2011年4月27日(水)
本音がぽろり。
猫話×153

姉が私の家にきた。
仕事の手を休ませ
二人でお茶を飲み
少ししてから
階下に人の気配を感じた。
「そういえばなんか窓が開いてたよ」と姉
おじいさんの身内の方かと思って
様子を聞こうと階段を降りた。
玄関に進んだその時に
おじいさん本人の姿がみえた。
ちょっと痩せてはいたが
本人は血色も良く
手術の経過も良好な様子が伺えた。
私の顔を見るなり
「今帰ってきたよ」でもなく
「猫の管理をありがとう」でもなく
憮然としたままで一言
「ロミィは?」
と言った。
預かってもらっている経緯や
近所からの話をすると
「それは病院で大家から聞いた」
と言葉をさえぎった。
「ロミィはどうなるんだ」
そこでおじいさんに説明を加えた。
数年もの間周囲の家では
猫の被害に耐えていたと言う話。
周囲10件ほどに事情を聞いたが
1件や2件ではなく8件ほどから苦情を聞き
おそらくもっと範囲を広げたなら
苦情はもっと多くなるだろう事。
特に家の前の畑を持っている人々が
一番被害にあっており、
私を含めた三者を告訴したいとまで言われたこと。
けれども、それらを1つ1つ説得して
とりあえず猫の飼育で
周囲に面倒をかけないようにしてくれるならば
周囲も今までのことは不問にすると言ってくれた事。
なので、現在預かりに出しているロミィは
室内飼いに切り替えて外に出さないようにし
野良猫などには餌付けをやめて
猫を家の周囲に集めることをやめて
周囲の感情を考えて約束できるのならば
返すことは可能であること。
今のままでは
猫に毒物でも盛りかねられない勢いで
猫が悪者になってしまったいること。
猫に被害も起きていること(傷がありました)
それらをできるだけ感情的にならないように
おじいさんに伝えました。
その時、足元を野良猫が走った。
おじいさんがいなくなってから
姿を見せなくなっていたゴン太だった。
「俺がさっきコンビニに行くときに
周囲で呼んだら帰ってきたんだ」
「俺に餌くれってねだって、本当に可哀相だ」
じゃ、ゴン太を家の中で飼いますか?
もしトイレの始末ですとかおじいさんが無理なら、
私が毎朝やってもいいですよと言うと
「猫は外でさせるからそんなものいい」
「こいつらは野良猫だ。飼えない」
・・・・・。
じゃ、ロミィどうしますか?戻しますか?
なんでしたら今姉がいるので
運転できますから、
車でロミィの預かりさんの所にいって
ロミィの顔みてきますか?送りますよ?
それからロミィのことを決めますか?
そう言うと
「見には行かない。
会えば俺はつれて帰りたくなるから。
ロミィのことは暫く考える。」
出来れば月末までには処遇を決めて欲しいことと
再度近所の迷惑の声が上がっていること。
迷惑をかけないようにして飼えないのなら
手元に戻してまた同じように迷惑をかけて飼うのは
たぶんもう無理だろうと伝えました。
おじいさんは話を聞く間
ずっと瞬きもしないで空を睨んでいました。
そして堰を切ったように
荒々しい声で私にこういいました。
罵声が多かったので
かいつまんで言えばこんな内容でした。
「猫の糞程度で文句を言いやがって」
「何様のつもりだ」
「猫を外に出さないで家の中で飼えば猫の虐待だ」
「家の中でうんこしっこしたらどうするんだ」
「ワクチンだの検査だのやりやがって金をせびるつもりか」
「手術はするなと言ったのに勝手にしやがった」
「おまえの餌やりが派手すぎて近所に目をつけられたんだ」
「今まで誰も文句なんか言ってきてない」
「おまえのせいだ」
「この猫さらいが」
・・・・・・・・・・・。
うーんここまで見事に理不尽だと
怒りも呆れもなにも感情におきないなぁと
そんなことを思ってしまったり。
夕方、お向かいの奥様から
野良猫の♂が戻ってきたことについての苦情を
こってりたっぷり30分聞き
携帯にはやはり周囲の御宅からの苦情の伝言が2件。
苦情のきていた一件一件に回り
先ほどのヤリトリの一部始終を伝え
とりあえずロミィについては
周囲とのトラブル続行で飼うようならば
既に虐待らしきものも行われており
現場に戻せないことを本人に報告し
本人が室内で飼うならば
トイレの掃除や砂の提供など全面的に私が協力することで
周囲や大家には了解を取り付けたが
現状では本人がそれを拒否しているので無理なこと。
オスに関しては私は関与しきれないこと。
それらを伝え
周囲に納得してもらった。
昨晩
戻ってきたゴン太と赤トラの雄の
盛大なケンカの声を聞いた。
おじいさんのいない一ヶ月の間
ここらの夜は静かだったなぁとしみじみ。
近所に猫の被害を聞いて歩いていたときに
ある人のよさそうな猫好きのおばさんに
元々ここいらは赤の縄張りで
昨年の春に流れ着いたゴン太との
いさかいが始まったと聞いた。
若いゴン太が
おじいさんと言うタニマチを手に入れて
赤の縄張りに食い込むべく
ケンカをしかけていることは想像できた。
猫のケンカの声は朝まで聞こえていた。
朝起きたら携帯の着信がやたらに増えていた。
近所の皆さんからだった。
内容は簡単に想像できる。
あー。めんどくさ
どうしようかなぁ。
引越ししてぇなぁ・・・(涙)
ロミィの処遇まであと数日。
たぶん答えは期待できそうにもない。
仕事の手を休ませ
二人でお茶を飲み
少ししてから
階下に人の気配を感じた。
「そういえばなんか窓が開いてたよ」と姉
おじいさんの身内の方かと思って
様子を聞こうと階段を降りた。
玄関に進んだその時に
おじいさん本人の姿がみえた。
ちょっと痩せてはいたが
本人は血色も良く
手術の経過も良好な様子が伺えた。
私の顔を見るなり
「今帰ってきたよ」でもなく
「猫の管理をありがとう」でもなく
憮然としたままで一言
「ロミィは?」
と言った。
預かってもらっている経緯や
近所からの話をすると
「それは病院で大家から聞いた」
と言葉をさえぎった。
「ロミィはどうなるんだ」
そこでおじいさんに説明を加えた。
数年もの間周囲の家では
猫の被害に耐えていたと言う話。
周囲10件ほどに事情を聞いたが
1件や2件ではなく8件ほどから苦情を聞き
おそらくもっと範囲を広げたなら
苦情はもっと多くなるだろう事。
特に家の前の畑を持っている人々が
一番被害にあっており、
私を含めた三者を告訴したいとまで言われたこと。
けれども、それらを1つ1つ説得して
とりあえず猫の飼育で
周囲に面倒をかけないようにしてくれるならば
周囲も今までのことは不問にすると言ってくれた事。
なので、現在預かりに出しているロミィは
室内飼いに切り替えて外に出さないようにし
野良猫などには餌付けをやめて
猫を家の周囲に集めることをやめて
周囲の感情を考えて約束できるのならば
返すことは可能であること。
今のままでは
猫に毒物でも盛りかねられない勢いで
猫が悪者になってしまったいること。
猫に被害も起きていること(傷がありました)
それらをできるだけ感情的にならないように
おじいさんに伝えました。
その時、足元を野良猫が走った。
おじいさんがいなくなってから
姿を見せなくなっていたゴン太だった。
「俺がさっきコンビニに行くときに
周囲で呼んだら帰ってきたんだ」
「俺に餌くれってねだって、本当に可哀相だ」
じゃ、ゴン太を家の中で飼いますか?
もしトイレの始末ですとかおじいさんが無理なら、
私が毎朝やってもいいですよと言うと
「猫は外でさせるからそんなものいい」
「こいつらは野良猫だ。飼えない」
・・・・・。
じゃ、ロミィどうしますか?戻しますか?
なんでしたら今姉がいるので
運転できますから、
車でロミィの預かりさんの所にいって
ロミィの顔みてきますか?送りますよ?
それからロミィのことを決めますか?
そう言うと
「見には行かない。
会えば俺はつれて帰りたくなるから。
ロミィのことは暫く考える。」
出来れば月末までには処遇を決めて欲しいことと
再度近所の迷惑の声が上がっていること。
迷惑をかけないようにして飼えないのなら
手元に戻してまた同じように迷惑をかけて飼うのは
たぶんもう無理だろうと伝えました。
おじいさんは話を聞く間
ずっと瞬きもしないで空を睨んでいました。
そして堰を切ったように
荒々しい声で私にこういいました。
罵声が多かったので
かいつまんで言えばこんな内容でした。
「猫の糞程度で文句を言いやがって」
「何様のつもりだ」
「猫を外に出さないで家の中で飼えば猫の虐待だ」
「家の中でうんこしっこしたらどうするんだ」
「ワクチンだの検査だのやりやがって金をせびるつもりか」
「手術はするなと言ったのに勝手にしやがった」
「おまえの餌やりが派手すぎて近所に目をつけられたんだ」
「今まで誰も文句なんか言ってきてない」
「おまえのせいだ」
「この猫さらいが」
・・・・・・・・・・・。
うーんここまで見事に理不尽だと
怒りも呆れもなにも感情におきないなぁと
そんなことを思ってしまったり。
夕方、お向かいの奥様から
野良猫の♂が戻ってきたことについての苦情を
こってりたっぷり30分聞き
携帯にはやはり周囲の御宅からの苦情の伝言が2件。
苦情のきていた一件一件に回り
先ほどのヤリトリの一部始終を伝え
とりあえずロミィについては
周囲とのトラブル続行で飼うようならば
既に虐待らしきものも行われており
現場に戻せないことを本人に報告し
本人が室内で飼うならば
トイレの掃除や砂の提供など全面的に私が協力することで
周囲や大家には了解を取り付けたが
現状では本人がそれを拒否しているので無理なこと。
オスに関しては私は関与しきれないこと。
それらを伝え
周囲に納得してもらった。
昨晩
戻ってきたゴン太と赤トラの雄の
盛大なケンカの声を聞いた。
おじいさんのいない一ヶ月の間
ここらの夜は静かだったなぁとしみじみ。
近所に猫の被害を聞いて歩いていたときに
ある人のよさそうな猫好きのおばさんに
元々ここいらは赤の縄張りで
昨年の春に流れ着いたゴン太との
いさかいが始まったと聞いた。
若いゴン太が
おじいさんと言うタニマチを手に入れて
赤の縄張りに食い込むべく
ケンカをしかけていることは想像できた。
猫のケンカの声は朝まで聞こえていた。
朝起きたら携帯の着信がやたらに増えていた。
近所の皆さんからだった。
内容は簡単に想像できる。
あー。めんどくさ
どうしようかなぁ。
引越ししてぇなぁ・・・(涙)
ロミィの処遇まであと数日。
たぶん答えは期待できそうにもない。
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