2015831(月)

おはぎ魔女

猫話×153

おはぎ魔女

さてさて、こちらはクソ暑いです。

暑さ寒さのちょっとあった19日から
まおさんが動けなくなりました。


食事も取れず、次の日にはトイレにもよた着く有り様で。
3日程通院させましたが原因はわからず
(まあ。老衰だよねー)


アレほど大好きだった草を見てもコマツナを見ても
ちょっとだけ目をそちらに向けるだけで。

もうね。あかんなこれはって思った。


1日150CCくらいづつ点滴と
新しく栄養剤の注射をする事に。



強制給餌の餌も吐きまくる有り様で。
どんどん骨が筋張って皮が薄くなって

注射をして2日目の朝には
トイレにも立てないようになりまして。





もう覚悟するしかないのかな。

もう誕生日迎えたのだから(22日)
もういいよね。


そういう諦めムードでね。うちは。




もう、死んでしまうなら
せめてまおさんが大好きだったものを食べさせてあげたい。

病気だからって封印してたあれこれを
解き放ったろうやないか。





もうもう、

好きだった高級本枯節かつお節だの

よつ葉のかろやかしぼりだの

さかき屋の草大福だの

ダイイチのおはぎだの

用意したさ。






食えないまでも舌の上だけにでもって思って出したんですよ。


そしたらうつろな目でかつぶしをスルー。






ああ。もうコレでダメならもうあかんな・・・と




思ったその瞬間


目がクワッと開いたと思ったら





這いずったままで



ガブッと









ダイイチのおはぎに食いついたです(汗)



そしてそのままムシャムシャと

顔中あんこだらけにして


半分ベロっと食べて



そして昏々と眠りに。






ああ、もうこれが最後の晩餐だったのか。

悲しいけど仕方ない。


覚悟を決めて見守りました。






そのまま、

6時間ほどたった時



いきなりトイレにふらつきながらも歩いて行って

その後に





さかき屋の草大福を食い散らし

かろやかしぼりを飲みつくし

本枯節をアグアグと噛みしだき









大きなゲップをしましたよ・・・(汗)




そしたら目が。

あんなに弱々しかった目が


シャキーンといつものまおさんになって




「おかーさん、アタシおはぎ食べたいんですけどー」




ええかげんにせんかいwwwwwww

死にかかってたのも忘れて
思わずどつきそうに。



それから10日。




今日のまおさん、完全復活。







画像
「おはぎ食べたーい。ダイイチのがいいわぁ」




(汗)







まぁ、ノルマは30歳だから

それまで頑張ったらまた食べさせてあげよう。



それまでお預けな!(笑)



死神もおはぎには勝てない

そんなおはぎ魔女。

まだまだお迎えは来られちゃ困ります。






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