妄想(18)
2009年12月22日(火)
笑顔。
妄想×18
三話
「あ、起こしちゃった ゴメンね。」 あいが振り向いた
頬には涙の跡が残っていた。
「あ、あぁ おはよう。」 気づかない振りをした
「ごめんね Youtube見てたの 今、朝食作るね。」
後ろを向いたままキッチンに向かった
やがてバターの香りが漂い コーヒーの香りもした
「おまたせ~♪フレンチトーストにコーヒーよ」
そう言ってテーブルに運んできたあいは もう笑顔だった
「私はメロンパン♪」そう言って 席に着いた。
「いただきます。 おっ、加藤 美味いなぁ」
独りになってからパンなんてジャムかマーガリンを塗って食べるだけだった
「ちょっとコゲちゃった ごめんネ。」と、あい
「うん、とっても美味しいよ!」と答えた
「今日は何か予定があるのか?」 聞いてみると
「うん、別に でもコレかたづけたら 帰るね。」
ちょっと寂しい気がしたが
あいに対して何も意思表示してないのに虫のいい話だ
そう考えていると
「次長、22日の夜 来てもいい?」 と聞いてきた
「えっ、あ、あぁ」 不意の言葉に驚いた。
「今年のイヴは平日だから・・・それに・・」 言いかけて
「じゃ、美味しい物作るね!」 「ご馳走様でした。」あいが手を合わせた
そして、俺のベットを直し キッチンをかたづけだした
「送ろうか?」 と聞いたが
「うぅん 一人で帰る。」 と、玄関に向かった
「次長、昨夜はごめんなさい でも今度は大丈夫だから。」
ポツリと言ったあいの言葉に 俺は胸が高鳴った
「じゃあね♪」 そう言うと つま先立ちでKISSをした
そして 後ろを向き出て行った
しばらく 玄関から動けなかった。 考えていた
今朝の涙の理由を でも俺に対して好意を持っているはず
答えは 火曜の夜にわかる
つづく。
今日のチョロQ。スズキ・ジムニー。
クリスマスカラーです。
スキーを積んで 「私をスキーに連れてって」 かな?
「窓に雪の跡 そしてフードにサンタさん♪」
「あ、起こしちゃった ゴメンね。」 あいが振り向いた
頬には涙の跡が残っていた。
「あ、あぁ おはよう。」 気づかない振りをした
「ごめんね Youtube見てたの 今、朝食作るね。」
後ろを向いたままキッチンに向かった
やがてバターの香りが漂い コーヒーの香りもした
「おまたせ~♪フレンチトーストにコーヒーよ」
そう言ってテーブルに運んできたあいは もう笑顔だった
「私はメロンパン♪」そう言って 席に着いた。
「いただきます。 おっ、加藤 美味いなぁ」
独りになってからパンなんてジャムかマーガリンを塗って食べるだけだった
「ちょっとコゲちゃった ごめんネ。」と、あい
「うん、とっても美味しいよ!」と答えた
「今日は何か予定があるのか?」 聞いてみると
「うん、別に でもコレかたづけたら 帰るね。」
ちょっと寂しい気がしたが
あいに対して何も意思表示してないのに虫のいい話だ
そう考えていると
「次長、22日の夜 来てもいい?」 と聞いてきた
「えっ、あ、あぁ」 不意の言葉に驚いた。
「今年のイヴは平日だから・・・それに・・」 言いかけて
「じゃ、美味しい物作るね!」 「ご馳走様でした。」あいが手を合わせた
そして、俺のベットを直し キッチンをかたづけだした
「送ろうか?」 と聞いたが
「うぅん 一人で帰る。」 と、玄関に向かった
「次長、昨夜はごめんなさい でも今度は大丈夫だから。」
ポツリと言ったあいの言葉に 俺は胸が高鳴った
「じゃあね♪」 そう言うと つま先立ちでKISSをした
そして 後ろを向き出て行った
しばらく 玄関から動けなかった。 考えていた
今朝の涙の理由を でも俺に対して好意を持っているはず
答えは 火曜の夜にわかる
つづく。
今日のチョロQ。スズキ・ジムニー。
クリスマスカラーです。
スキーを積んで 「私をスキーに連れてって」 かな?
「窓に雪の跡 そしてフードにサンタさん♪」
2009年12月19日(土)
涙。
妄想×18
二話。
やがてタクシーは俺のマンションに着いた
部屋の前に着き
「ようこそ中年独男の城へ」 俺はふざけて言った。
あいが笑った。
「うわ~けっこう広いのね~ TVデカッ!46?」と聞いた
「あぁ、一人だとなんか淋しくて HなDVDでも見ようかと」と、俺
「案外、本当だったりして」 そう言って あいが笑った
しばらくして 部屋も暖まり 冷蔵庫からビールを出した
「加藤も飲むだろ?」 そう聞くと
「あ~~酔わせて 何かする気でしょ?」と あいが言った
「俺がそんな男に・・・・見えるか。」答えて笑った。
TVでは たけしと安住アナのニュース番組がやっていた
時計の針も11時を回った頃
「加藤、風呂 入るか?」 ちょっと勇気を出して聞いた
「うん、入る。でも・・次長、今日は まだ ごめんね。」
「あ、あぁ」 答えてから 意味が判った。
「次長のYシャツかなにか 貸してもらえる?」
「あぁ、いいよ。」 クローゼットからシャツを取って来て渡すと
「じゃ、お先 頂きまぁ~す。」 と、あいが バスルームに消えた
なんとなく 「これでいいんだ」 と 少しホッとした。
しばらくして 「お先 頂きましたぁ~♪」 あいが出てきた
「次長、こ~ゆ~の 好きでしょう?」と、現れたあいは
髪をアップにして 俺のYシャツを着て 微笑んでいた。
シャツの裾から スラリと伸びた脚は 白く 俺の目を奪った
「馬鹿言うな!」 本当は好きだった 密かに願望だったかも
「よかったら 俺のベット使って」
「大丈夫、シーツもカバーも変えてあるから」 そう言って
俺もバスルームへ入った。
さっきの あいの姿を かき消そうと 長めに浸かった
風呂から出ると 俺のベットで あいが寝息を立てている
灯りを暗くする前に あいの可愛い寝顔を 眺めた。
そして、俺もソファーで 眠りに着いた
かすかに 音楽が聞こえていたので 目覚めた
古内東子の歌なのは判った が、曲名は知らなかった
流れているのは 俺のPCからだった
膝を抱え 声にならない声で 歌っている あいがいた
ふと見ると 泣いている 泣きながら歌っている あいがいた
つづく、
今日のチョロQ。ランサー・エボ8。
ウィング でかっ!!
やがてタクシーは俺のマンションに着いた
部屋の前に着き
「ようこそ中年独男の城へ」 俺はふざけて言った。
あいが笑った。
「うわ~けっこう広いのね~ TVデカッ!46?」と聞いた
「あぁ、一人だとなんか淋しくて HなDVDでも見ようかと」と、俺
「案外、本当だったりして」 そう言って あいが笑った
しばらくして 部屋も暖まり 冷蔵庫からビールを出した
「加藤も飲むだろ?」 そう聞くと
「あ~~酔わせて 何かする気でしょ?」と あいが言った
「俺がそんな男に・・・・見えるか。」答えて笑った。
TVでは たけしと安住アナのニュース番組がやっていた
時計の針も11時を回った頃
「加藤、風呂 入るか?」 ちょっと勇気を出して聞いた
「うん、入る。でも・・次長、今日は まだ ごめんね。」
「あ、あぁ」 答えてから 意味が判った。
「次長のYシャツかなにか 貸してもらえる?」
「あぁ、いいよ。」 クローゼットからシャツを取って来て渡すと
「じゃ、お先 頂きまぁ~す。」 と、あいが バスルームに消えた
なんとなく 「これでいいんだ」 と 少しホッとした。
しばらくして 「お先 頂きましたぁ~♪」 あいが出てきた
「次長、こ~ゆ~の 好きでしょう?」と、現れたあいは
髪をアップにして 俺のYシャツを着て 微笑んでいた。
シャツの裾から スラリと伸びた脚は 白く 俺の目を奪った
「馬鹿言うな!」 本当は好きだった 密かに願望だったかも
「よかったら 俺のベット使って」
「大丈夫、シーツもカバーも変えてあるから」 そう言って
俺もバスルームへ入った。
さっきの あいの姿を かき消そうと 長めに浸かった
風呂から出ると 俺のベットで あいが寝息を立てている
灯りを暗くする前に あいの可愛い寝顔を 眺めた。
そして、俺もソファーで 眠りに着いた
かすかに 音楽が聞こえていたので 目覚めた
古内東子の歌なのは判った が、曲名は知らなかった
流れているのは 俺のPCからだった
膝を抱え 声にならない声で 歌っている あいがいた
ふと見ると 泣いている 泣きながら歌っている あいがいた
つづく、
今日のチョロQ。ランサー・エボ8。
ウィング でかっ!!
2009年12月15日(火)
明日の朝食。
妄想×18
再会。
ルキアに着くと 何組かのカップルが居た
「うわぁ~キレイ♪宝石みたい」と、あいが言った。
ルキアの明かりに照らし出される俺とあいは
どう見ても 訳ありカップルにしか見えないだろう
でも、そんな事は気にならなかった。
気持ちが高揚していた 胸が高鳴っていた
やがて何組かのカップルは kissをしていた
俺はあいの方を向けず ツリーを眺めてる振りをした。
あいが 組んでいる俺の腕に 一瞬力を込めた
再び体中の血が 沸騰しそうになった が、こらえた。
今すぐあいを抱きしめたかった
あいとの年齢差を考え 躊躇する 臆病な自分に腹が立った。
「か、彼氏いないのか?」と、あいに聞いた
言った後に それが確認するが如くの様で 自分を恥じた
「いないよ。」あいが呟いた。
一瞬、あいが組んでいない右手の拳を握った
どれぐらい 時間が経っただろう
「もう 帰ろう。」 口を開いたのは俺だった
あいも 無言でうなずく
西一条通りを北に向かう さすがにまだ人通りも多いので
いつしか 組んだ腕も自然に離れた
満寿屋パンの前で タクシーを拾おうとすると
「次長、朝食は ご飯とパン どっちが好き?」あいが聞いた
「う~~ん パンかな?」と俺、
「じゃ、ちょっと待ってて 今の時間半額なの。」と店内に
数分後、「お待たせ、食パンとクロワッサンと私の好きなメロンパン」
そう言って 袋を抱えてあいが出てきた。
「え、」 一瞬、訳がわからない俺を尻目に
「タクシー!」と手を上げ
「次長!来たよ さ、乗って 乗って♪」と俺を乗らせ
あいは後から乗ってきた
「運転手さん 出して下さい。」と、
「オ、オイ!」と言いかけたが
「公園東町5丁目のパークアベニューまで」とあいが告げた
「俺の住所 知っているのか?」と聞くと
「だって総務課ですもん。♪」悪戯っぽい目であいが笑った
つづく
今日のチョロQ。サニートラック硝子屋さん。
なつかしのサニトラです。
「佐藤硝子店」て 書いてます。(笑)
サニトラ 今でもたまに見かけて 嬉しくなります。
ルキアに着くと 何組かのカップルが居た
「うわぁ~キレイ♪宝石みたい」と、あいが言った。
ルキアの明かりに照らし出される俺とあいは
どう見ても 訳ありカップルにしか見えないだろう
でも、そんな事は気にならなかった。
気持ちが高揚していた 胸が高鳴っていた
やがて何組かのカップルは kissをしていた
俺はあいの方を向けず ツリーを眺めてる振りをした。
あいが 組んでいる俺の腕に 一瞬力を込めた
再び体中の血が 沸騰しそうになった が、こらえた。
今すぐあいを抱きしめたかった
あいとの年齢差を考え 躊躇する 臆病な自分に腹が立った。
「か、彼氏いないのか?」と、あいに聞いた
言った後に それが確認するが如くの様で 自分を恥じた
「いないよ。」あいが呟いた。
一瞬、あいが組んでいない右手の拳を握った
どれぐらい 時間が経っただろう
「もう 帰ろう。」 口を開いたのは俺だった
あいも 無言でうなずく
西一条通りを北に向かう さすがにまだ人通りも多いので
いつしか 組んだ腕も自然に離れた
満寿屋パンの前で タクシーを拾おうとすると
「次長、朝食は ご飯とパン どっちが好き?」あいが聞いた
「う~~ん パンかな?」と俺、
「じゃ、ちょっと待ってて 今の時間半額なの。」と店内に
数分後、「お待たせ、食パンとクロワッサンと私の好きなメロンパン」
そう言って 袋を抱えてあいが出てきた。
「え、」 一瞬、訳がわからない俺を尻目に
「タクシー!」と手を上げ
「次長!来たよ さ、乗って 乗って♪」と俺を乗らせ
あいは後から乗ってきた
「運転手さん 出して下さい。」と、
「オ、オイ!」と言いかけたが
「公園東町5丁目のパークアベニューまで」とあいが告げた
「俺の住所 知っているのか?」と聞くと
「だって総務課ですもん。♪」悪戯っぽい目であいが笑った
つづく
今日のチョロQ。サニートラック硝子屋さん。
なつかしのサニトラです。
「佐藤硝子店」て 書いてます。(笑)
サニトラ 今でもたまに見かけて 嬉しくなります。
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