妄想(18)
2010年2月7日(日)
娘の同級生。EP-9
妄想×18
店に戻ると 何となく雰囲気が違った
栞と二人きりだからだろうか、
イヤ違う 栞の目が違うのだ。
あきらかに女の目をしてる
「おかえりなさい。さ、飲み直しましょ」 栞がカウンターから出てきた
俺の横に座り 下から上を見る様な目をしていた
一瞬、昔と同じ栞の仕草に ドキッとした。
「今は だれも居ないのかい?」 軽く探りを入れた
「えぇ、主人が亡くなってから 生活は大変じゃなかったけど楓を育てるのに精一杯だったから・・」
「そうか、 楓ちゃんの事は僕にまかせて」と、言うと
「お願いします。」 そう言って 俺の膝に手を置いた。
近づいてきた栞に 女を感じずにはいられなかった
抑えられなかった、
そして言葉は要らなかった 男と女になって栞を抱き寄せ
キスをした。
やがて栞は 「待って、お店閉めるね。」と俺から離れた
浮気をする気など毛頭無い ただ心があの頃の自分に戻っていた
二人で外に出て 店の鍵をしめた。
抑えきれない俺は エレベーターの中でも栞を抱き寄せた
栞も答えてくれた。
表に出てタクシーに乗り込み 西6条ぐらいのホテル街へ向かった
外はまだ氷点下だけど きっと俺の体からは湯気が上がっていただろう
部屋に入るなり お互いの空白を貪る様に 愛し合った。
栞は変わっていなかった
俺は栞の弱い所を攻め
それに栞は声を殺して耐えていた。
甘美で濃密な時間が流れた。
つづく、
今日のチョロQ。FD RX-7。
ビスコRX-7です。
最近 めっきり見なくなりましたFD
栞と二人きりだからだろうか、
イヤ違う 栞の目が違うのだ。
あきらかに女の目をしてる
「おかえりなさい。さ、飲み直しましょ」 栞がカウンターから出てきた
俺の横に座り 下から上を見る様な目をしていた
一瞬、昔と同じ栞の仕草に ドキッとした。
「今は だれも居ないのかい?」 軽く探りを入れた
「えぇ、主人が亡くなってから 生活は大変じゃなかったけど楓を育てるのに精一杯だったから・・」
「そうか、 楓ちゃんの事は僕にまかせて」と、言うと
「お願いします。」 そう言って 俺の膝に手を置いた。
近づいてきた栞に 女を感じずにはいられなかった
抑えられなかった、
そして言葉は要らなかった 男と女になって栞を抱き寄せ
キスをした。
やがて栞は 「待って、お店閉めるね。」と俺から離れた
浮気をする気など毛頭無い ただ心があの頃の自分に戻っていた
二人で外に出て 店の鍵をしめた。
抑えきれない俺は エレベーターの中でも栞を抱き寄せた
栞も答えてくれた。
表に出てタクシーに乗り込み 西6条ぐらいのホテル街へ向かった
外はまだ氷点下だけど きっと俺の体からは湯気が上がっていただろう
部屋に入るなり お互いの空白を貪る様に 愛し合った。
栞は変わっていなかった
俺は栞の弱い所を攻め
それに栞は声を殺して耐えていた。
甘美で濃密な時間が流れた。
つづく、
今日のチョロQ。FD RX-7。
ビスコRX-7です。
最近 めっきり見なくなりましたFD
2010年2月3日(水)
娘の同級生。EP-8
妄想×18
店ではけっこう楽しかった。
由美も控えめながら会話に加わり
栞とも屈託のない話で盛り上がった。
蟹蔵と麻緒ちゃんは きっと離婚するとか
石山議員はどうなるとか 尾澤幹事長は辞任すべきだとか
芸能ネタから政治ネタで盛り上がった。
一時間半は経っただろうか ふいに栞が
「由美ちゃん。」 と 目くばせした。
無言で由美が一旦店の外へ出て 戻ってきた
俺は栞との話に夢中で 気にも留めなかった
「ママ、土曜なのにヒマな店だね」少し酔った俺が聞いた
「そうねぇ 二月だもの商売上がったりよ」 栞が答えた
「ところで お嬢さん 亜由美ちゃんだっけ いい娘さんよね」
「うちの楓、一年の時はクラスに馴染めず友達いなかったの。」
「それが、二年になって亜由美ちゃんが親しくしてくれて~」
「そうなんだ」 と、俺
「おかげで元気で明るい楓に戻ったの 亜由美ちゃんのお陰よ。」
「そうなんだぁ~」 ちょっと亜由美の意外な優しさに気づいた
「由美ちゃん、今日はもういいわよ。」 栞が由美に言った
「ハイ。ママ」と言って 由美は裏にまわった
やがてコートを着てきた由美が 「ママ、お疲れ様でしたぁ~」
「鈴木さん、ママをよろしく。ごゆっくりどうぞぉ~」と、店を出た
栞と二人っきりになり 一瞬、緊張した
何を考えてるんだ! 自分の邪な想像を戒めた
緊張をほぐすため トイレに行こうと 席を立った
「ママ、トイレは店の外かい?」 栞に聞くと
「出て右の階段の横よ」 答えてくれた。
用を足し 店の行灯を見ると 電気が消えてた
だから客がこなかったのだ。
つづく、
今日のチョロQ。箱スカレーシング。
高橋国光 国さんの愛車です。
由美も控えめながら会話に加わり
栞とも屈託のない話で盛り上がった。
蟹蔵と麻緒ちゃんは きっと離婚するとか
石山議員はどうなるとか 尾澤幹事長は辞任すべきだとか
芸能ネタから政治ネタで盛り上がった。
一時間半は経っただろうか ふいに栞が
「由美ちゃん。」 と 目くばせした。
無言で由美が一旦店の外へ出て 戻ってきた
俺は栞との話に夢中で 気にも留めなかった
「ママ、土曜なのにヒマな店だね」少し酔った俺が聞いた
「そうねぇ 二月だもの商売上がったりよ」 栞が答えた
「ところで お嬢さん 亜由美ちゃんだっけ いい娘さんよね」
「うちの楓、一年の時はクラスに馴染めず友達いなかったの。」
「それが、二年になって亜由美ちゃんが親しくしてくれて~」
「そうなんだ」 と、俺
「おかげで元気で明るい楓に戻ったの 亜由美ちゃんのお陰よ。」
「そうなんだぁ~」 ちょっと亜由美の意外な優しさに気づいた
「由美ちゃん、今日はもういいわよ。」 栞が由美に言った
「ハイ。ママ」と言って 由美は裏にまわった
やがてコートを着てきた由美が 「ママ、お疲れ様でしたぁ~」
「鈴木さん、ママをよろしく。ごゆっくりどうぞぉ~」と、店を出た
栞と二人っきりになり 一瞬、緊張した
何を考えてるんだ! 自分の邪な想像を戒めた
緊張をほぐすため トイレに行こうと 席を立った
「ママ、トイレは店の外かい?」 栞に聞くと
「出て右の階段の横よ」 答えてくれた。
用を足し 店の行灯を見ると 電気が消えてた
だから客がこなかったのだ。
つづく、
今日のチョロQ。箱スカレーシング。
高橋国光 国さんの愛車です。
2010年1月26日(火)
娘の同級生。EP-7
妄想×18
その日俺は接待で 部長と出ていた
9時半を回った頃だろうか ようやく開放された
部長から もう一軒の誘いがあったが 疲れていると断った
真っ直ぐ帰ろうと タクシーがたむろしてる通りに出ると
目の前は ローヤルクラウンビルだった
入り口の看板を見ると 栞の名が
吸い寄せられる様に エレベーターに乗った
ドアが開き右に曲がると 栞だった。
店のドアを開けると
「いらっしゃいませ~♪」 若い女が迎えてくれた
カウンターを覗くと 遅れて栞が 「いらっしゃいませ。」
出迎えてくれた女が 「おひとりですか?」 と、聞いた
「由美ちゃん いいのよ」 そう言って栞が迎え出てくれた
「いいかな?」 と聞くと
「いいも悪いも無いわ いらっしゃい」 栞がコートを受け取った
カウンターに座ると 「何になさる?」 と、栞が尋ねた
「そうだな、ボトルおろすか 山崎ある?」
グラスに琥珀色の液体を注ぎながら 栞が
「よくいらしてくれました。」 と、微笑んだ
「君も何か・」 すかさず 「ありがとうございます。じゃビールを」
店には他に客もいなかった
先ほど由美と呼ばれてた若い女にも 「彼女は?」と、聞いた
「ご馳走様で~す♪」 その子もビールで乾杯した
「再会を祝して。」 俺が言うと
「お客さん ママのお知り合い? ひょっとして元カレ?」
由美が聞いたので 一瞬 栞をみると
「そうよ由美ちゃん。ママの元カレよ!」 栞が答えた。
「え~~~っ そうなんだぁ~ 邪魔しないように端っこ行こう」
由美が席をずれた。
「アラ、由美ちゃん 遠慮しなくてイイのよ」 栞が言った
「こちらはねぇ 今は楓のお友達のパパでもあるのょ」
「へぇ~ママの娘さんの同級生のパパ~?で、ママの元カレ?)複雑??
「でもママ、それって よく焼けぼっくいに・・」とか 言いますよね?
由美が栞に聞いてきた
俺は 少し笑って聞いていた。
栞が 「そんなんじゃ無いわよ ねぇ鈴木さん?」 俺に振ってきた
答えに困った 火が点いたのは俺の方だったかもしれない
だから たずねて来たのだ。
つづく、
今日のチョロQ、トヨタ・MR-S。
最後のミッドシップ・スポーツ。
ギミックは幌が外れてオープンに
初代、MR-2と。
9時半を回った頃だろうか ようやく開放された
部長から もう一軒の誘いがあったが 疲れていると断った
真っ直ぐ帰ろうと タクシーがたむろしてる通りに出ると
目の前は ローヤルクラウンビルだった
入り口の看板を見ると 栞の名が
吸い寄せられる様に エレベーターに乗った
ドアが開き右に曲がると 栞だった。
店のドアを開けると
「いらっしゃいませ~♪」 若い女が迎えてくれた
カウンターを覗くと 遅れて栞が 「いらっしゃいませ。」
出迎えてくれた女が 「おひとりですか?」 と、聞いた
「由美ちゃん いいのよ」 そう言って栞が迎え出てくれた
「いいかな?」 と聞くと
「いいも悪いも無いわ いらっしゃい」 栞がコートを受け取った
カウンターに座ると 「何になさる?」 と、栞が尋ねた
「そうだな、ボトルおろすか 山崎ある?」
グラスに琥珀色の液体を注ぎながら 栞が
「よくいらしてくれました。」 と、微笑んだ
「君も何か・」 すかさず 「ありがとうございます。じゃビールを」
店には他に客もいなかった
先ほど由美と呼ばれてた若い女にも 「彼女は?」と、聞いた
「ご馳走様で~す♪」 その子もビールで乾杯した
「再会を祝して。」 俺が言うと
「お客さん ママのお知り合い? ひょっとして元カレ?」
由美が聞いたので 一瞬 栞をみると
「そうよ由美ちゃん。ママの元カレよ!」 栞が答えた。
「え~~~っ そうなんだぁ~ 邪魔しないように端っこ行こう」
由美が席をずれた。
「アラ、由美ちゃん 遠慮しなくてイイのよ」 栞が言った
「こちらはねぇ 今は楓のお友達のパパでもあるのょ」
「へぇ~ママの娘さんの同級生のパパ~?で、ママの元カレ?)複雑??
「でもママ、それって よく焼けぼっくいに・・」とか 言いますよね?
由美が栞に聞いてきた
俺は 少し笑って聞いていた。
栞が 「そんなんじゃ無いわよ ねぇ鈴木さん?」 俺に振ってきた
答えに困った 火が点いたのは俺の方だったかもしれない
だから たずねて来たのだ。
つづく、
今日のチョロQ、トヨタ・MR-S。
最後のミッドシップ・スポーツ。
ギミックは幌が外れてオープンに
初代、MR-2と。
2010年1月17日(日)
娘の同級生。EP-6
妄想×18
「楓~鍵掛かってないわよ~」 栞が帰って来た
「アラ、お客様?」 と言いながら茶の間に入ってきた
俺は立ち上がり振り返った。
「ママ、亜由美のお父さん。4月からお世話になる南洋銀行の鈴木さん。」
「いつも娘がお世話になっています 鈴木です。」
「こちらこそいつも娘がお世話になっています。」 栞が答えた
栞だった、それなりに年齢を重ねていたがそこに居るのは栞だった。
「お久しぶりです、19年振りかな?」 俺の方から口火を切った
「そ、そうですね。お元気でした?」 栞が答えた。
場の空気を察したのか 楓が自分の部屋へ消えた
「君も変わらないよ、昔のままだ」 思った言葉が素直に出た
「楓が二年生になった時のクラス名簿で気が付きました。」
「そうでしたか 僕は娘さん顔を見て判りました。」
「そっくりでしょ あの子 昔の私に?」
「あぁ、驚いたよ。」
「ところで今日は?」 と、栞に聞かれ
「あぁ、」 「当時、君とあんな事になって すまないと思っている」
「そのことを謝りたいのと どうしても君に会いたくて自分で何をしているか解らないまま来てしまった」
「すまない。」
「お気になさらないで下さい。お互い幸せな人生を歩んだのですから。」
栞の言葉に救われた。
「それより 春から娘をよろしくお願いします。」 栞が頭を下げた
「ハイ、責任持って娘さんをお預かりします。」
「失礼ですが 今お仕事は?」 聞いてみた
「亡くなった主人が残してくれたお店をやっています。」
「小さなスナックなんですが 今度いらしてくださいね。」
「どちらで?」 つい聞いてしまった。
「ローヤルクラウンビルの4階で 店の名前も栞です。」
「ぜひ、今度寄らしていただきます。」
「では、今日は突然失礼しました。」 礼をして玄関に向かった。
「亜由美ちゃんにも又、遊びに来てくださいって伝えて下さい。」
「ハイ、それじゃ 失礼します。」
車に乗ってから 深いため息がでた 脇の下にかいた汗が冷たかった
驚いた、栞の方が俺より ずっと大人だった。
入ってきた瞬間に判ったが 栞はやっぱり 夜の世界にいたのだ
そのころ 栞の家では 楓が
「ママ、亜由美のパパって ママの元カレなの?」
「う~~ん 昔のボーイフレンドよ。」 栞が答えた
「ふ~~ん な~んだBFかぁ~」と つまらなそうに言った
「でもねママ 亜由美のパパって ちょっとカッコイイよね。」
「え~ 楓って オジさん好きなんだぁ~」 茶化して栞が言った
つづく、
今日のチョロQ。トヨタ・メガクルーザー消防所の車。
国産最大の 4WD。
消防車だから ホィールも赤い。
皆さんも火事には くれぐれも注意しましょう。
恋の火傷ならしてみたい。(爆)
「アラ、お客様?」 と言いながら茶の間に入ってきた
俺は立ち上がり振り返った。
「ママ、亜由美のお父さん。4月からお世話になる南洋銀行の鈴木さん。」
「いつも娘がお世話になっています 鈴木です。」
「こちらこそいつも娘がお世話になっています。」 栞が答えた
栞だった、それなりに年齢を重ねていたがそこに居るのは栞だった。
「お久しぶりです、19年振りかな?」 俺の方から口火を切った
「そ、そうですね。お元気でした?」 栞が答えた。
場の空気を察したのか 楓が自分の部屋へ消えた
「君も変わらないよ、昔のままだ」 思った言葉が素直に出た
「楓が二年生になった時のクラス名簿で気が付きました。」
「そうでしたか 僕は娘さん顔を見て判りました。」
「そっくりでしょ あの子 昔の私に?」
「あぁ、驚いたよ。」
「ところで今日は?」 と、栞に聞かれ
「あぁ、」 「当時、君とあんな事になって すまないと思っている」
「そのことを謝りたいのと どうしても君に会いたくて自分で何をしているか解らないまま来てしまった」
「すまない。」
「お気になさらないで下さい。お互い幸せな人生を歩んだのですから。」
栞の言葉に救われた。
「それより 春から娘をよろしくお願いします。」 栞が頭を下げた
「ハイ、責任持って娘さんをお預かりします。」
「失礼ですが 今お仕事は?」 聞いてみた
「亡くなった主人が残してくれたお店をやっています。」
「小さなスナックなんですが 今度いらしてくださいね。」
「どちらで?」 つい聞いてしまった。
「ローヤルクラウンビルの4階で 店の名前も栞です。」
「ぜひ、今度寄らしていただきます。」
「では、今日は突然失礼しました。」 礼をして玄関に向かった。
「亜由美ちゃんにも又、遊びに来てくださいって伝えて下さい。」
「ハイ、それじゃ 失礼します。」
車に乗ってから 深いため息がでた 脇の下にかいた汗が冷たかった
驚いた、栞の方が俺より ずっと大人だった。
入ってきた瞬間に判ったが 栞はやっぱり 夜の世界にいたのだ
そのころ 栞の家では 楓が
「ママ、亜由美のパパって ママの元カレなの?」
「う~~ん 昔のボーイフレンドよ。」 栞が答えた
「ふ~~ん な~んだBFかぁ~」と つまらなそうに言った
「でもねママ 亜由美のパパって ちょっとカッコイイよね。」
「え~ 楓って オジさん好きなんだぁ~」 茶化して栞が言った
つづく、
今日のチョロQ。トヨタ・メガクルーザー消防所の車。
国産最大の 4WD。
消防車だから ホィールも赤い。
皆さんも火事には くれぐれも注意しましょう。
恋の火傷ならしてみたい。(爆)
2010年1月11日(月)
娘の同級生。EP-5
妄想×18
栞と言うのは 妻と結婚する直前まで付き合っていた彼女だ、
結婚してもいいな と思っていた彼女だった
だが俺は 当時の上司の紹介で 今の妻と知り合った
妻は銀行の取引先の娘だった。
ちょっとお嬢さんだったが そこが新鮮で 俺を夢中にさせた
そして俺は出世と引き換えに妻を選び 栞を捨てた
結婚当初は 良心の呵責に苛まれていたが
やがて亜由美が生まれ 幸せな生活にドップリ浸かり
いつしか 栞のことも 忘れていた。
その栞の娘が 亜由美の同級生 しかも仲の良い
次の土曜日 俺は出掛けた
以前 楓を送った あのマンションへ
何を確かめようとしているんだ! 今さら行った所でどうなるものか、
でも、栞に会いたい 顔を見たい 一言謝りたい
その衝動に駆られた
自分のしている事が分からなかった
ドアの前に立っていた 表札には 佐藤 とだけ書いてあった
おそる おそるインターフォンを押した。
「ハ~イ。」 の声の後 出てきたのは楓だった
「アラ、おじ様 どうしたんですか?」
突然の訪問に驚いた楓が言った
「こ、こんにちは。ち、ちょっとイイかな?」 声が上ずった
「先日、君の履歴書を見せてもらったんだが もしかして君の
お母さんが昔の知り合いじゃないかと思って・・」
それで訪ねる事自体おかしいが 今の俺にはそれしか出来なかった。
「そうですか、母は今買い物に行ってますが 上がって下さい。」
ソファーに座って 辺りを見回すと サイドボードの上に写真が飾られていた
赤ちゃんを抱いた栞だった。 不安が確信に変わった。
「どうぞ。」 楓が紅茶を運んで来た
休日の楓は ミニスカートから伸びた足が健康的で
栞に会いに行ったはずの俺の心を突いた
「その写真、お母さんと君かい?」 聞いてみた
「えぇ、私が3ヶ月ぐらいの時です。」
「どうですか?母はおじ様の知っている人でした?」
亜由美に聞かれ
「うん、間違いないよ。」 と答えた。
「もしかして おじ様 母の元カレ?なんてね。」亜由美が笑った
亜由美の言葉に ドキッとした
脇の下から ドッと汗が出た。
外で車の音がした 栞が戻ってきたのだ
何て声を掛けよう 栞は俺の事を どう受け止めてくれるだろう
今度は体中から汗が吹き出そうだった。
つづく、
今日のチョロQ。またも日産シルビアS13。
昔のナンパカー。(乗っていた方ごめんなさい。)
この紫色も素敵なんですが パ-ル2トーンを探してます。
結婚してもいいな と思っていた彼女だった
だが俺は 当時の上司の紹介で 今の妻と知り合った
妻は銀行の取引先の娘だった。
ちょっとお嬢さんだったが そこが新鮮で 俺を夢中にさせた
そして俺は出世と引き換えに妻を選び 栞を捨てた
結婚当初は 良心の呵責に苛まれていたが
やがて亜由美が生まれ 幸せな生活にドップリ浸かり
いつしか 栞のことも 忘れていた。
その栞の娘が 亜由美の同級生 しかも仲の良い
次の土曜日 俺は出掛けた
以前 楓を送った あのマンションへ
何を確かめようとしているんだ! 今さら行った所でどうなるものか、
でも、栞に会いたい 顔を見たい 一言謝りたい
その衝動に駆られた
自分のしている事が分からなかった
ドアの前に立っていた 表札には 佐藤 とだけ書いてあった
おそる おそるインターフォンを押した。
「ハ~イ。」 の声の後 出てきたのは楓だった
「アラ、おじ様 どうしたんですか?」
突然の訪問に驚いた楓が言った
「こ、こんにちは。ち、ちょっとイイかな?」 声が上ずった
「先日、君の履歴書を見せてもらったんだが もしかして君の
お母さんが昔の知り合いじゃないかと思って・・」
それで訪ねる事自体おかしいが 今の俺にはそれしか出来なかった。
「そうですか、母は今買い物に行ってますが 上がって下さい。」
ソファーに座って 辺りを見回すと サイドボードの上に写真が飾られていた
赤ちゃんを抱いた栞だった。 不安が確信に変わった。
「どうぞ。」 楓が紅茶を運んで来た
休日の楓は ミニスカートから伸びた足が健康的で
栞に会いに行ったはずの俺の心を突いた
「その写真、お母さんと君かい?」 聞いてみた
「えぇ、私が3ヶ月ぐらいの時です。」
「どうですか?母はおじ様の知っている人でした?」
亜由美に聞かれ
「うん、間違いないよ。」 と答えた。
「もしかして おじ様 母の元カレ?なんてね。」亜由美が笑った
亜由美の言葉に ドキッとした
脇の下から ドッと汗が出た。
外で車の音がした 栞が戻ってきたのだ
何て声を掛けよう 栞は俺の事を どう受け止めてくれるだろう
今度は体中から汗が吹き出そうだった。
つづく、
今日のチョロQ。またも日産シルビアS13。
昔のナンパカー。(乗っていた方ごめんなさい。)
この紫色も素敵なんですが パ-ル2トーンを探してます。