猫話(153)


201166(月)

母恋猫

猫話×153

母恋猫

「あら、あんたも猫飼ってるの?」

以前、よく通っていたおでん屋の女将が
私の携帯の待受を見て声をかけた事があった。


「うん。まぁあんまり性格のいい猫じゃないけどね」
私はおでんにかぶりつきながらそう答えた。


「そうなの…。やっぱり洋猫の血の入ってる子は
 性格がいまいちなのかしらね…。」


「やっぱり?って、女将も猫飼ってたっけ?」


「私じゃないんだけど、妹がね…」



その話を聞いた時はもう半年も前で
それから女将の店にもなかなか行けず

再度訪れたときにはそれから3ヶ月ほどが経っていた。


「さて、帰るかな。お勘定いいですか?」
食べ終わってお札を手渡した。

「ずいぶん早いのね。あ、猫ちゃんが待ってるの?」
おつりを渡しながら女将さんが言った。

「うん、まぁそうだね。早く帰らないとね。怒るし」

「やっぱりねぇ。この手の猫って気難しいの?」

「えーと妹さんとこの猫、なんか問題でも?」

「うん、そうなのよ。実はね…」


女将さんから聞いた話は以下のようなものだった。



女将の妹さん、A子さん宅の猫は13歳
洋猫の血が入った綺麗な雌猫だった。

名は マリコと言った。


A子さんと旦那さんは再婚同士で
旦那さんの奥さんは10年ほど前に亡くなったらしい。

亡くなった奥さんが13年前に
子どもの代わりにともらってきた猫。
それがマリコだった。

溺愛してくれた奥さんにマリコは非情に懐き
反対に仕事であまり家に居ない旦那さんには
ほとんど懐かなかった。

それだけならよくある話だった。


猫を飼い出して3年程たったある日
奥さんが亡くなった。

決められた餌と水。

そしてトイレの始末。

それだけやってと、亡き妻に頼まれた旦那さんは
そのままマリコと半年を過ごした。


半年ほどして新しい女性がその家にやってきた。

亡くなった奥さんのような猫好き。
その女性になつかないまでも
マリコには不自由のない日々がすぎていった。

5年程不自由のない生活が続き
やっとマリコも心を開いたかのように思えた時

その女性はもう二度とその家には訪れなくなった。


そして入れ違いにやってきた人が
A子さん。女将さんの妹さんだった。


元々動物全般が苦手だったA子さんが
まず条件として出した話は


寝室に猫を入れない。

だった。

そして旦那さんはその条件を受け入れた。


8年間
安心して眠る場所だった寝室から
マリコの寝床が運び出された。

ドアをひっかき、夜通し鳴いたが
ドアは開けられずカギがかけられることになった。

猫の餌や水、トイレは旦那さんの役割になり
深夜まで遅くなったりする場合には
2日や3日トイレが綺麗にならないこともままあった。


そんな日々が約1年ほど続き

ある日A子さんが
バスルームにしゃがみこむマリコを見つけた。

マリコは器用にバスルームの排水溝にしゃがみこむと
そこに排尿していたようだった。


「どおりで時々臭いと思った」


A子さんはマリコにスリッパを投げつけると
入り込めないようにドアを締めた。

けれども何度かその現場を見ることになってしまう。

その都度大きな声で威嚇しているうちに

マリコはソファの下、カーテンの下
押入れの中 玄関のマットの上
たまたま締め忘れた寝室の布団の上で
おしっこをするようになった。


「やっぱり年だからしょうがない」

旦那さんはそう言った。

「どうせあと何年も生きないだろうし」


愛情らしきものは感じられない言葉だった。



「やっぱり、猫も年を取るとダメなのね?」

女将さんが私に聞いた。

「それは…明らかにストレスのスプレーっていう行為で
年とかのせいじゃないと思いますよ。」

「たとえば寝室をいきなり変えられたのもそうですし、
なついてない人が大声だして追いかけ回したら
気が休まるとは思えませんよ」


「…なつくわけないと思うんだよねぇ」
と女将は言いずらそうに続けた。


ある日、妹さんの家に遊びに行った女将が
変なものをリビングに見つけたのだと言う。

100円均一で売っているような
安っぽい傘が何本も置かれていたのだと。


「なんで傘なんかあるの?」


女将がそう聞こうとしたとき
マリコがソファの下へ歩いていった。

それを見るが早いかA子さんが傘を手に取り
マリコの脇腹を傘でつついたのだと言う。


「この猫ボケちゃって座ったらすぐにおしっこするからさ」

忌々しそうにタバコを吸ってA子さんはさらに続けた。

「ホントは猫なんか大嫌いだから触りたくもないんだけど
亡くなった奥さんの猫だから旦那が煮え切らなくてね」


「でも、そんなことしたら可哀想でしょう」
女将さんが言うと

「このおしっこ臭い中で暮らす私の身にもなってよ。
いい洋服もおしゃれなカーテンも
みんなこのバカ猫が台無しにしたのよ
旦那が買ってくれた旅行カバンにさえ
入り込んでおしっこしたんだからね!」

あまりに激昂するA子さんにそれ以上言えず
女将さんは見てみないことにした。


「でもやっぱり、その猫がなんか可哀想でね。
なんかしっぽの付け根とか毛なんかがはげていてね
最近はすっかりガリガリになってんのよ。
妹は年のせいだよと言うんだけど…」

「……それ、虐待ですよ。立派な。
旦那さんは知ってるんですか?」


旦那さんは知っているとは思うが
老人施設に入っている自分の母の面倒を
なにかれとなくしてくれる
A子さんを失いたくないんだろうと話した。

A子さんにしてみれば嫌いな猫だが
亡くなった前妻の持ち物を勝手に処分するようで
旦那に言い出せないと言う。



「…妹さんがその家に行って何年でしたっけ」


「もう5年位になると思うわ。」


5年間もマリコは自由を奪われ
毎日つつき回され
そうして暮らしてるのか。

思っただけでめまいがして怒りで指先が冷たくなった。




「…それ、その妹さん。

私と話は出来るでしょうか。

理由はなんでもいいです。
おしっこのしつけでもなんでもいいですから。」


「うーん。そんな年の猫の
おしっこのしつけなんか出来るんです?」



「いえ。最初からそうじゃなくて

それは猫にも人にも不幸なことです。
できれば新しい飼い主さんを探したほうが…

辛くても手放すことも愛情の場合もありますよ
実際、年配の猫でも
飼い主さんが見つかったケースはあります。
おしっこはストレスが原因だと思うので
数ヶ月で矯正できると思います。」

女将さんはしばらく考え混んでいたが

「うーん…わかったわ。私も猫が可哀想だから
妹になんとか話してみるわね」

そう約束してくれた。

その日は女将に
私の携帯番号とアドレス書いた紙を渡して

その猫が今どうしているのかと思いつつ
そのまま家まで帰った。


数日待ったが
女将からなかなか返事が来なかった。
が、

待ち焦がれた返事は
ただ1通だけメールで

「妹が乗り気じゃない」と
返事がきただけに終わった。


煮詰まった私は

その猫がどうしているのか
それだけがずっと気にかかっていた。


13歳と言えばうちの猫ともさほど変わらない年で
10年もの間

愛してくれた「お母さん」
ただ主と決めた人を恋焦がれてただけなのに


人間のとんちんかんな無知のせいで
挙句に5年もの間虐待され続けてる。



猫にすれば一体どれだけの絶望感か。


もし、自分の猫がそんなことにあったら…

思っただけで寒気で腕がボツボツになる。


もし、引き取ったとしても
その子をどうするか。
飼い主さんを見つける間どうしたら。




頭の中がただ、ぐるぐるとしてめまいがした。





ある日、ロミィの寮費を納めにいった猫カフェで
hさんと猫の活動について色々な話をした。


「…よく、私は何もできないですが
保護だけお願いしますとか言われますよ。」


苦笑いしつつhさんが話してくれた。

「緊急性のある子とかは動いても
どうしょうもないことって本当にありますよ」



その言葉を聞いて
その時にhさんにマリコの話をした。



自由を奪われ虐待され続けているマリコ。

どうせ死ぬからと世間体の手前、手放さない旦那さん。

元々猫嫌いなのに旦那さんの手前
嫌だと言えないA子さん。



人の飼い猫である以上、どうしようもない私。



「野良だから」と

周囲から邪魔にされていたロミィとは
全然立ち位置が違う。



「これ、関わっちゃうと本当に私
 猫さらいになっちゃいますよね」

ぼつりと言った。


「…。」


hさんの顔を見ると
怒りで顔が青白くなっている。
ちょっと鋭い口調でhさんがこう言った。


「それ、かな猫さん。動いちゃいましょうよ。

 誰もその猫のこと愛してないじゃないですか。
 なんでそんなに何年も虐待なんて。」


もっともな意見ではあったが、
かと言ってそうも行かず。


「そのA子さん、猫嫌いで
 もう置いておきたくないんですよね。
 しかも旦那さんもどうでもいいって感じで。

 じゃ、せめて説得して猫を譲ってもらうか
 旦那さんがNoと言うなら
 ドアから間違って逃げちゃったことにしてもらって
 私たちでその猫をどうにかしてあげましょう!」

hさんに促され


「とりあえず妹さんでもいいから
 私と話をして欲しい旨をさらに続けておきます。
 なんでしたら私が旦那さんを説得するほうも
 なんとか頑張ってみます。

 うまく保護できたらその際には
 なんとかおしっこの矯正は私がやってみます。
 飼い主の募集の際はお世話になります。」

力強い言葉に後押しされて
すぐに大家に直談判に行った。


知り合いの猫さんを預かることになるかもしれない。
(1~2ヶ月単位)
元々飼い猫で外に出たことがない飼い猫だと言うと

大家は「あんたの好きにしたらいいでしょう」
ただし、爪とぎなんかはさせないでね。
と快諾した。

ロミィの時とは雲泥の差だった(怒)



それから何度か女将のところに行き
なんとか妹さんを紹介してもらえるように
話したが

妹さんの側で会いたくないというつれない返事だった。


だが、数日前に

「妹が話をする場をもってもいいという話をしている」

そういう知らせを受けた。

「では、妹さんの都合のいい日にちをお知らせください」

やっと解ってくれた!
なんとか動くかもしれない。



そう思っていた。





その矢先…女将からメールが来た。



















「猫が死んだそうです」





信じられない気持ちで
女将に電話をかけた。

いきさつはこうだった。




マリコは2~3日前から体調が悪く
その日もヨロヨロとバスルームに
排尿のためか入り込んでいたらしい。

それをA子さんが見つけ


怒鳴りつけ
いつもより強く横腹を傘でつついたら




…マリコはそのまま

吐いたままで痙攣し動かなくなってしまった。



それから数十分して再度見に行くと


もう横たわったままの目には
光がなくなっていたそうだ。






数日前から

マリコが酷く痩せ
毛も抜けて弱ってきたために



なんとかしてもらおうと
私と話をしてもいいと 連絡してきたそうだ。






もう、マリコの身体はボロボロになっていたのに。










hさんに

マリコのことを報告し

すべて終わったことを確認する。















「おかーさん。」



マリコの声が聞こえた気がした








10年待ち続けた

お母さんの腕で

今は安らいで眠っているのだろうか
















どこかで死んだ たった1匹の猫が

私の胸に焼き付いて離れない。





その毛の色もその声も

何も私は知らないというのに。



2011521(土)

最愛を失う前に

猫話×153

ここ2日ばかり
ひどい風邪をこじらせて伏せっていた。

咳が酷く 背中も痛いために
細切れの浅い睡眠になっていた。


朝の7時 私の携帯が鳴り
いつもならかかってきた先を見るのに

寝ぼけていたために
ついうっかり相手側の番号も見ずに
そのまま出てしまった。





「はい」



「あー、猫係の○○さんの携帯かね?」





猫係ってナンダヨ(汗)
いつ出来たよそんなもの(大汗)





「猫係じゃないですけど、○○ですが」


「猫を引き取ってくれるって人の携帯じゃないのか?」


「引き取りって・・・私はやってませんが(汗)
どちらでこの番号を聞かれましたか?」


「○○町内会のXXさんから聞いたんだが」


XXさんといえば、
前回ロミィ騒動の際にお話を伺いにいったうちの1件で、
もしまた困ったことがあったら
連絡先がわからないと仰っていたので
携帯の番号をお知らせした記憶があった。



あんのクソババアwwwwwwww
人の携帯気軽に教えくさりおって(汗)



「猫で困ってるんだ。ちょっと来てもらえないか」


「困っているって、何かあったんでしょうか?」


「家の真ん前で猫がはねられてのたうってるんだ。
 うちには関係ないのに気持ちが悪くてしょうがない。
 たのむから引き取ってくれないか」



「ちょ!!!」


はねられてのたうってるって(大汗)
おっちゃん何言うてますのん(汗

一気に目が覚めた。



「すぐに動物病院に連れて行ってください!!」


「病院なんかもっていったらお金かかるし
 誰が払うんだ!うちの猫じゃない。
 それにあんなに血まみれになってるもの
 気持ち悪くて触れるか!!」



うわぁ・・外傷ひどいのか・・・。


「とにかく急いで引き取りにきてくれ」


「とりあえず様子は見に行きますので
 その現場の住所を教えてください」



とりあえず、着替えて
ナイロンヤッケを着て
畳んだダンボールとガムテープ
ペットシーツを自転車にのせ

プラスチックグローブと
革手袋・大きめのバスタオル
捕獲用の洗濯ネットを抱えて
猫運搬バッグに突っ込んで
背中に背負って教えられた住所に向かう。


まだ小雨まじりの寒い朝
あまりケガが酷くなければいいけれど・・・。


住所の場所は
うちから自転車で2分ちょっとの
住宅街だった。

だが猫らしきものが見えない。


電話をくれた方の家のチャイムを鳴らす。

インターフォンごしに電話に出た老人の声がした。



「あの、電話を貰ったものです。猫はどこですか?」


「猫は家の前じゃない。うちの裏の道だ。
 茶の間の窓から見えるので
 気持ち悪くてしょうがない。
 なんとかしてくれんか」



裏に回ると 道の中央に黒い猫が横たわっていた。


何度か車にはねられたのか
口から大量の血を吐いていたが

既に死後硬直が始まっていて
かなり前の時間に亡くなっているのは明らかにわかった。


2歳~3歳くらいの若いオス

去勢はしておらず
青い水玉模様の首輪をしている。


「どうだ?さっきまで動いてたんだけどな」


庭から電話してきたおじさんが声をかけた。



「これ、もうダメですね・・・。
 何時くらいにはねられたんですかね?」



「たしか6時くらいだったかなー」



現在8時近く。・・・そら死ぬわな。


おじさんが言うには
ここ数日、野良猫同士の喧嘩が酷く
朝もいがみ合う声が聞こえていたそうで。


猫同士で喧嘩をして飛び出して行った先に車が。
簡単に想像のつく話だなぁと。



ちょっとだけ手を合せ

プラスチックグローブを履き
ペットシーツを広げて猫を抱えて載せる。


顔が綺麗なままで、まだいいかなと思ったり。

胸が大きく潰れていて
たぶん、すぐ保護しても助からなかったかも。

身体は大きく、比較的肥満気味で
毛艶もかなり良い。

だけれども、肉球がガサガサで固く締まっている。


「・・・ってことは普段から外に出ている飼い猫か」



首輪には何かが書かれていたらしき
あとがあったが消えている。

万が一と言うこともあって


一応外してみる。



ビンゴ。

裏にも飼い主の電話番号らしきものが書かれていた。

すぐにその番号に電話する。


中年の女性が電話に出た。


現在の場所を知らせて
猫が死んでいたことを告げると

電話の向こうで派手な嗚咽が聞こえた。


「うそ、なんで。」


飼い主はすぐに走ってやってきた。
やはり近所の猫だったらしい。


ダンボールを組み立て
猫をシーツごと入れ
そのまま上からタオルをかけ

飼い主に手渡す。

飼い主は今にも倒れそうなほど
泣き続けている。


「これ、、、どうすればいいんでしょうか」


「猫の火葬をしてくれる業者さんはいます。
たぶん、2万とかそのへんだと思いますが。
もしそういうのがお望みじゃない場合には
どこかおうちの庭などにお墓をつくる方もいますし」

家は現在アパートなので埋める場所はないが
実家の土地に埋める場所があると言うので
それがいいのじゃないでしょうかという話をした。

飼い主さんが言うには
4月に引越ししてきたばかりで
もう大丈夫だろうと外に出して2週間ほどの
事故だったそうです。


とりあえず、去勢と出さずにしておけば
今回のことは防げただろうことを説明。



気の毒だけれど、
真実だからしょうがない話で。



とりあえず、バケツに水をもらって
現場をさっと掃除したあと、



「うんうん。いやぁすごい対処早かったね
 さすが猫専門係りだね」

 と おじさん。


えーと(汗


今度からは

「市役所とか行政によろしく」

3度釘をさしておいた。



猫専門係りってなんやねん(汗
いつからそんな部署できたんや



なんともやるせない気持ちで帰宅。





そして








熱が上昇。


咳。さらに酷く。






風邪かなり悪化 ←いまココ。

猫係ホンキで死にそうです。





この季節

飼い猫さん野良猫さんの事故などが増えます。

去年の秋に生まれた子らが

繁殖可能な月齢に育ち

縄張りを求めて歩くためです。

猫はケンカなどで見境がつかなくなって

車などの来ている方向に飛び込むことも少なくないです。

それらを避けようとして

人間が事故を起こすケースも多いです。


近隣の家や物置に入り込んだり

糞尿の被害を起こしたり

喧嘩などの声が迷惑になるケースも増えています。



喧嘩や繁殖などによる

猫同士の感染症などによって

伝染病にかかる猫も多いです。

それらは一度かかると治癒することはありません。

長い付き合いでずっと闘病していかなくてはなりません。



どうかそれらのことを踏まえて

猫には的確な管理をお願いします。




猫には去勢・ワクチン・室内飼いなどをお願いします。


風邪で死にそうな猫係りからのお願いです。








ロミィの時も思ったけれど




猫は飼い主を選ぶことができない。

けれどひたすらに飼い主に愛を注ぐ。



そんな猫を大切だと思うのならば

そんな猫を愛しいと思うのならば


失う前に最善を尽くして欲しい。



その存在の大きさや

自分がいかに猫に甘えていたか


失ってみてから気づいても遅いのだから。



2011427(水)

本音がぽろり。

猫話×153

本音がぽろり。

姉が私の家にきた。

仕事の手を休ませ
二人でお茶を飲み

少ししてから

階下に人の気配を感じた。


「そういえばなんか窓が開いてたよ」と姉


おじいさんの身内の方かと思って
様子を聞こうと階段を降りた。


玄関に進んだその時に

おじいさん本人の姿がみえた。


ちょっと痩せてはいたが
本人は血色も良く

手術の経過も良好な様子が伺えた。


私の顔を見るなり


「今帰ってきたよ」でもなく

「猫の管理をありがとう」でもなく



憮然としたままで一言


「ロミィは?」


と言った。



預かってもらっている経緯や
近所からの話をすると


「それは病院で大家から聞いた」

と言葉をさえぎった。


「ロミィはどうなるんだ」




そこでおじいさんに説明を加えた。

数年もの間周囲の家では
猫の被害に耐えていたと言う話。

周囲10件ほどに事情を聞いたが
1件や2件ではなく8件ほどから苦情を聞き
おそらくもっと範囲を広げたなら
苦情はもっと多くなるだろう事。

特に家の前の畑を持っている人々が
一番被害にあっており、
私を含めた三者を告訴したいとまで言われたこと。

けれども、それらを1つ1つ説得して
とりあえず猫の飼育で
周囲に面倒をかけないようにしてくれるならば
周囲も今までのことは不問にすると言ってくれた事。


なので、現在預かりに出しているロミィは
室内飼いに切り替えて外に出さないようにし
野良猫などには餌付けをやめて
猫を家の周囲に集めることをやめて
周囲の感情を考えて約束できるのならば 
返すことは可能であること。

今のままでは
猫に毒物でも盛りかねられない勢いで
猫が悪者になってしまったいること。
猫に被害も起きていること(傷がありました)

それらをできるだけ感情的にならないように
おじいさんに伝えました。

その時、足元を野良猫が走った。


おじいさんがいなくなってから
姿を見せなくなっていたゴン太だった。


「俺がさっきコンビニに行くときに
周囲で呼んだら帰ってきたんだ」


「俺に餌くれってねだって、本当に可哀相だ」



じゃ、ゴン太を家の中で飼いますか?

もしトイレの始末ですとかおじいさんが無理なら、
私が毎朝やってもいいですよと言うと


「猫は外でさせるからそんなものいい」

「こいつらは野良猫だ。飼えない」




・・・・・。


じゃ、ロミィどうしますか?戻しますか?
なんでしたら今姉がいるので
運転できますから、

車でロミィの預かりさんの所にいって
ロミィの顔みてきますか?送りますよ?


それからロミィのことを決めますか?


そう言うと


「見には行かない。

会えば俺はつれて帰りたくなるから。

ロミィのことは暫く考える。」



出来れば月末までには処遇を決めて欲しいことと
再度近所の迷惑の声が上がっていること。

迷惑をかけないようにして飼えないのなら
手元に戻してまた同じように迷惑をかけて飼うのは
たぶんもう無理だろうと伝えました。


おじいさんは話を聞く間
ずっと瞬きもしないで空を睨んでいました。


そして堰を切ったように
荒々しい声で私にこういいました。

罵声が多かったので
かいつまんで言えばこんな内容でした。



「猫の糞程度で文句を言いやがって」

「何様のつもりだ」

「猫を外に出さないで家の中で飼えば猫の虐待だ」

「家の中でうんこしっこしたらどうするんだ」

「ワクチンだの検査だのやりやがって金をせびるつもりか」

「手術はするなと言ったのに勝手にしやがった」

「おまえの餌やりが派手すぎて近所に目をつけられたんだ」

「今まで誰も文句なんか言ってきてない」

「おまえのせいだ」









「この猫さらいが」



















・・・・・・・・・・・。








うーんここまで見事に理不尽だと
怒りも呆れもなにも感情におきないなぁと

そんなことを思ってしまったり。





夕方、お向かいの奥様から
野良猫の♂が戻ってきたことについての苦情を
こってりたっぷり30分聞き

携帯にはやはり周囲の御宅からの苦情の伝言が2件。


苦情のきていた一件一件に回り
先ほどのヤリトリの一部始終を伝え

とりあえずロミィについては
周囲とのトラブル続行で飼うようならば
既に虐待らしきものも行われており
現場に戻せないことを本人に報告し

本人が室内で飼うならば
トイレの掃除や砂の提供など全面的に私が協力することで
周囲や大家には了解を取り付けたが
現状では本人がそれを拒否しているので無理なこと。

オスに関しては私は関与しきれないこと。

それらを伝え
周囲に納得してもらった。








昨晩


戻ってきたゴン太と赤トラの雄の
盛大なケンカの声を聞いた。

おじいさんのいない一ヶ月の間
ここらの夜は静かだったなぁとしみじみ。




近所に猫の被害を聞いて歩いていたときに
ある人のよさそうな猫好きのおばさんに

元々ここいらは赤の縄張りで
昨年の春に流れ着いたゴン太との
いさかいが始まったと聞いた。

若いゴン太が
おじいさんと言うタニマチを手に入れて
赤の縄張りに食い込むべく
ケンカをしかけていることは想像できた。





猫のケンカの声は朝まで聞こえていた。





朝起きたら携帯の着信がやたらに増えていた。
近所の皆さんからだった。










内容は簡単に想像できる。










あー。めんどくさ
どうしようかなぁ。






引越ししてぇなぁ・・・(涙)


ロミィの処遇まであと数日。
たぶん答えは期待できそうにもない。



2011426(火)

経緯と報告と募集

猫話×153

経緯と報告と募集

こんにちは かな猫です。

猫カフェWishさんのブログなどで
既に知った方もいるでしょうが

待ち猫ロミィですが、
緊急ではありますが捕獲することになりました。

現在は猫カフェさんのほうのご好意もあり
カフェのほうで一時預かりされています。


検査が終わり、
猫エイズマイナス白血病マイナス
避妊手術済みだったことが判明しました。



数日寒い日が続き
猫カフェさんの店長さんが
ロミィの健康状態を気遣ってくださった事と

周囲の感情を思えば
猫自体になにかの被害がおきかねない状況

たまたま猫カフェの隔離ゲージが空いていた事

それらの複合した理由が
彼女の捕獲を急ぐこととつながりました。


積極的に猫の視点に立って
働きかけをしてくださる店長さんに比べ


私は実はあまり乗り気ではありませんでした。

そのきっかけになった出来事なのですが

あるNSNの地方版のBBSにのっていた話なのですが
釧路の方が知り合いの方が引越しするのだが
飼い主が4匹の猫を置いてゆくという話を見ました。

1匹は母猫・3匹はその子

つまり自家繁殖させた猫を遺棄すると言うお話です。

相談者は飼い主本人ではなくて
飼い主の縁故者でその家の住人でもない方
飼い主本人は猫を遺棄する気満々の様子


それらに対しての返答の中で
帯広の猫カフェなら引き取ってくれる、
そこに持ち込めばいいなどの無節操な話を
複数が安易に行っている現状を見たからです。


もちろん猫カフェで一度でも
店長さんとお話した人間であれば
そんな軽々しい話をしようがないし
無責任な飼い主のツケを
すべて猫カフェに背負わせて良い訳がないことを
よく知っています。


私がロミィを猫カフェに預ければ

「やっぱりあそこに猫を持ち込めばいいんだね」

と言う安易な考えの人間が増えるのでは・・・?
そういう考えが頭から離れませんでした。

でもじゃぁ猫はどうなるの?
ロミィはどうするの?


彼女にご飯を与えなくては
飢えた彼女が周囲のゴミを荒らしたり
餌を求めて民家や物置などに入り込んだり
閉じ込められた場合には糞尿をしかねない事は
容易に想像がつきます。

風呂場ーズのような手も
今回は大家さんの抵抗にあい

「この猫まであんたが入れるなら家を強制退去」

まで言われてしまいました。


理由は無理解としか言いようが無かったのですが

  • 野良猫なので糞尿が心配

子猫のうちから飼っている子じゃないので
きっとトイレなどに糞尿せず家に匂いがつきかねない。
(風呂場であっても許可しない)

  • 自由にツメトギなどを行うだろう

訓練された猫と違ってそういう行為をするだろう。
ゆえに家が荒らされて被害を受けかねない。

まったくの偏見であるのは悲しい事実でした。

それらについても何度も何度も説得をしたのですが

「でも、この猫はしつけがされてないのでダメだ」
の一点張りで挙句に
「どこかに連れて行って離して来い」的な促しも。


正直私も限界でした。

そんな自分を励ましてくれて
猫について考えてくださったのが
猫カフェさんでした。

とにかく外に出したままで苦情が来ているのだから
猫がなにかの被害にもあいかねない。
緊急で捕獲しましょう。

そしてロミィは
預かり猫になることになりました。




その代わり

元の飼い主(おじいさん)と家族の方の意向を聞く
周囲に対しての説明と働きかけ
ロミィの検査や預かりに関しての費用の問題
ロミィの遺棄や放棄の場合には
ロミィの行く末をどうするか。

それらがのしかかって来ました。が


もう腹を括ってやるしかない。

ロミィは既に確保されて
猫カフェさんの元にいるのだから。
私がここで動かなければ
もっと大きな迷惑を猫カフェさんにかけてしまう。


そう思って1つ1つ行動を開始しました。


そして現在はこうなりました。


費用などは私が責任もって支払うこと。
(飼い主には負担を求めない)

元の飼い主や家族には大家さん経由で
アポイントを諮り現在返答待ちなこと。

苦情の先の支庁の担当者には
既に電話などで経緯を話し
現場に猫がいなくなったことと
苦情のあった状況で
猫が復帰することの無い事の説明。

周囲の家などの
苦情主とおぼしき方との話し合いも終えました。
が、関係もかなり悪化している事が判明(--;


先様のご意見


曰く

何年も糞尿などに困っており
忌避剤も年間何十万円もかかる。
が、猫に餌付けするために猫がやってくる。

  • 野良猫を集めている飼い主(おじいさん)
  • それを黙認している大家
  • 餌付けに協力している家(かな猫)


その三人を相手取って訴訟を起こすつもりである


ふむ。訴訟ですか。

という事でさらに丁寧にお話。



今朝もおじいさんの猫が糞をしていた
→おじいさんの猫は一昨日捕獲されており別猫である
他の猫も出入りしているようなので個別の猫に対する
1匹あたりの概算被害額計算が出来ますか?と提案
他の猫の分の被害までの請求は受けかねますと通告。

これが猫の糞である(実物を拝見)
→明らかに猫のサイズではなく犬の疑いのものも。
1件につき1万5000円程でDNA検査もできるので
訴訟となるのならば検査をしたいので献体に下さい。


忌避剤に年間何十万も何年も使用しており請求したい。
→何十万も使用しても効果の薄い忌避剤を
何故何年も使用し続けたのかの説明と
それらの明確な領収書の提示と
忌避剤を使用した土のサンプル提出を希望。
事実関係が証明できた場合には
該当猫についての分のみの請求だけ対応しますと返答。


そこまででかなり態度が軟化してきたので
さらにお話合いと提案。

現在の状況では畑の周囲にフェンスもなく
猫よけをしたい場合には低位置でも
網などで囲むほうが有効
(犬やキツネなども避けれます)

実際、そこから20メートル離れた畑には
フェンスが設置され それにより
猫の被害が激減とのお話を得ております。

なので

フェンスの設置を提案
(費用についてはかな猫負担)

引越しして来た段階で周囲の飼い猫や
野良猫の状況はだいたい把握しているので
今後も被害があるようならば
該当猫の写真などを撮って頂けたなら
特徴などで猫を特定した上で

どのへんを餌場にしている猫か
などの情報などの提供。

(そのあとの話し合いは個々で
かな猫は関与しない旨通告済み)

高価な忌避剤ではなく
猫の習性による忌避行動や
安価な忌避性特性のあるものの紹介や相談


そういった事案には
前向きに協力できることを
提案させていただきました。


また

私のほうの顧問弁護士であり
札幌の法律事務所のMさんの名刺を提示し

訴訟などに関しての場合の問い合わせは
そちらに行っていただけましたら
当人同士で顔をあわせるより
感情的にもいさかいのなく
訴訟などに踏み切れるかと思いますと
ご提案させていただきました。


その段階で

フェンス設置は(出入り)が面倒なので
設置を希望しない旨の発言と
猫も捕獲したのならもういい
忌避剤についてももう終わったから良いし
訴訟までとは言ったが本心ではない。



それらについて
すべて口頭ではありますが
ご理解・ご返答いただけました

大変よき隣人様で助かりました。(^ー^)V
脅したわけジャナイヨー

とりあえず月末までは

ロミィは預かり猫として
元の飼い主(とその家族さん)
の返答を待つことになりました。

月末までの預かり期間中に返答の無い場合には
猫の所有権放棄と受けますよと
お話させて頂きました。

放棄になった場合には
猫カフェさんのほうで飼い主募集となります。


すったもんだではありましたが
ご協力頂きました関係者各位と
猫カフェさんには深く感謝する次第です。


また極端なお話になってしまいましたが
このどたばたの経緯を説明する気持ちになったのは


このような事になる場合もありますので
安易な猫の外飼いなどは行わないようにお願いします。


と言うことが言いたかったからでもあるのです。



明日は貴方の番かもしれないですよ。
どうかお気をつけ下さい。





かな猫 拝


****************************



おまけ。

猫を持ち込んだ際の

猫カフェ店長さんの名言



(私に向かって)
















「もう外でご飯あげちゃダメですよ ^-^
 無責任な飼い主さん♪






(:.o゜з゜o:.).:∵ぶっ

ひどーいwwwww




でも、


ハイ。反省してまーす。^^;










おまけその2








あと、猫の相談を受けますよとの
私の発言に対しての近所の方の発言











「カラスとハトにも迷惑してるんだけど、


それも貴方に言えば捕獲して
解決してもらえるのかしら?











Σヽ(゜∀゜;)チガウカラ!





えーと、私、捕獲屋さんでもないですし、
そういう仕事でもないです(大笑)

そういう苦情は市のほうにでも
よろしくお願いします^^;











私、ふつうのおばちゃんですから!!!

勘弁してください・・・。



2011422(金)

不名誉な称号と彼女の危機

猫話×153

不名誉な称号と彼女の危機

今日いきなり大家さんが来た。
聞けば猫の事だという。

でも、猫を飼う事については
最初の段階で了承を取っていた事だし

猫ドアまでつけてくれた住居は
快適そのもので
まおさんもこの家をいたく気に入っている。

いまさらOKだということで契約したものを
なんでNG?と聞き返せば




まおさんのことではなくて

下の猫のロミィのことだと言う。







ああ、きたか。


正直そう思った。



数日前
ロミィが眉間に怪我をしているのを見つけた。

幸いそれほど酷くはなかったので
軟膏を塗っておいた。

人に石やとがったものをぶつけられたような
そんな傷跡がちょっと気にかかっていた。


誰かが眉をひそめて
彼女を見ている。

そんなことは予想するにはたやすかった。





内容はこうだった。


引越ししてきたばかりの「うち」が
無責任に餌付けして猫を集めている。
外に餌を出して猫を集めれば
これまで以上に庭や畑が荒らされるので
抗議してほしい。




で、なぜかうちにではなくて
大家のほうに振興局の担当が行ったらしい。




大家「困っちゃってねぇ。あんた餌やるのやめてよ」


私「でもこの猫らは下のKさんの猫だって
  大家さんも知ってますよね?」

大「まぁそうなんだけどさ。Kさんは野良だっていうし」

私「猫に餌やってくんねぇかって言われたってのは
  大家さんにも相談しましたよね?」

大「それはこないだ聞いたね」


私「でもKさんが猫を家に入れてたのは黙認してたでしょ?」


大「そうなんだけどー。でも元々うちは猫禁止だからね」



私「・・・。うちはちゃんと許可取って飼いますよって
  了承の元に引っ越したじゃないですか。
  外にも出してませんし。」

大「あんたんとこはいいんだけどさー。下にねぇ」


私「じゃぁ実際問題どうすんだって話ですよ。
  私だって猫を外で飼うのはものすごく嫌なんですよ。
  餌付けもあまりしたくないです。
  今入院するって年寄りが弱りきった姿で
  あんた、たのむなーっていわれて
  できねぇわっていえるんですかそれ。」


大「どっかに捨ててこれないかね?」


私「・・・あのですね。動物の遺棄は犯罪ですよ?


大「そうじゃなくてほら、学校とかの通り道にさ」


私「それって何の問題の解決にも
  なってないじゃないですか」


大「うちは面倒はごめんだよ!」


私「じゃ、ロミィ殺しますか。
  私が責任もってこの子の首しめますんで
  大家さんの裏庭の木にでも吊るしていいですか?」


大「そんな恐ろしいことを!!」


私「言ってることは同じですよ。じゃぁどうすんの?
  ってことですよね?」



私「猫が生きている以上、ここまで飼っておいて
  餌を与えないで放置して飢えて
  かえってゴミをあらしただとか
  勝手に人の家に入り込んで閉じ込められて
  糞尿したとかそういう道のほうを選びますか?」


大「・・・・・・・・。」


私「Kさんが戻ってきて猫が処分されたと知ったら
  私が訴えられたら個人の財産を勝手に処分ってことで
  簡単に犯罪者になれるんですよね。これ。

  餌をやってた人が飼い主とみなされるんですから
  ましてや委託していったのはKさんですし」


私「頼まれたとは言え、まだ1ヶ月にならないうちに
  こういう苦情を入れてくるってのは
  正直Kさんには恐くて言えないけど私だったら
  いくらでもいえるって思われてるってことですよね。」


私「じゃ、いっそこの猫捕獲して
  うちの風呂場ででも飼いますか?
  Kさんがいつ戻ってくるかわかりませんけど
  とりあえず猫に餌付けしてるという風評は避けれます。
  ついでにトイレトレーニングと検査は出来ますが?」


大「それはダメだわ!だってこんな外猫してたもんが
  子猫と違ってトイレ覚えるまでとか無理だろうし
  ものすごく臭くなるでしょうから
  家に匂いついちゃうからダメだよ
  絶対家の中には入れないで。」


私「だったらどうするんですか?
  下のKさんも正直いつ戻ってくるか
  その保証もないですよね?

  実際、うちもこんな不名誉はゴメンです。
  うちにいる猫の事情を差し引いても
  この猫を飼う気も最初からありません。


  まだ検査してませんが
  彼女もたぶん3~4歳でしょうし
  ずっと外だったのですから
  感染症の場合には新しい飼い主が見つかる可能性は
  本当にまったくないと思って欲しいです。

  そのトレーニングすらさせない
  ただどこかへ行ってしまえばいい

  じゃぁ最初からKさんに強く
  猫を寄せるなってなんでいわなかったんですか。

  今ここで猫の首しめろって言われたほうが
  まだはっきりしてていいですよ。」




大家さんを責めるのは可哀相ではあるが
猫のことは譲れないわけで。


大家さんはとりあえずKさんの息子さんと
Kさん本人に連絡を取るといって戻っていかれました。


そのあと振興局さんの担当さんに連絡するも
明確な対応策はなんら浮かばず。


同様に「困りましたねぇ」の一言だけ。


まぁそらそうだ(汗


くだんのKさん(おじいさん)


Kさんは肺に風船を入れて
広げる手術ではダメだったらしく
開胸しての手術になるそうで
まだまだ入院期間は延びそうとの事も判明。


年が年だし、開胸にでもなったら
どんだけ入院するのか・・・ってのは
予想もつかないわけで。


・・・・・・・・









わーい。頭の中がまっしろだヨ?




しかも私が無責任飼い主として近所にマークされてるヨ?





みんな投げやりだヨ?















本音を言えば


引越ししてぇ・・・(涙)




さーてどうすっかなぁ・・・・(涙)



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