ので、入念な洗浄作業と
場合によってはケレンと呼ばれるこすり作業
シーラーと呼ばれる下地用ノリ剤より強固なフィーラーもしくは
密着性の高い材料を使用しなければならず
最悪の場合は 塗膜の剥離(剥離剤を使用します)まで行わねば
ならない状況になります。

当然 工程が複雑になるほど値段は高くなっていくので
早めの対処が必要とされています。

意外と触ることの無い外壁。

一度 手で触ってみてください。
*サイディングでも同じような現象になる場合があります
 処置は同様です



2008422(火)

壁の塗装の目安は!?


今日も暖かかったですねぇー。札幌では開花宣言が出て
早くも満開の桜が多いそうです。
こちらでもチラホラとツツジやこぶし、木蓮が咲き始めてますね
春を満喫したい!・・ところですが 歯が痛いです・・
正確には歯茎なんですけど・・ 治療したところが化膿してるみたいです
早くよくなって欲しい。。

さて、昨日は屋根の塗装の目安について書きました
思いがけずレスをいただいて とっても嬉しかったです

今日は続いて 壁の塗装の目安について書きたいと思います。

壁も屋根同様、風雪雨日光 から家を守ってくれる大事な役目です

北海道 十勝は屋根材はホボ 板金ですが(コロニアルやスレートもありますが)
壁は色々な素材が使われています。

勿論 その素材ごとに塗り替えの目安のサインがあるので
まずは自宅の外壁の素材が何か チェックすることから始まります

最近多い サイディング素材 は パネル状に圧縮した
板材のひとつですが
こちらの場合、殆どの住宅で コーキングと呼ばれる
ゴム状のつなぎ目が入っていると思います(縦にまっすぐ)
このゴム状のつなぎ目が塗り替えの目安のポイントになります

1.コーキングに小さなヒビがある
2.コーキングとサイディングの間が剥がれている
3.コーキングが完全に剥がれている

上記1-3の順で危険度を示しています。
しかし、見た目はなんともなくても押して帰ってこなければ
既にゴムとして機能してない場合も多々あります。

簡単な診断方法としては
●指で押してみて反動があるか

あまり感じず パサパサしているかな と思えば

ボールペン(ノック式)の先端を出してコーキングに刺してみてください

ずぶっと入ってしまった場合
コーキングはゴム状ではありません 劣化しております

入らずに戻ってきた場合
まだゴムとして機能が残っています 経過を観察してください


以上です。 簡単でしょうか?

他には、勿論 色あせ 外壁のひび割れ、剥がれ、欠落
などがあげられます。


モルタルの場合はどうでしょうか。
少し長くなってしまったのでこれは次回に。

今日も屋根のお見積もりを頼まれていったお宅で壁が
限界を迎えようとしておりました。
頼まれては居ませんが、壁の現状のお写真も一緒に
お出ししようと思っております。

明日も良い天気になるといいですねw



2008421(月)

屋根塗装の目安は?


まるで初夏のような日が続きますが、個人的にすっかり体調を
崩してしまいました。
甘かったですね!皆さんも気をつけてください。

今日は当社から1名 帯広動物園に塗装のボランティアが行っております
毎年、帯広市塗装組合が主催して行う活動のひとつで
大事な活動でもあります。
残念ながら写真は撮れないのですが、綺麗になった動物園が
毎年塗られていること  ボランティアなこと
少しでも多くの方が知ってもらえたらと思いますw

さて、今日は屋根塗装はどのくらいの時期に施工するのが
いいのか について簡単に書いていこうと思います。

1.前回の塗装から8年以上経過している
2.雪が落ちにくくなっている
3.色があせてきている

以上三つが目安の基準です

しかし、これだけでは???だと思いますし
この状態ではまだどうしても
『塗装しなくてはいけない』という状態ではありません

では、どうしても塗装しなくてはいけないような状態とは

1.前回の塗装から10年以上は軽く経過している
2.雪が落ちにくく、家の中に雨漏りなどの跡がある
3.色がはげてきている
4.さびが出てきている

この以上に当てはまるような事態だと早めに診断してもらうのを
お勧めします!

屋根の塗料の耐久年数は一般的に5-8年といわれています。
雪が以前より滑りにくくなったりということで
実感されてお電話されてくるお客様が多いです。

しかし、あまり劣化がひどいと 錆びが進行したり
前回の塗料が退化したりして、それ以上の措置をとる必要があります

最悪の場合 張替えに至ることも・・・。

多少の穴はコーキングで止めてしまいます。
しかしそれは小さな穴に限るので大きくなると無理なんです。

意外と穴に気づかれない方もいらっしゃいます。
雨漏りも気づかない方も・・。

家の中の天井付近のクロスが不自然にしみになっていたりすると
サインのひとつです

あまり屋根をじっとみる機会は少ないと思いますが
まずは上記3点に当てはまるお宅の方は
自宅の屋根を良く見てみると 何かわかるかもしれません

特に小さな錆びや、色あせは 劣化が始まったサインでもあります

外に出るついでに 屋根もちょっとだけ見てあげてください!



2008414(月)

見積もりの七つ?道具


見積もりの七つ?道具

こんにちわ!月曜日なのに優れない天気で
ちょっと憂鬱になってしまいますが、明日からは
いいお天気の予報!ぜひ当たって春らしい日をすごしたいですね!

今日は塗装の見積もりはどうやってやるのか
その一部をご紹介します。

住宅や、マンション、小規模なビルなどの場合
見積もりは『実測』で行うことがあります。

住宅やマンションでは主流ですね。

他の方法としては図面からひろう方法があります。
これは確認申請図面をとってある場合のみ有効な手段で
複雑な家や、大きなマンションやビルなどはこれでなくては
難しい場合もあります。

ですが普段は殆ど実測です。

持って行く道具は・・・・

スケール(金属メジャー) メジャー(ビニール製メジャー)
高さ棒(高さを測る棒状のメジャー)

これに、ノート、ペン、デジタルカメラ が加わります。

・・・って6種類じゃん!

画像

いえいえ、最近当社でとうとう導入したのが
写真左上にも載っている
レーザースケール ですw

これは赤外線ポインターの原理でものに反射して
距離が測れるという優れもの!

これさえあれば、高さ棒もメジャーも必要じゃないのです!

画像
伸びる高さ棒(呼び名は当社オリジナルかも・・)
伸ばしていない状態で当社のは高さ1.4mもあります・・


・・・・でも形状によっては使えないこともあるので
やっぱり持っていくんですがね(笑)

これを買ってから劇的に高さ棒の出番がなくなりましたが
高さ棒を持っていると
その大きさゆえか(伸ばしてない時点で1,4mあります)
道行く人に不思議そうに見られることが多くって・・(苦笑

伸ばして、高さを測るんですが
8mくらいまで伸びるもので、手動なので 一生懸命
伸ばしている姿は結構笑えるのかも・・。
伸ばしたら反動で戻ってきちゃったりして 
まだ、計ってないのに・・・
そして風などで揺れると意外と重いので大変なんです。

結構苦労していたので、レーザースケールは重宝してます!

この7つの道具を持ってお宅の長さ 高さを測り
窓の大きさや、ドアなど塗装しない面を測って(壁の場合)
計算して見積もりを提出します。

この道具たちは無くてはならない必需品です。



200847(月)

いい塗料って・・・??


週末はなんとなくぐずついていて
期待していた日曜日も風が強くて午後からは太陽も出ずに・・

と思ったら今日は打って変わって『暑い!』ですねw
自宅の花壇をじっと見つめてしまいました。
そろそろガーデニングを始動される方も多いのでは?

さて、今日は良く聞かれる質問で
『いい塗料はどれですか?』
という言葉があります。

『なるべくいい塗料を使って欲しい』

こう言われる方も結構多いです。

塗料の種類は何種類くらいあるか、想像したことありますでしょうか?
ざっと・・・実は数え切れません。

塗料は塗料メーカーが製造しているのが主ですが
その、メーカーだけで何十社
さらに、メーカーが出している塗料とすると・・・

となります。

当然 ピンキリ と言われるものは多々あるのですが

『いい塗料』 イコール 『永久的』

では勿論ありません。

基本的には、物件に見あった塗料 という考え方があると思います。

たとえば サイディングの住宅の場合
サイディングの間に入っているゴム状のコーキングは
ゴム製なので寿命がとても短く10年もすると
殆どの住宅で亀裂やわれ、はがれ が生じてきます。

これに対して、塗料をたとえば20年持つものを塗装しても
10年後にはコーキングが剥がれ
一緒にチリ際の塗料が剥がれてしまったり、
コーキングだけ打ち直すと色が合わなかったりして
結局のところ また塗り替えを強いられる結果になる場合があります。

屋根にいたっても同じで
出始めの塗料の実際の性能は使用してみないとわかりません
最近ではとても高価な屋根用塗料が発売されましたが
当社ではお勧めしておりません。
やはり、それだけのお金をかけて、10年後また塗り替える
という処遇になると、もったいないからです。

屋根は特に土地柄、氷に覆われるので傷が付きやすく
傷がついてしまえば、塗料は剥がれそこからさびが発生します。
ですからどんなにいい塗料でも傷は防げず 塗り替え
ということが想像できるのです。

そうは言っても安い塗料では不安だという方もいらっしゃいます。
しかし、安いイコールだめというわけでもなく
そのお宅 お宅の状況に合わせてグレードを検討するのが
一番の方法だと思うのです。

ですから事前の診断はとても大事な作業だと思います。




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㈱川原田塗装
地元帯広で創業70年の老舗塗装店です
塗装というと中々難しいイメージがあるとおもいますが
それを払拭していけたら と思います。

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