2011422(金)

不名誉な称号と彼女の危機

猫話×153

不名誉な称号と彼女の危機

今日いきなり大家さんが来た。
聞けば猫の事だという。

でも、猫を飼う事については
最初の段階で了承を取っていた事だし

猫ドアまでつけてくれた住居は
快適そのもので
まおさんもこの家をいたく気に入っている。

いまさらOKだということで契約したものを
なんでNG?と聞き返せば




まおさんのことではなくて

下の猫のロミィのことだと言う。







ああ、きたか。


正直そう思った。



数日前
ロミィが眉間に怪我をしているのを見つけた。

幸いそれほど酷くはなかったので
軟膏を塗っておいた。

人に石やとがったものをぶつけられたような
そんな傷跡がちょっと気にかかっていた。


誰かが眉をひそめて
彼女を見ている。

そんなことは予想するにはたやすかった。





内容はこうだった。


引越ししてきたばかりの「うち」が
無責任に餌付けして猫を集めている。
外に餌を出して猫を集めれば
これまで以上に庭や畑が荒らされるので
抗議してほしい。




で、なぜかうちにではなくて
大家のほうに振興局の担当が行ったらしい。




大家「困っちゃってねぇ。あんた餌やるのやめてよ」


私「でもこの猫らは下のKさんの猫だって
  大家さんも知ってますよね?」

大「まぁそうなんだけどさ。Kさんは野良だっていうし」

私「猫に餌やってくんねぇかって言われたってのは
  大家さんにも相談しましたよね?」

大「それはこないだ聞いたね」


私「でもKさんが猫を家に入れてたのは黙認してたでしょ?」


大「そうなんだけどー。でも元々うちは猫禁止だからね」



私「・・・。うちはちゃんと許可取って飼いますよって
  了承の元に引っ越したじゃないですか。
  外にも出してませんし。」

大「あんたんとこはいいんだけどさー。下にねぇ」


私「じゃぁ実際問題どうすんだって話ですよ。
  私だって猫を外で飼うのはものすごく嫌なんですよ。
  餌付けもあまりしたくないです。
  今入院するって年寄りが弱りきった姿で
  あんた、たのむなーっていわれて
  できねぇわっていえるんですかそれ。」


大「どっかに捨ててこれないかね?」


私「・・・あのですね。動物の遺棄は犯罪ですよ?


大「そうじゃなくてほら、学校とかの通り道にさ」


私「それって何の問題の解決にも
  なってないじゃないですか」


大「うちは面倒はごめんだよ!」


私「じゃ、ロミィ殺しますか。
  私が責任もってこの子の首しめますんで
  大家さんの裏庭の木にでも吊るしていいですか?」


大「そんな恐ろしいことを!!」


私「言ってることは同じですよ。じゃぁどうすんの?
  ってことですよね?」



私「猫が生きている以上、ここまで飼っておいて
  餌を与えないで放置して飢えて
  かえってゴミをあらしただとか
  勝手に人の家に入り込んで閉じ込められて
  糞尿したとかそういう道のほうを選びますか?」


大「・・・・・・・・。」


私「Kさんが戻ってきて猫が処分されたと知ったら
  私が訴えられたら個人の財産を勝手に処分ってことで
  簡単に犯罪者になれるんですよね。これ。

  餌をやってた人が飼い主とみなされるんですから
  ましてや委託していったのはKさんですし」


私「頼まれたとは言え、まだ1ヶ月にならないうちに
  こういう苦情を入れてくるってのは
  正直Kさんには恐くて言えないけど私だったら
  いくらでもいえるって思われてるってことですよね。」


私「じゃ、いっそこの猫捕獲して
  うちの風呂場ででも飼いますか?
  Kさんがいつ戻ってくるかわかりませんけど
  とりあえず猫に餌付けしてるという風評は避けれます。
  ついでにトイレトレーニングと検査は出来ますが?」


大「それはダメだわ!だってこんな外猫してたもんが
  子猫と違ってトイレ覚えるまでとか無理だろうし
  ものすごく臭くなるでしょうから
  家に匂いついちゃうからダメだよ
  絶対家の中には入れないで。」


私「だったらどうするんですか?
  下のKさんも正直いつ戻ってくるか
  その保証もないですよね?

  実際、うちもこんな不名誉はゴメンです。
  うちにいる猫の事情を差し引いても
  この猫を飼う気も最初からありません。


  まだ検査してませんが
  彼女もたぶん3~4歳でしょうし
  ずっと外だったのですから
  感染症の場合には新しい飼い主が見つかる可能性は
  本当にまったくないと思って欲しいです。

  そのトレーニングすらさせない
  ただどこかへ行ってしまえばいい

  じゃぁ最初からKさんに強く
  猫を寄せるなってなんでいわなかったんですか。

  今ここで猫の首しめろって言われたほうが
  まだはっきりしてていいですよ。」




大家さんを責めるのは可哀相ではあるが
猫のことは譲れないわけで。


大家さんはとりあえずKさんの息子さんと
Kさん本人に連絡を取るといって戻っていかれました。


そのあと振興局さんの担当さんに連絡するも
明確な対応策はなんら浮かばず。


同様に「困りましたねぇ」の一言だけ。


まぁそらそうだ(汗


くだんのKさん(おじいさん)


Kさんは肺に風船を入れて
広げる手術ではダメだったらしく
開胸しての手術になるそうで
まだまだ入院期間は延びそうとの事も判明。


年が年だし、開胸にでもなったら
どんだけ入院するのか・・・ってのは
予想もつかないわけで。


・・・・・・・・









わーい。頭の中がまっしろだヨ?




しかも私が無責任飼い主として近所にマークされてるヨ?





みんな投げやりだヨ?















本音を言えば


引越ししてぇ・・・(涙)




さーてどうすっかなぁ・・・・(涙)






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