2011年7月2日(土)
「もしも ボクが」
猫話×153

もしもボクが 虹の橋のたもとに行っても
ママが悲しみで 涙を流しても
それでも誰かを愛する事を
ボクはやめて欲しくない
誰かを愛したり 誰かを受け入れる事は
本当に大変で 切なくて
たとえ一瞬でもボクの存在を忘れていると
ママが自分を責めたりすることもあると思うんだ
けれど ボクは
おみそのちいさな猫で
どうしてママが悲しんでいるかも
たぶんわからないと思うんだ
猫のお仕事は 愛されることで
悲しませることは お仕事じゃない
だから ボクはもうお仕事できないのかな?
そう思って焦っちゃうこともあるんだ
でも ボクはママの暖かい手を知っている
ママが どんなにボクを愛してくれたかも
だから、ママがボクのことを
たとえ一瞬でも忘れている瞬間があったら
それはボクがママから居なくなったんじゃなくて
ボクのこころが
ママの中に溶け込んでいるんだと
思って欲しい
そしてたくさんの
たのしいや うれしいを
ママの目で見て
ママのこころで感じて
そして誰かを愛して
たのしい うれしいを
たくさん たくさん 育てていくんだ
運命ってやつは
意地悪だったり 残酷だったりするけど
それでも時々 粋なこともしてくれる
ボクが ママに 会えたように
そして もしママが
ボクのいる 虹の橋にやってきたら
ボクはママといっしょに橋をこえていこう
たくさんの たのしい うれしいを
心につめこんで しっかり前を向いて
ママが愛した たくさんのものといっしょに
だからその時まで
愛する事をやめないで
ちいさなおみその ボクのために
ママとボクと 誰かのために
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園長です
冬さん、昨晩、卒業してゆきました。
ママさんになられた方は
先住猫さんを亡くされたばかりの方で
お話を聞いていても
とても葛藤したことがよくわかりました。
そして冬ちゃんに出会って
彼を受け入れたい自分を責めて責めて
苦しんでおられたことも知りました。
けれど
うちの冬なら
きっとその混沌としたお気持ちに
なんらかの形をつけてくれると信じています。
だって、冬はなーんにも考えていない
本当に新雪のように まっさらな子なんです。
きっと亡くなった先住猫さんも呆れるほどに、ね(笑

うん。キミならできるさ。
ママさんをよろしく頼むよ!
猫のお仕事 頑張ってね!!
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