てげてげ(53)


20151011(日)

引っ越しするって本当ですか【後編】


引っ越しするって本当ですか【後編】

知らせはあっさりやってきた。
しかもたった2日で(汗)


「あー、大家の私ですけど」


ど、、どの大家だ?

(今の大家か、畑の大家か、こないだのか!)

と一瞬迷ったが、
2日前に内見したおうちの大家さんですね。
そ、、そんなに早く人が転出した?


「うーん、説明するもアレだから、
良かったらうちに来てくれないかな。
こないだの」


1も2もなくホイホイと走る私。

大家さんの説明はこうだった。


自分の事業所の敷地の一部に
平屋の一軒家がある。

今は倉庫にしてしまっているのだが
良かったらその荷物を運び出すので
そこに入居しないか?と言う話だった。

大家さんはすでに事業から離れて
子供さんに引き継いでいるらしい。

「まぁ事業所の敷地内なので、
もし、嫌だったら断っていいからね」


何にしても見に行かなきゃ(汗)返事のしようがない。

大家さんについて歩いて行くと
さほど遠くない場所にその家はあった。



画像

平屋・・・ですね。
横にながーい。うなぎの寝床状の。


周囲は高い木に囲まれてて
よほどでないと道からは見えない

私も実際、この近くは通った事があったが
こんな場所に家があるとは全く知らなかった(汗)


しかも事業所の敷地内とは言え
それらの人との関わりのない
この家専用の出入口があって安心できた。

庭には大きな物置が2個据え付けられていた。

「1個は事業所のものが入ってるけど、
1個はこの家のやつね」


大体40坪くらいか?50坪か?
コンクリートで固まってはいるが
庭は専用テラスになっている。


「焼き肉とかするといいよー。
ここ風が良く通るしねー」



た、、たしかに。
人目に当たらないのに
日当たりがめちゃくちゃいい。


「この前、税金のシステムが変わってねぇ。
それもあって、だったら貸したほうがいいなーとね」


ああ、なるほど。
最近それであちこちの古い家が壊されてますものね。

「そうそう。アンタよう知ってるね」

大家さんは笑いながら家のカギを開けた。


たしかに古い。
とはいえ、今住んでいる家よりは新しそうだ。


家に案内されて入ると
家の中は曇りの日なのにホカホカと暖かかった。


あれ?暖かいですね


「うん。自宅に使ってた家だから
断熱材は結構がっちり入れてあるんだよ
普通の倍入ってんじゃないかなー。ははは」


リビングは15畳か?14畳か?
猫が好きそうな大きな出窓があった。


横にふすまがあって
奥に部屋があるようだった。




「ここが台所ねー。8畳くらいかな」

昔の家ならではの専用台所部屋があった。
当時としてはかなりモダンなシステムキッチンが入っている。
今となっては、、、、だけど。



えーと、この家、何個部屋あるんでしょうか。




「あー、こっちがね。和室なんだけどね」

大家さんは居間に続くふすまを開け放った。


さらにその奥のふすまも。
8畳が2個並んでくっついていた。



・・・り、、旅館?みたいな作りですね。


大きな床の間を見てそういった。


大家さんはやたらに嬉しそうだ。


「そうねぇ。家族が多いからちゃんと作らなきゃって
頑張っちゃったのねぇ」



うへぇ。



「ここが一番小さい部屋ね」


カパ。


うへぇ。

小さいったって6畳あるじゃん。
しかも押入れと作り付けの洋服収納ついてる(汗)


それにしてもこの家、暖かい。

なんか、すごく暖かくないですか?この家。




「ああ、ここにね、
床下と繋がる入り口があるんだけどー」


カパッ。




開けたらムワッとした熱気が上がってきた。


「事業所のねぇ、ボイラーの排熱が
床下通ってんのよね。

冬はストーブ殆ど要らないの」




ま、、、まおさん!!


聞いたか?!


セントラルヒーティングですってよ。
ぬくぬく家だってよ!?


ふぇえええ。それにしてもデカイ家だ(汗)





な、、、何万なんだろコレ。




「ん~~~~。どうしようかなぁ??」





不動産の広告大好きな私の見立てだと

これは築年数あっても
7万はくだらない物件ですよね(汗)

さっ、、さんえるでーけーだし(汗)






「あ、そうそう。」



ま、、まだ何か??








「あのねー、こっちにも部屋があってねぇ」







かな猫の心象風景↓
画像



ま、、まだある、、、と??





台所からつながった小さな廊下の先に

立派な2間続きの6畳があった。



↓間取り





画像








うはははははははははははは(壊)


5LDKじゃねぇかっwwwwww




あかん、これどう考えても家賃8万10万コースやんけ(汗)


払えるわけねぇべwwwwwwwwwww









「でねぇ、家賃さぁ」


今のとこはなんぼ払ってたっけ?と確認する大家さん。






えーと、4万3000円の 猫OK(←あえて強めに言ってみた)ですが





「うーん、  じゃあねぇ、、、、倉庫だったしねぇ」





「●万で!」




画像

&

鼻血ドバー。





ちょwwwwwwwwwwwwwww


今の家より安いとかなんですの!?


ちょっと、大家さん、
ボケてんじゃねぇの、マジですか(汗)←ホントに言った。


「いいのいいの、どうせ私、
もう終活に入ってるからね。

税金分だけでもしっかり貰えたらいいから」


場所の特殊性で駐車場がないので
近隣の月極に入ってもらう事になるしねと。

「ま、駐車場もやってるの。うち」

た、、多角経営なんですね(汗)



「そうね。なんだったら
今、決めてくれるなら
今月来月分はいただきません。

今出たら今の家の来月分払わなくていいんじゃない?」




・・・・・・・。


ちょ、、ちょっと心のじゅんびが。。。
うへうへうへぇ・・・

「貴方がはいんなくても
ほかの人からも声はかかっててねぇ。

そういうわけだから気にしないで返事ください」


3日だけ猶予くださいと言って
泣きながら家に負け戻って


ぐるんぐるん家の床でブレイクダンス状態に(汗)



ど。。。



どうするわし?!


すぐにグリコちゃんに連絡し
相談をすると


「いいじゃん!いいじゃん!乗っちゃいなよ!!」

そうでした・・そういう人でしたネ。アナタ。



にゃんこ母さんにも相談すると

「いいじゃないー?それ!?」

そ、、そうですか。ソウデスヨネ。




重戦車のように押しまくる皆の気迫に押され
も、、申し込みを(汗)



「あのねぇ。アナタが断ったら
連絡くださいって待ちが3件入ってんの。

じゃ、断っておくね。」




そ、そらそうだよね(汗)


「猫はもし、4匹から増えるなら相談してください。
ああ、でもね、うちの借家の人の猫達の件を
便宜図ってくれるなら、5匹までいいよ。

あとは1匹につき1000円もらおうかね
預かるだけなら1年間は無料で。」




ちょwwwwwwwwwwやめてwwwwwww

増員フラグ立てないでwwww



さ、、さすがに
自分の歳もあるけん。。。


ふやさんですよ!!と叫んでみた(汗)
(この時点ではそう思ってた)


さ。。さぁ話は決まった。

ひ、、引っ越しだ(汗)

そうだそうだ引っ越しだ。



うちの相談役にメールで相談すると


「あー、うちは転勤族だからね。

引っ越しお任せパックかなー。20万くらい?」



うへぇ(汗)


幸い、そんなに離れてないし、
引っ越し、、業者さん使おうかな。


インターネットで
無料の見積もりを・・・と


手続きしたら、、、




0,2秒で電話がかかってきた(汗



「お見積りのお問い合わせありがとうございます。
パンダちゃんマークのサ●イ引っ越しセンターです!」



プ、、、プロって怖い(汗)


すぐ次の日に見積もりに来るとの事。


それから怒涛のように
あちこちの引っ越しセンターから電話が(汗)

お時間をお約束したものの・・・


猫はとにかく、、本。


うちには本がギッチリ(汗)



結果・・・。



7社が見積もりの下見にやってきて
壮絶な見積もり合戦が。




「うちは4トン2台でピストンします」

「うちはこの分もサービスに!」


「あちらはいくらって言ってましたか?
うちでしたらこの金額で・・・」



「うちはこちらではまだ知名度はないでしょうけど、
サービスのノウハウは絶対自信を持って大丈夫です。


なんたってあの、

アー○引っ越しセンターさんのスタッフを
引き抜いてますから
!」


怖い、引越し屋さん怖いよ!


儲かんない客を取り合ってるよ!







壮絶なる値引きと
アピール合戦の挙句に


結局決まったのは





一番最後にやってきたくせに




「そうですか。うちが最後ですか。

じゃぁ、いくらでも食い込めますね^^」



とサラっと言う

超 美人営業さんのいるN社に決まりました。


決めては金額とトラックの大きさ(汗)


なんと10t車出すんだって。
しかも当日スタッフ5人体制だって。





引っ越しお任せパックだって(大汗)





どこのセレブやねん!!と言う内容なのに
ありえない低金額(汗)
(話しちゃイヤよっていう営業さんとの約束)



もう、荷解きはこちらでヤリますから!
(これが罠だった)


と言う何が何だかの状況で決定。



値段を抑えるために
引越しやさんの都合のよい日に決行としたので




なんとわずか10日で引っ越すハメに







前日に猫を新居の6畳に移動。

猫の入った部屋は幸いカギがかかるので
ドアにはしっかり



「猫がいます。このドアは絶対開けないでください」



のポスターを貼る。



そして迎えた当日。



大量の段ボールと

でっけぇ10トンのトレーラーと

そしてバンから出てくるスタッフ・・・。




あれ、15人くらいいるんだけど(汗)


5人って言ってなかったか?!



うちの窓が外されて

どんどん人間が家に入ってきて



「お客様の兼ね合いで
丁寧でなくても良いので

この家の中にあるものは
ゴミの1個まですべて梱包していいと言ってますので!」



すみっこで震えながら見ている私(汗)


ガンガン運ばれていく本。


そして本。 また本。



あっと言う間に10t車は満杯に(汗)

そして人員が解散していく。


帰る人達に心付けを配る。

もうね、本当に申し訳なくて申し訳なくて(ーー;



猫の毛とホコリで(大汗)


引っ越し先に回る前に

明日、古い家の掃除をする
お手伝いのおばあちゃんに連絡。
時間の打ち合わせをすませて



自転車で新居までカッ飛ばす。



入り口が小さいので
離れた場所からじゃないと
荷物が運べないのもあって

人員を帰したことを
現場の主任さんぽい人が後悔しだしたあたりで


「○○さん、足痛めてちょっと休み入ります!」

入り口の段差でけつまづいたらしい(汗)


うわぁ、カオスだ。


よく見たら、

もう定年過ぎて嘱託で入ってるような
お年寄りさんばかりが5人でえっちらおっちら運んでいる(汗)


だんだん雨が降りだして


段ボールを持ったままで
派手にすっ転ぶ人も(汗)






あー、ガチャンって言った

(何入ってるかわかんないけどwww)


そんな地獄絵図のような時間を過ごし



引っ越しは大幅な時間をオーバーして終了。



魂の抜けた状態で

うづくまる屍のようになる私。



お気楽な笑顔で帰ってくる相方。



「あ、ただいまー。

おわってんだねー、はやいねぇ」



あやうく殴るとこでした。ええ。






そしてそんなすったもんだの挙句。

得た環境に。

慣れた猫達。



画像
出窓あったかいねー。




画像
はよ、投げるニャ。端から端まで走るニャよ!



画像
ウフフ、ぬくぬくね。


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はいはい、かーさんお疲れちゃーん

画像
ジャコちゃんが揉んであげるのよー




引っ越ししてから
毎晩、ジャコちゃんが腰を揉んでくれてます(涙)






画像

まぁ、これもそれも、
全部エコニャ様のおかげニャよ。感謝するニャ。







はいはい。ボス。



とてつもない強運回してくれて、ありがとうごぜぇやす(涙)







そんなわけで我が家は引っ越しました。

テラスには鳥もやってきますし、

まおさんは嬉しそうです。


コニャとポチは縄張り争いに懸命で

ジャコちゃんは新しい芸を覚えました。
(気分が向くと他人の前でもやるようになりました・笑)


家は暖かく
今朝、ストーブを入れなくても
室温は大体25度でした。



暮らすのは今までどおり3LDKで

離れの2部屋は人間用のゲストルームと
猫用のゲストルームになりました。



大家さんとの約束で
借家さんの店子さんの
猫環境を整えることに着手しだしました。


はじめての冬はどうなりますやら。



少しづつゆるゆると

まおさんと一緒の時間を

長くこの家で過ごしたいと思っています。



どうぞコレからも我が家をヨロシク。



2015108(木)

引っ越しするって本当ですか【前編】


引っ越しするって本当ですか【前編】

引っ越しします!





皆さんに親しんだ
このマイとかちのブログを・・・(涙ナミダ)









じゃなくてー




リアル自宅の引っ越しをします。
ハイ。



前々から引っ越しはしたかったんですよ。





でもほら、



先立つものだとかー
保証人だとかー
引っ越し業者とかどうすんだー?とかー
何日かけて引っ越すんだー??とか



それより何より


猫ですよ猫




猫どうすんだ??って話ですよ。


世の中なかなか猫OKの物件は少ない!

しかもPETOK!の物件があっても
内情は・・・


「小型犬1匹まで!

そして敷金は3倍ね!
もしくはペット礼金3倍ね!」


とかざらにあるんですよ。



いつもそういう家を見ては・・・



「ケッ、こんなチンケな築年数の
クソ古い家なんかに誰が入るもんか!
ペット連れでも入ってくれるかどうか
ギリギリのラインじゃないか!

いくらそっちが土下座してきても
入ってやんなきゃいいんだよ!

猫飼いの借家の人間はどれだけ気を使ってるか!
まったくもぅ!ふざけやがって!
お高く止まってんじゃないよ!

こんな家、どうせ寒いに違いない!
そうだそうだ、きっとそうだ!

ペッペッペ!!」




と、広告を見るたびに

イソップ童話の
すっぱい葡萄を眺めるキツネ
のようなセリフを
吐いておりました。(苦笑・ガラ悪し)

なのでせっかく入居できた今の物件から
移動するなんてもってのほかになってたわけです。
(結構そういう理由で移動出来ない人って居ると思う)



まぁ、うちの家だって、


冬のすが漏りジャバジャバで1部屋使えないとかー
夏に羽アリがうじゃうじゃ湧くとかー
下からタバコの煙がモクモクとかー
しまいに下の煙突の不備で
一酸化炭素中毒寸前だったとかー
大家さんがゴニョゴニョだとかー



そんなに悪くもないじゃない?!
(マヒしまくりの危機感)


と自分をごまかして納得させておりました。


それでもやっぱり弱ってきたまおさんの事や
大きくなってきた猫たち力関係の事もあって
もう少し環境を整えてあげたいなぁ。と。
思う日々だったのです。


XXXXXXXXXXXXXXXXXXXX

機会はある日、変なところでやってきました。

新聞の広告に出ていた古い一軒家の募集。
貸主さんの電話番号が出ているあのおなじみのものです。


今の家も直接大家さんと取引はしていたものの
色々な不備に対して苦情の通りようがなく
今度は不動産を通したものを・・・とは思っていたのですが

大きさに対しての金額が目を引きました。



3LDK 物置つき1軒屋

家賃2万円 管理費ナシ




やっす!!!ナニこの金額!!
うちの半分以下じゃん!!



多少寒くてもこの金額なら、倍灯油を焚いたとしても
十分にペイするじゃん。

しかも庭付き一戸建て。
これならプランターだとか畑の苗も作れるかも?!
(今の家は庭がなくて難儀してました・・・)

それにあまりに古かったら猫もOKしてもらえるかも?

そして浮いた分のお金を
莫大なまおさんの医療費に足せるかも??



早速電話をかけて内見の予約を入れて
見せてもらいました。

感想は・・・家ごと骨董品・・・?


でも、
前に住んでた家に似てるなー。
でした。


まおさんが小さかった時、住んでた家は
築20年の家を移築して60年と言う

合わせて80年の古いお家でした。

でもその古いしつらえや
作り付けの小さなタンスや棚などが
本当に大好きでした。


問題はトイレが非水洗化なだけ・・・

どうしよう(汗)
でもこれはなかなか惜しいなー。


聞けば
もう金額に惹かれて4組もの人が見学を申し込んでいる。

「内見したのは貴方で2人目かな」

優しそうな大家さんがそう教えてくれました。

内金を入れた人に貸すことになるので
早く決めてくれたほうがいいからね。と。

とりあえずその日は
明日また来ますと答えて家に帰った。

帰ってきた相方にその話をしたら
相方もその金額に興奮していた。

難があるとしたらポットンだけだねと(苦笑)

そういう地域に住んだと思って諦める事もできるし
それならそれでいいんじゃないと言われた。


次の日

大家さんを尋ねると・・・


「あー、ごめんよ。あの後来た人が
すぐお金を収めてね。
2週間後に引っ越しも決まったよ。」


あー。残念だ。

でもたくさん物件を持ってるって言ってたな。


その時に大家さんにあの事を切り出してみました。

「あの、もし猫を飼うとしたらOKなんでしょうか」

大家さんの顔が思い切り曇りました(汗)


「ぁー猫ねぇ。私は数件物件を持っているんだけど、
正直猫を飼うって言う人は嫌いなんだよ。
みんな綺麗にするっていって、了解したら
好き勝手やるからね。

この前出て行った人は
築年が古いからって猫を許可したら
最初は2匹だけだって言ってたのに
勝手に猫を8匹も入れててね。

それは困るよって言ったら
預かってる猫だとか、なんだとか
もう、言い訳ばっかり言うのさ。

そして出て行った時には
猫の爪で壁のカドだの床なんだの
ガリガリにされててね。

壁紙だけならまだしも、
もう下地の石膏ボードまで
穴開けられてる状態で。

あまつさえ
尿をかける猫がいたとかで
あちこち床板までに染み付いてて
すごく臭ったんだよ。

これは敷金も戻せないし
元に戻す内装の分の請求を
見積もり出して請求したらね、
すごい勢いで私に食って掛かってきたのさ。

自分にはどこが臭いかわからないとか
飼ってるともう鼻がバカになってるんだろうねぇ。

いくら金額下げたって
そんなのどうしょうもないじゃないか。

ねぇそう思わないかい?」


以前、世話した多頭数崩壊の借家が
一気に頭に蘇った。

猫飼いの生活圏を縮めているのは
他ならない猫飼いなんだ。

そう思える話しだった。


「それにうちの借家で猫を飼ってる人が
数人いるんだけど、
みんな外に出してたりして
近隣から苦情が来るんだよね。

それにも困っちゃってるのさ。」

そこで大家さんにうちは猫を外に出してない事や
猫はたしかに今4匹飼っているが
1匹はもう明日も知れない高齢で
減ったとしてもこれ以上はもう
自分の年令や世話を考えて増やせないと思う。と
その旨を伝えた。

「なんでしたら、今住んでる家、
もう約5年入ってますけど、
壁や柱1つ傷ついてませんし、
そうならないようなシートや
猫のトイレも床に専用シートをひくとか
そういう工夫はしています。

それでもコレはダメだと思うなら
断ってくれていいです。」


でも家はもう決まってしまった。


「猫飼いはね!無責任だから」

大家さんは苦々しそうに言った。


何かがちょっとだけ弾けた。



「そう、言いますけどね。
無責任なんじゃないんですよ。

無知な人も多いって事なんですよ。

それをちゃんとしてあげる知識が
大家さんのほうにあれば
古い物件でも金額下げずに
お互い良い環境で過ごせて
長く借りてくれるんじゃないですか?

猫を飼ってる人は猫のために
なかなか引っ越しとかしませんし、

たとえば頭数だって最初から
世話できるだけの数を指定してやれば
追い出されたくないのだから
普通の人はちゃんと守ると思います。

そういうのを守らないで
好き勝手するのは
家を汚屋敷にしたり
多頭数を無責任に飼って崩壊するような
どこかおかしい人だけですよ。

困る困るって言う前に
ちゃんと把握してあげることが大事なんですよ」



あ。大家さんに偉そうなことを
仏頂面で言ってしまった(汗)

小さな声でボソボソと

「猫飼うために多く保証金だとか払ってる人もいますよ」

と付け加えた。



大家さんは怒ったような顔で聞いていたが
最後の小さな声を聞いて

大声で笑い出した。



「あんた、変わってるねぇ」



そら自覚してますがな(^^;


「普通はそんなの言わないで
こっそり飼っておきゃいいやって人ばっかだよ。

最初から4匹も飼ってますだの
猫を飼う人はこうしてるだの

あんたよほど猫が好きなんだねぇ」

ゲラゲラ笑われた。


「私には子供がいません。
歳が歳ですし、もう望むことも出来ません。

縁あってうちの猫らは
私のところで乳飲み子から育ちました。

家族なんです。大切にしてます。

年寄りのばあちゃん猫も
もう2年以上闘病してますが、
お金ももう、XXX万かかってますが
それでも大事なんです。」


まおさんの治療費を告げたら
大家さんが目を丸くした。



「あんた、バカかね?」



あー、バカで結構!

「大家さんだって、

子供さん達に大変な病気だの見つかったら
何が何でも投げ出して治すでしょ?」


子供ならね。


そう言って大家さんは明るく笑った。




「あんた面白い人だねぇ。

気に入ったよ。
良かったら私、まだ数件、物件を持ってるからさ
貴方に良さそうな物件があったら
連絡してもいいかい?」


メモ帳とペンを手渡され


「もし、良い物件があったら
お知らせするね」


そう言って大家さんは笑った。





怒られなくてよかった^^;





この大家さんが

幸運の前髪ふさふさの神様だったのか
悪魔とダンスなのか(汗)









このわずか10数日後に
引っ越しをすることになるとは
その時の自分はまったく思っても居なかった。



2015723(木)

ステキな彼と夕暮れの街角


ステキな彼と夕暮れの街角

今日は会えるかなー♪



2015419(日)

生存確認 1.2.3.4!みんなげんきですー。


画像

日々トレーニングですがのぅ♪



2015328(土)

また仕様が変わったのかな?


よく見ると
ヘッダの画像が廃止になった模様。


あとつぶやきも無くなったのね~。



ヘッダの画像をそろそろ改変しようと
思ってたのでちょっと残念







記念に中の人の画像置いていきます。



画像



うん。大体こんな感じ。



エブリディサファリパーク♪w



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