塗り壁・左官・タイル‥(180)

約2年半以来の更新となりますがこの度ある意味で最高峰の左官技術に挑戦させていただきました。

クライアント様のご依頼で
ヨーロッパ等の街並みでレンガ造りの外観にスタッコ塗りを施し
それが数十年もしくは数百年の経年劣化でスタッコ塗りの白壁が剥がれ落ち
元来のレンガが見え隠れする外観の家を作って頂きたい
言葉で表すと難しいですが挑戦しがいのある依頼で外壁工事が始まりました。


ギルトバンク社製のモルタル造形&エイジング塗装+寒暖差の激しい十勝で実績のある方法を掛け合わせたオールドスタイルの外観を一例で紹介致します。





あなたの夢をカタチにする世界にひとつだけの空間
新築・リフォーム問わず内外装の住宅・店舗系から
レストラン・カフェ・ショップ・テーマパーク・公共施設・塀などを
天然石や、岩、大木などのネイチャー系
中世ヨーロッパ風の煉瓦積みからスタッコ塗り部分剥がれ
エスニック・アジア・和のイメージ
近未来の空間まであらゆるイメージをモルタル造形でカタチにできます。

今回オールドスタイルの外観に挑み
モルタル造形において「左官技術」・「彫刻技術」・「塗装技術」の複合技術は重要な要素でした



インテリアも天井壁面と自然素材で一面ラフなイメージのテクスチャーで表現させて頂きました。

塗り壁の雰囲気と不揃いのタイル×照明で素敵な空間が生まれました。

来週末お披露目です。




加えて
当社事務所もモルタル造形で
遊び心を加えて外観に表わしておりますので
お気軽に訪れてください。

季節事でしか更新しなくなってしまった2013年でしたが


新入社員を迎え入れたり
経験したことのない仕事の質や量等
公私共々激動に激走した一年でした



通常の左官業務プラスα建物の外壁を下地から仕上げまでやり遂げる塗り壁NSアート工法が充実


にも拘らず
事故や怪我など何事もなく無事に仕事納めを果たせた当社職人皆様に心から感謝を申し上げます。
後半はiphoneカメラを活用して







etc.

神社境内の外回り床を研ぎ出しで元通り復元したり


十勝の自然に溶け込める白樺を木枠とした一見普通の広告看板にみえますが
白樺と板目　実は
すべて造形モルタルでカービングし表面はエイジング処理で作成
構造は鉄骨ですがモルタルで覆われているので鉄も錆びずに本物の木より頑丈で何より朽ち果てたり腐ったりすることのない
メンテナンス要らずの造形広告看板となっております。



建築の業界用語で「打ちっ放し」と呼ばれるコンクリートの素地ですが
充填されずに空隙が生まれて粗悪になってしまったり
簡単そうに見えてとても技術を必要とする打ちっ放しの不具合を最新の技術と古くからのエイジングの技術で綺麗に生まれ変わる断面修復で復元


失敗してしまった表面のザラザラも
ビフォーアフターで


左官は細かい手仕事で作る稀な職業

一つ一つハンドメイドなので、それぞれに作り手の気持ちや思いを込まれた作品となっております。



そして今年も

重ね重ね長年にわたりご愛顧いただいております御社様

新たにお付き合い頂いたお客様など

たくさんの方々に支えられた一年を過ごすことができました

手短ではありますが一年を総括させていただきます。

来年度も変わらぬご支援を賜りますよう
よろしくお願い申し上げます

今日は季節外れの初雪が降りまして
早くも白銀の景色が十勝に広がり
タイヤを交換する季節がそろそろ訪れましたね。


そして３か月も更新しない間は

シゴトも例年以上に多忙×２を極めつつ


久しぶりに。

外装は耐十勝の気候丈夫で長持ちするNSアート工法
内装は玄関・LDK・ホールなどを科学物質一切含まない自然素材の健康左官内装材で装飾した塗り壁インテリアとなっております


製品を張り付けるのではなく
人の手で一つ一つハンドメイドされた手シゴトでつくられる


ひとつながりの塗り壁の外観




左官の塗り壁インテリア塗り

天然素材の癒し空間と塗り壁のひとつなぎの空間を演出します。
サンクスHPサントスカーナ


通常の左官・塗り壁工事も


最近新たにパソコンを変えたのですが
使い慣れるまでまだまだ時間がかかりそうです。
左官の鏝道具でも新しい道具は使い慣れるまで
使用し続けなければそれは自分の道具にならないのです。

いろいろな仕事の道具も同じだとおもいます。
使い続けると手に馴染んだ自分の身体の一部になりますよね。

お盆休みも間近に控え夏のイベントが各地で
盛んに繰り広げておりますね。

私も十勝の短い夏を満喫しております。

シゴトも











この度新入社員の育成に
「左官道場」を立ち上げ
塾生がシゴト終り
何度でもリサイクル可能な土で塗り壁トレーニングに励む

塾長を務める私も後姿を見守っております。



現場も

まだまだ夏の陣は始まったばかり。

現在の建設業界は
実際に稼動する職人事情は超高年齢化が著しく
左官に限らず他の大工や型枠等様々な建設業種でも50代60代が大半を占めています。

このままの現状で5年後10年後を迎えると職人の人材不足で
家屋や建物の建設・リフォーム等が遅れる、あるいは建てられない等が予想されます

当社の現状も30代50・60代が各半分と将来を予測するとこのままでは現在の半分の仕事量しか叶わないという事が容易に考えられます。

そこで
縁あって一月前から当社に入社した10代の若者二人
私は何もわからない二人の卵を大切に育て塗り壁職人・左官職人として成長させたいと考えています。

憶えたことを現場で実戦し、当社の蔵で塗りの形と素早さ・正確さを身体に磨り込ませる「塗り壁トレーニング」に励み
日々取組んでいます
蔵にて互いに切磋琢磨する二人の一枚です。



そして
普段の現場も
有能な若手左官職人が
日常にあるシゴトで楽しく真剣に。

楽しみが2倍3倍に増え、充実した日々を過ごしております。