猫話(153)


201193(土)

さーどぱーていつーる

猫話×153

さーどぱーていつーる

かな猫PC専用

外部 NDD(にゃーどでいすくどらいぶ)

容量 チビテラバイト


主な機能\r

オーナーのPCの長時間使用を監視・妨害すること



警告音:「ぴにゃー」






意味「眠くなったでっちよ。早くやめないかなぁ・・・」







(^^;)キミはよく働くねぇ。。。


さてそろそろ寝ようかね。



2011831(水)

唐猫奇談

猫話×153

唐猫奇談

うちは何故かシャム猫に縁がある。
姉の家に居る猫もシャム猫で

私が以前可愛がっていた猫もシャム猫だった。



そして、今、
ここに居るまおさんですら その暑い国の血を引く。


なんでそんなに縁があるのかと思い出したら、、、

それはきっとたぶんあの猫から始まった縁なのだと思う。





昔、私がまだ若い頃

バイトしている店に
一匹の猫がよく餌を貰いに来ていた。


とても素性の良さそうな可愛いシャム猫で
見るとおなかが大きいようだった。

日に日に大きくなるおなかは
数匹の子猫が入ってるようだったが、
みんな店の物置などに産まれたら困るので邪険にしていた。


「あんただって大変なのにね」


猫に餌こそあげないが、会うたびに彼女を撫でた。
夏の最中なのに彼女は人に抱いてもらおうと必死だった。



ある晩、遅目に仕事を終えた私は
自転車にのって家路を急いだ。



すると、足元を何か黒い小さな影が必死に追ってくる。


それは・・・彼女だった。



大きなおなかを抱え、必死で追ってくる。

あわてて自転車を止めて彼女を抱える。
どうも様子が変だ。
必死にしがみついてくる。

そして何かを訴える。


まるで

「おうちに連れて帰って」と
必死に訴えているように見えた。


その頃実家に暮らしていた私は

彼女の訴えを聞き入れてやれるわけが無く
彼女に、私の代わりの猫好きを
斡旋してあげる事しか出来なかった。


代りの猫好き…私の祖母のことである。


私の祖母は一人暮しをしていたのだが、
25年連れ添った猫が亡くなって寂しい生活だった。



「もう猫は死ぬから要らんて」


「そう言わないで飼ってあげてよ。かわいいし」



そう言い争う二人を尻目に、猫は祖母の家に上がりこみ
窓際のソファーの上に丸くなるとおもむろにいきみだし

あっという間に3匹の子猫を生んでしまった。


そしてそのまま、そこで暮らす事にしてしまったのだった。


3匹の子猫は母に似たシャムネコで
それぞれに貰われていったが

一番小さいオス猫だけが残された。


母猫は2ケ月程してまた発情がやってきて
大きな声で鳴くようになってしまった。

丁度、祖母が病院に入院したのを機会に
私の母が半ば強引に病院に連れていって
避妊手術してしまった。

帰って来た彼女は
ひどい人間不振と耐えられない痛みに脅えきっていた。


祖母が入院中なので
母が餌を与えに祖母の家に行ったのだが、
その手術の日を堺に母猫は姿を消してしまった。

何度呼びかけても母猫は出てこなかった。
やっと離乳したばかりの子猫がよちよちと出てくるだけで
守るべき母猫の姿はどこにも無かった。

そのうち、祖母の家のどこからか
ものすごい腐臭がしだした。

おそらく具合の悪くなった母猫が
縁の下で亡くなったのだろうとみんな考えた。

父が畳をあげて縁の下を覗きこんだがその姿は無かった。

その匂いも2週間程で消え、
祖母が退院してからはみんな忘れてしまった。




ーそれから4年。


祖母が亡くなった。
あの時の子猫は立派な雄猫になって育っていた。

その猫はうちの2番目の姉が引き取る事になった。

母猫によく似たシャムネコ。
青い目がとても似ている。

祖母の荷物を片付けこの家を明渡さなくてはならない。
ここに飼うわけにはいかなかった。


箪笥の中身を小さなダンボール箱に移し、
大きな冷凍庫を実家にはこぶべく動かした。

冷凍庫の陰から
小さな魚がカチカチの干物になって出て来て
みんな苦笑した。


祖母が買った魚を冷凍しようと置いておいたものを
猫がイタズラして壁との隙間に落したのだと思われた。


冷凍庫はかなりな重さで
老女の手ではずらす事すらままならない。


「だから臭かったのかもよ」


母がこちらを見もしないで言った。


「猫が死んで臭くなってたって話した事があったじゃない。
床下まで探したけれどどこにも居なかったじゃない。
本当は猫は他所へいっただけで、
臭かったのは魚だったかもね」


「こんな小さな魚だけじゃ、臭くないって」

父が言った。


「あら、婆ちゃん、
買ったばかりの荒巻鮭が無いって探してて
私が見てあげたらその裏に落ちてた事もあるんだから。
まったく猫なんか飼うから」


母が苦々しそうに言う。



箪笥が運ばれ、冷凍庫が運び出される。
父と手伝いの人が大きなカップボードを動かした時だ。

「あっ」と小さく手伝いの人が叫んだ。



「うわ、こんなところにも鮭が挟まってるよ。
 すっかり骨と皮になってる」

父が言った。

「をい。そこの袋に入れて捨ててしまってくれ」

私に頼む。






ゴミ袋を片手に、
その鮭の骨を入れようとした時、




全身が総毛立った。


あるものが見えたから。









骨にあの

半月型にカーブした[爪]がついているのが見えた。







「彼女だ」瞬時にそう思った。






彼女はそこに居た。
ずっと、何年もそのままで。




壁と重いカップボードの隙間に
おそらく上の隙間から落ちたのだと思う。



人が信じられなくなって、痛みに混乱して
落ち着ける場所を、探していての事だろうと思った。


人間不信になっていた彼女は、
呼ぶ声に答えないまま



そのままそこで息絶えたのだ。





彼女の骨はすんなりとしたままで、
全部が繋がっていて

自慢の長い尻尾はそのまま魚の骨のように見えた。
タオルに包んで彼女のまだ残った毛を見つめた。



「気付いてあげれなくてごめん」


ただ涙がこぼれた。




気持ち悪いと取り乱す母を置いて
父と祖母の家の要らなくなったものを
街の集積所に捨てに行った。



「猫だったもの」を腕に抱いて。



街が見える場所を掘って包まれた彼女をそこに埋めた。



それから祖母の家のたくさんのものをどんどん捨てた。
二人とも寡黙になったままで。

その日はずっとみんな寡黙だった。




もう10年以上も昔の話だ。

彼女の眠る山は今も静かであって欲しい。






…そして今。


うちには彼女によく似た猫が居る。
彼女が好きだったようにソファーで眠りながら。


きっと逝く時には抱いていてあげようといつも思う。
彼女のような寂しい最後だけはさせたくない。



「もし似たような猫を飼ったら、寂しくさせない」

そう彼女に約束したから。






そしてまおさんは何も知らず
今日もひだまりで眠りこけている。


彼女のように目を細めながら。



2011828(日)

今日の乳児猫 「最終兵器」

猫話×153

今日の乳児猫 「最終兵器」

wish ホワイトプロジェクトの
イケメン兵衛’zの
卒業が決まったようです~。


預かり様にそのまま就職なさる模様。


おめでとうございますー!!




で。おまえんとこはどうなんだ?
って空気なんですが。








「…諦めたらそこで試合終了ですよ?」
byスラムダンク

ってことでまだ諦めてません!
(いい加減にsry)





「…だがまるで成長していない」
byスラムダンク



昨日なんか
吐く&下るで
栄養なんか取れるわきゃねー。




そんなワケで秘密兵器導入。


画像
ロイヤルカナン
退院サポート
&高栄養・免疫サポートパウダー



・食欲不振
ストレスなどで食欲が低下しているときでも
摂食を促すよう、高嗜好性に設計しています。

・栄養不良
少量でも充分なカロリーが摂取できるよう
高エネルギー化するとともに、
消化性の高い原材料を使用しています。

・回復期
速やかな体重の回復をサポートするために
エネルギー密度と嗜好性を高めています。

・外科手術後
外料手術後の回復期に充分な栄養がとれるように
カロリー密度を高くし、各栄養素を強化しています。
また、手術後の炎症を考慮して、
ω3系脂肪酸(EPA、DHA)を増強しています。



ぱっと見るだけでも
すごい効能なのですが・・・


じゃ、なんで早く使わないんだと思われるかと…。


実はコレ
嗜好性が良すぎてこれを食わせたら
他のものをまったく受け付けなくなる


んですね・・・。

以前まおさんが弱ったときにあげたら
しばらくこればかり欲しがって

すぐに超メタボになったのと


あと


これ、、、正直お高いんです。




飼い主のお財布と精神に
同時にダメージが来ると言う。

まさに最終兵器です。



効果は抜群でいまのところ
吐き戻しもなく便も順調です。

少食のぼっちゃまでも
ぱくぱく食べてくれます。

が、あまり無理しちゃ元もこも。


欲しがる量だけ少しづつ与えて
残りが出ないように調整です。





・・・じゃないとね。





誰かさんがすぐ盗み食いして
アゴのしたに吹き出物こさえますからねー。







画像
いいじゃないのすこしぐらいぶつぶつ


成人病のアナタには厳禁です!






当分見張りつつのご飯風景になりそうです。
がんばれキヨマサ~!


画像



2011826(金)

坊ちゃま昼寝中

猫話×153

坊ちゃま昼寝中

雨も上がったし。


今のうちに買い物でも行ってくるべかね(笑)



2011825(木)

今日の乳児猫 「マーライオン」

猫話×153

今日の乳児猫 「マーライオン」

こんにちは かな猫です。

ヒデ&カゲが卒業して
飼い猫修行へ出かけたあと

問題児キヨマサ坊ちゃんなのですが

猫カフェの店長さんには
「末永くヨロシク☆彡」と言う
呪いの お言葉を頂いているのですが


んー。どうせならちゃんとガッチリ育て上げて

玉の輿に乗せたいっていう
変な野望が捨て切れません。ええ。


まぁうちなんざ 
滑り止めにもならないような
下の下な貧民家庭なので

できりゃ彼には苦労したぶん
もっともっと幸せな家庭を探しちゃおうじゃないか!!

とかふつふつと思ったりしちゃってるわけです。


が。

このおはぎ野郎。ちっとも太りません。

兄弟はおそらくもう1キロ越えただろうなと
思うんですが

半分しかありません。

軽くPooh3家の
カスミちゃんのお子さんにも軽く追い越されてます

ほんまにこんなんでデビューでけるんかいな・・・

と思っていたら・・・



ここ4日ばかり嘔吐が始まりまして。


2日目の夜には

よくこんな量吐けたなというくらい
大量に吐きまして

画像
イメージ映像


また病院に行くことに(涙)



吐瀉物のサンプルを提出して
先生に状況を説明。


●吐いたのは寝起きの時で 目が覚めて吐く前に異常行動と鳴き声がある。

●吐いてしまえばケロッとして遊んでいたりする。

●便は4日ほど出ていない。

●吐瀉物の内容はほとんどが透明な胃液 

●食欲はやや落ちている。           


吐瀉物の内容と状況から
おそらく
胃食道逆流症かなぁ。

と思ったら先生の所見は大体同じだったようで。


ただ、異物を食べての閉塞などの可能性も0ではなく
エコー診断してもらうことに。

結果、なにかが詰まってるのはわかったけれど
便なのか異物なのかはわからずじまい。

便が詰まったせいで圧迫されて
胃の内容物が逆流しているのかも?

と言うことで
胃腸を活発化させる注射を
していただいて1日の経過観察。



むー(涙)

よくおはぎ坊はこういうスタイルで寝てるのですが

画像
 
画像
胎児じゃないですヨ

これだと頭が低くなって
胃液が逆流しやすいので

身体の下に低反発枕を入れて
そーっと位置をずらします。



画像
キレイに伸ばして~ガリガリだな・・・。




あとは上からマチャ専用掛けふとんを・・

画像
さぁー眠りなさーいー。





画像
ニャルソックも見守ります。





今うちで預かってるのはマチャだけなので
昼間はリビングに放してソファで昼寝、

夜は私の布団で一緒に寝てるのですが
こまめに位置をちゃんと治してあげていると


嘔吐が止まりました少しですが便も出ました。


胃腸の発育が未熟で逆流しやすかったのかな。


当分は寝る位置を
ずらしてあげないとだめかもですね。

手のかかる坊ちゃんです・・・(涙)


デビュー・・できるのかなぁ・・・?



*********************

こんなお体の弱い?
キヨマサぼっちゃまですが

頭だけはすこぶる良いです。


夜、寝る前にPCに向かっていると…


寝室からキヨマサが走ってきて

私の足にピトっと前足を乗せて


「ぴゃー」(寝ましょ)

そしてまた寝室へ走っていく


と言うことを
何度も何度も繰り返すようになりました。


教えてないのにねぇ^^;


今日の夜も

キヨマサ、私、まおさんで


大の字ならぬ

小の字で寝るんかなー。。。




それではまた。



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