庭に想う(10)
2012年2月20日(月)
石と会話をする
庭に想う×10
朝は冷え込んでましたけど、日中は日が差していて
暖かですね~(^^♪
連日職業訓練の学科で植物病理学や庭園概論なるものを教えていますが、
1日中椅子に座りっぱなしだと生徒も辛いし私も辛いです。
なので、たまに実習室の土間を使って結束法や石の見方なども教えています。
(ちなみに生徒にはこっちの方が評判がいいです(~_~;))
実際に「石と会話をする」事はできませんけど、石組みをするときはその石のあらゆる面を見たり触ったりした上で表を決めます。今、教えている生徒はキャリアにしてみれば1年程なので、小さな石で「とりあえず転がしてご覧。色々な顔が出てくるから」と説明して添えさせています。
暖かですね~(^^♪
連日職業訓練の学科で植物病理学や庭園概論なるものを教えていますが、
1日中椅子に座りっぱなしだと生徒も辛いし私も辛いです。
なので、たまに実習室の土間を使って結束法や石の見方なども教えています。
(ちなみに生徒にはこっちの方が評判がいいです(~_~;))
実際に「石と会話をする」事はできませんけど、石組みをするときはその石のあらゆる面を見たり触ったりした上で表を決めます。今、教えている生徒はキャリアにしてみれば1年程なので、小さな石で「とりあえず転がしてご覧。色々な顔が出てくるから」と説明して添えさせています。
まずは縁石の曲線!何処を表にするかで結構悩みますけど
「時間は気にしなくていい」と伝えると、腰を据えて石と向き合うので、3時間もするとそこそこの並び方をおぼえてくれます。
「時間は気にしなくていい」と伝えると、腰を据えて石と向き合うので、3時間もするとそこそこの並び方をおぼえてくれます。
次は延段、といったふうにアレンジを変えて石をいじっているうちに石の事がわかってきます。
石と会話をするというのは、そういったキャリアを積み重ねて行くうちに身についている感覚なんでしょうね(^。^)
石と会話をするというのは、そういったキャリアを積み重ねて行くうちに身についている感覚なんでしょうね(^。^)
2008年8月4日(月)
たわわに実ったブルーベリー?
庭に想う×10
いや~!予報どおりあつくなりましたね~。
タイトルは、たわわに実った!なのに写真はたわわなんだけど実っていない。
これには訳がありまして、今朝見た時はたわわに実っていたんです!
『仕事帰りにいい写真が撮れるな~』とワクワクしてたんですが、
今しがた、剪定の仕事が早めに終わったので写真撮ろうとしたところ・・・
(撮影予定だったモデルのブルーベリー)
たわわに実っていた筈のブルーベリーが・・・!
台所では、母がジャムをつくるために収穫したブルーベリーを
煮込んでいました。
『えっ!写真撮る予定だった?違う木にすればいいしょ。』
カラカラしたもんです。
今までの文章はついさっきあった実話なんですが、
最近私が設計する庭でよく入れられている木がブルーベリーとかの、
小果樹なんです。
子供がいればなおさらで、食育なんて騒がれてますけど、
自分の家の庭で収穫できてそれでジャムを作ったり、
(※ 母が作っていたから思いついた訳じゃありません・・・)
そのまま食べてもいいし、何かにトッピングしたり、
この間造った庭は生垣にブルーベリーとラズベリーを植えました。
お店で買ってくるよりも新鮮だし。楽しみがあるでしょ^^。
次回は、たわわに実った写真をアップします!
タイトルは、たわわに実った!なのに写真はたわわなんだけど実っていない。
これには訳がありまして、今朝見た時はたわわに実っていたんです!
『仕事帰りにいい写真が撮れるな~』とワクワクしてたんですが、
今しがた、剪定の仕事が早めに終わったので写真撮ろうとしたところ・・・
(撮影予定だったモデルのブルーベリー)
たわわに実っていた筈のブルーベリーが・・・!
台所では、母がジャムをつくるために収穫したブルーベリーを
煮込んでいました。
『えっ!写真撮る予定だった?違う木にすればいいしょ。』
カラカラしたもんです。
今までの文章はついさっきあった実話なんですが、
最近私が設計する庭でよく入れられている木がブルーベリーとかの、
小果樹なんです。
子供がいればなおさらで、食育なんて騒がれてますけど、
自分の家の庭で収穫できてそれでジャムを作ったり、
(※ 母が作っていたから思いついた訳じゃありません・・・)
そのまま食べてもいいし、何かにトッピングしたり、
この間造った庭は生垣にブルーベリーとラズベリーを植えました。
お店で買ってくるよりも新鮮だし。楽しみがあるでしょ^^。
次回は、たわわに実った写真をアップします!
2008年4月15日(火)
カミング・アウト・・・庭師なのに
庭に想う×10
すっかり暖かくなって明日は、20度を越える予報が出ています。
今年は少し早くお客さんの庭の冬囲いを外して周ったんですが、
梅の蕾もかなり膨らんできました
エゾムラサキツツジは咲いているところもあります。
シバザクラもちょっぴり咲きはじめてます。
少しづつ緑を楽しめるのはいいんですが・・・
これが駄目なんですよね・・・実は花粉症なんですよ!
庭の仕事始めてから発覚したんですが、20年来この時期は苦しんでます。
まだシラカバの花粉は飛んでないんですけど、ハンノキの花粉が飛交ってます。
今年のシラカバの花粉は去年の10倍くらいの量だと予報されています。
今日もクシャミと鼻水がズルズル状態になってます。
薬が手放せない時期にはいりました。
庭師なのに花粉症・・・何の因果かな~
今年は少し早くお客さんの庭の冬囲いを外して周ったんですが、
梅の蕾もかなり膨らんできました
エゾムラサキツツジは咲いているところもあります。
シバザクラもちょっぴり咲きはじめてます。
少しづつ緑を楽しめるのはいいんですが・・・
これが駄目なんですよね・・・実は花粉症なんですよ!
庭の仕事始めてから発覚したんですが、20年来この時期は苦しんでます。
まだシラカバの花粉は飛んでないんですけど、ハンノキの花粉が飛交ってます。
今年のシラカバの花粉は去年の10倍くらいの量だと予報されています。
今日もクシャミと鼻水がズルズル状態になってます。
薬が手放せない時期にはいりました。
庭師なのに花粉症・・・何の因果かな~
2008年3月28日(金)
イメージがわかない!
庭に想う×10
昨年の11月に幼馴染の友人から庭の相談を受けました。
来春の仕事だからゆっくり考えようと、暇をみては設計に入るんですが、
こんなに苦しむと・・・
敷地、建物まではデーターに入れてそこから先が進まない。
たいていは頭の中で色々と配置してそれをまとめる。
ところが、全然イメージが浮かばない、丸1日考え込んでも駄目!
仕方なく別の設計に入ったり見積りを作ったり、
※ここで注意しておきますが、他の設計はできるんです。
何でこの庭だけ浮かばないの?相性悪いの?
月日は流れ雪も融け、いよいよ焦りが・・・
今日も最初のうちは全然だめでした・・・
でも何故か浮かんできたんです・・・イメージが^^!
やっと図面を書き上げられそうです。長かった~
庭師の独り言でした。
来春の仕事だからゆっくり考えようと、暇をみては設計に入るんですが、
こんなに苦しむと・・・
敷地、建物まではデーターに入れてそこから先が進まない。
たいていは頭の中で色々と配置してそれをまとめる。
ところが、全然イメージが浮かばない、丸1日考え込んでも駄目!
仕方なく別の設計に入ったり見積りを作ったり、
※ここで注意しておきますが、他の設計はできるんです。
何でこの庭だけ浮かばないの?相性悪いの?
月日は流れ雪も融け、いよいよ焦りが・・・
今日も最初のうちは全然だめでした・・・
でも何故か浮かんできたんです・・・イメージが^^!
やっと図面を書き上げられそうです。長かった~
庭師の独り言でした。
2008年1月16日(水)
国家の品格
庭に想う×10
何故この様な重たいタイトルなのか?
でも、内容はそれほどでもないのです。
藤原正彦さんの『国家の品格』という著書に
日本の庭師は世界一という件があるんです。
これは、著者が言っていることではなくて、
昭和の初め頃、東京のイギリス大使館の外交官夫人
キャサリン・サンソムさんが彼女の著書に書いてあったらしいんですが、
その部分を抜粋します。
サンソム夫人が感動と共に記していることの一つに、
日本の庭師の話があります。
イギリスの庭師の場合、
例えば「楓を庭のあそこに植えてくれ」と注文すると、
言われたところに穴ぼこを掘って、楓をポンと植えて、
お金を貰って帰ってしまう。
ところが日本の庭師の場合、まず家主の言うことを聞かないと言う。
あそこに植えた方が良い、などと逆に提案してくる。
そして一本の木をあらゆる角度から眺め、庭師自身も
あっちこっちに立ち位置を変え、目を丸くしたり細めたりして、
散々に見た後、最も美しく、調和のとれた所に、
弟子たちに身振り手振りで指示を与えて植えさせる。
日本の庭師というのはオーケストラの指揮者のようだ。
「見ていてわくわくする」と書いています。
この部分を読んだとき、通じるものがあると率直に思いました。
こういう時は、読みながらついつい頷いたりするんですよね。
なんにしても、日本の庭師が褒められているのは嬉しいです。
(外国人から)
又、この様な感覚を持ち続ける庭師でありたいとおもいます。
一度機会があれば読んでみて下さい。
でも、内容はそれほどでもないのです。
藤原正彦さんの『国家の品格』という著書に
日本の庭師は世界一という件があるんです。
これは、著者が言っていることではなくて、
昭和の初め頃、東京のイギリス大使館の外交官夫人
キャサリン・サンソムさんが彼女の著書に書いてあったらしいんですが、
その部分を抜粋します。
サンソム夫人が感動と共に記していることの一つに、
日本の庭師の話があります。
イギリスの庭師の場合、
例えば「楓を庭のあそこに植えてくれ」と注文すると、
言われたところに穴ぼこを掘って、楓をポンと植えて、
お金を貰って帰ってしまう。
ところが日本の庭師の場合、まず家主の言うことを聞かないと言う。
あそこに植えた方が良い、などと逆に提案してくる。
そして一本の木をあらゆる角度から眺め、庭師自身も
あっちこっちに立ち位置を変え、目を丸くしたり細めたりして、
散々に見た後、最も美しく、調和のとれた所に、
弟子たちに身振り手振りで指示を与えて植えさせる。
日本の庭師というのはオーケストラの指揮者のようだ。
「見ていてわくわくする」と書いています。
この部分を読んだとき、通じるものがあると率直に思いました。
こういう時は、読みながらついつい頷いたりするんですよね。
なんにしても、日本の庭師が褒められているのは嬉しいです。
(外国人から)
又、この様な感覚を持ち続ける庭師でありたいとおもいます。
一度機会があれば読んでみて下さい。
<< | >> |