20151130(月)

『ソフトな整体』です


『ソフトな整体』です

オステオパシーは一般の方にはほとんど知られていないので、どんなものかを説明するのに難渋します。


結論から言えば、受けてもらうのが一番いいです。



昨今は、骨をバキバキする手技は「怖い」という印象を持たれるので「ソフトな整体」をうたっているお店が多いようです。


私はソフトなテクニックを使うことが多いので、「ソフトな整体です」と説明することが多いです。


ただし、オステオパシーは技術というよりも治療哲学ですので、その中には骨をボキボキする手技もあれば、ソフトなものもあれば、機械を使うものもあります。


ちなみにボキボキする手技はオステパシーがルーツだそうです。米国の文献によると、ボキボキする方法で治療して重大な事故が起こったことはないそうです。


日本は資格制度がないので、一度セミナーに行っただけでオステパシーができますという人から、セミナーに足繁く通って熱心に練習しているセラピストもいます。


ここは一般の方が施術を受けるのに不安な要素ですね。
ま、しかし資格があったからって、安心とは限りませんけどね。

ま、しかし、このブログでは、そういった不安をできるだけ軽減してもらえるよう情報発信していきます。



20151128(土)

筋膜について2


筋膜について2

筋膜は筋を包んでいる膜のことだけではないと言いましたが、では筋膜の定義はなんなんでしょうか?

これは、実は組織学的に定義が非常に難しいのです。

解剖学的には、硬膜、腹膜、胸膜、筋筋膜、心膜、骨膜などなど、場所によって呼び名が変わります。

その組成はコラーゲンが主体なのですが、その比率、厚み、線維の方向など、色々あるので、一概に組織学的に定義するのが難しいのです。



オステオパシーが何故筋膜に着目するのかと言えば、筋膜が非常に重要な機能を担っているからです。そして、それが見落とされているからです。

骨格と合わせて前回出てきたテンセグリティ構造の一部を担っていて、人体の構造や動きの基盤となっています。

人は骨と筋肉だけで立っているわけではありません。私が理学療法士になったときは、筋膜のことを全く習わないので、そういうイメージを持っていました。そして、筋肉をほぐしたり、鍛えたりして姿勢をよくしようと考えていました。筋膜に問題があるのに、そんなことをやっても意味がないことは、オステオパシーから学びました。


想像してみてください、筋肉を覆っている筋膜がないことを。いくら筋肉が収縮しても筋膜がないとうまくを力は伝達されません。

筋膜が整っていない状態で筋トレしても効率が悪いということになります。



もう一つ重要な役割は、循環に大きく関与するということです。そもそも、動脈、静脈、リンパ、神経などはそれ自体が筋膜に包まれています。そして、それらが筋肉や内臓を包んだりぶら下げたりしている膜の中を通って全身に張り巡らされるのです。

ということは、

筋膜がよじれると、これらの脈管もよじれて循環が悪くなるのです。

筋膜がよじれた状態でリンパドレナージをしても効率が悪いということがいえますね。


まずは、筋膜を整えることをお勧めします。
やり方は、、、これは職人技なので優秀なオステオパスに診てもらうのが一番ですね。


まだまだありますが、今日はひとまずここまで。



20151127(金)

大雪警報


大雪警報

帯広、大雪警報です。

京都から帰ってきて、いきなり雪かきです。
すごい量の雪でびっくりしてます。


カムナビの駐車場でスタックしてしまいました。

みなさんもお気をつけてくださいね。



20151126(木)

ドメイン取得


今日は、京都での施術と所用を終えて帯広への帰路に着いております。


今回は施術以外にも、Webサイト立ち上げの打合せもしてきました。現状、とりあえず無料でテンプレートが使えるサイトで立ち上げてますが、もうちょっとしっかりしたものを作ろうと思っています。


ドメインは

ka67vi.com

を取得しました。公開したらご案内させてもらいます。



20151125(水)

筋膜について1


筋膜について1

筋膜について語るべきことは、たくさんあります。
オステオパシーは人体のあらゆる構造、さらに精神、感情、魂、人によってはエーテル体やアストラル体などにも踏み込んで診ていくのですが、構造面では筋膜をかなり重視しています。


最近、NHKの『ためしてガッテン』で、

「肩こりの犯人がようやく判明しました。筋膜です」

とやっていました。

オステオパシー実践者からすれば、「え? 今頃?」となります。
創始者のA・T・スティルは百年以上前から、「筋膜は生死の場である」と言っています。


さらに言えば、肩こり=僧帽筋の筋膜、といった局所的で対症療法的な観点だけに陥っているわけでもありません。



筋膜については、医療従事者すらほとんど理解していないと思います。筋膜に関する専門書がほとんどないからです。医師にとっては、オペの時に切るから少し気にしている、程度です。


筋膜は筋を包む膜と思っている方がいますが、それだけではありません。

「筋膜」は日本語訳に問題があるので混乱を招いています。

今、私が言っている筋膜とは「Fascia(ファシア)」です。
筋を包んでいる筋膜を区別したい場合は「myofascia(マイオファシア)」と言います。
日本語でも「筋筋膜」という場合もありますし、単に筋膜という場合もあります。
使っている人の意図を聞かないとわかりませんし、このことを理解している人も少ないかもしれません。
ややこしいです。


ですので、私がいう筋膜とはFasciaのことで、全身に張り巡らされた膜のことをさし、筋肉だけではなく内臓や神経や骨なども包んでいます。


そしてこれらは全てが繫がっています
だから全身が関連します。
皮膚は柔らかくて、引っ張っても全身に波及しませんが、その下の筋膜はボディスーツのようなもので、引っ張ると全身に波及します。


人体は写真にあるようなテンセグリティという構造でできているのです。
どこかが歪むと全体がそれを補正していきます。
これを筋膜組織が担っているのです。



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自然医学研究所 カムナビ
京都出身。オステオパシーという徒手による治療法で、十勝の皆様に健康をお届けするお手伝いをさせていただきます。

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