2010年1月11日(月)
娘の同級生。EP-5
妄想×18
栞と言うのは 妻と結婚する直前まで付き合っていた彼女だ、
結婚してもいいな と思っていた彼女だった
だが俺は 当時の上司の紹介で 今の妻と知り合った
妻は銀行の取引先の娘だった。
ちょっとお嬢さんだったが そこが新鮮で 俺を夢中にさせた
そして俺は出世と引き換えに妻を選び 栞を捨てた
結婚当初は 良心の呵責に苛まれていたが
やがて亜由美が生まれ 幸せな生活にドップリ浸かり
いつしか 栞のことも 忘れていた。
その栞の娘が 亜由美の同級生 しかも仲の良い
次の土曜日 俺は出掛けた
以前 楓を送った あのマンションへ
何を確かめようとしているんだ! 今さら行った所でどうなるものか、
でも、栞に会いたい 顔を見たい 一言謝りたい
その衝動に駆られた
自分のしている事が分からなかった
ドアの前に立っていた 表札には 佐藤 とだけ書いてあった
おそる おそるインターフォンを押した。
「ハ~イ。」 の声の後 出てきたのは楓だった
「アラ、おじ様 どうしたんですか?」
突然の訪問に驚いた楓が言った
「こ、こんにちは。ち、ちょっとイイかな?」 声が上ずった
「先日、君の履歴書を見せてもらったんだが もしかして君の
お母さんが昔の知り合いじゃないかと思って・・」
それで訪ねる事自体おかしいが 今の俺にはそれしか出来なかった。
「そうですか、母は今買い物に行ってますが 上がって下さい。」
ソファーに座って 辺りを見回すと サイドボードの上に写真が飾られていた
赤ちゃんを抱いた栞だった。 不安が確信に変わった。
「どうぞ。」 楓が紅茶を運んで来た
休日の楓は ミニスカートから伸びた足が健康的で
栞に会いに行ったはずの俺の心を突いた
「その写真、お母さんと君かい?」 聞いてみた
「えぇ、私が3ヶ月ぐらいの時です。」
「どうですか?母はおじ様の知っている人でした?」
亜由美に聞かれ
「うん、間違いないよ。」 と答えた。
「もしかして おじ様 母の元カレ?なんてね。」亜由美が笑った
亜由美の言葉に ドキッとした
脇の下から ドッと汗が出た。
外で車の音がした 栞が戻ってきたのだ
何て声を掛けよう 栞は俺の事を どう受け止めてくれるだろう
今度は体中から汗が吹き出そうだった。
つづく、
今日のチョロQ。またも日産シルビアS13。
昔のナンパカー。(乗っていた方ごめんなさい。)
この紫色も素敵なんですが パ-ル2トーンを探してます。
結婚してもいいな と思っていた彼女だった
だが俺は 当時の上司の紹介で 今の妻と知り合った
妻は銀行の取引先の娘だった。
ちょっとお嬢さんだったが そこが新鮮で 俺を夢中にさせた
そして俺は出世と引き換えに妻を選び 栞を捨てた
結婚当初は 良心の呵責に苛まれていたが
やがて亜由美が生まれ 幸せな生活にドップリ浸かり
いつしか 栞のことも 忘れていた。
その栞の娘が 亜由美の同級生 しかも仲の良い
次の土曜日 俺は出掛けた
以前 楓を送った あのマンションへ
何を確かめようとしているんだ! 今さら行った所でどうなるものか、
でも、栞に会いたい 顔を見たい 一言謝りたい
その衝動に駆られた
自分のしている事が分からなかった
ドアの前に立っていた 表札には 佐藤 とだけ書いてあった
おそる おそるインターフォンを押した。
「ハ~イ。」 の声の後 出てきたのは楓だった
「アラ、おじ様 どうしたんですか?」
突然の訪問に驚いた楓が言った
「こ、こんにちは。ち、ちょっとイイかな?」 声が上ずった
「先日、君の履歴書を見せてもらったんだが もしかして君の
お母さんが昔の知り合いじゃないかと思って・・」
それで訪ねる事自体おかしいが 今の俺にはそれしか出来なかった。
「そうですか、母は今買い物に行ってますが 上がって下さい。」
ソファーに座って 辺りを見回すと サイドボードの上に写真が飾られていた
赤ちゃんを抱いた栞だった。 不安が確信に変わった。
「どうぞ。」 楓が紅茶を運んで来た
休日の楓は ミニスカートから伸びた足が健康的で
栞に会いに行ったはずの俺の心を突いた
「その写真、お母さんと君かい?」 聞いてみた
「えぇ、私が3ヶ月ぐらいの時です。」
「どうですか?母はおじ様の知っている人でした?」
亜由美に聞かれ
「うん、間違いないよ。」 と答えた。
「もしかして おじ様 母の元カレ?なんてね。」亜由美が笑った
亜由美の言葉に ドキッとした
脇の下から ドッと汗が出た。
外で車の音がした 栞が戻ってきたのだ
何て声を掛けよう 栞は俺の事を どう受け止めてくれるだろう
今度は体中から汗が吹き出そうだった。
つづく、
今日のチョロQ。またも日産シルビアS13。
昔のナンパカー。(乗っていた方ごめんなさい。)
この紫色も素敵なんですが パ-ル2トーンを探してます。
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