庭師のお仕事(180)

11月に入りボチボチと庭の冬囲い作業に入っています。

事前に作っておいた藁ぽっちと縄を柱の先端に装着し

雪吊りをする庭木に立てて、縄をバランスよく配ります。

何処に柱を立てるかで見栄えが全然ちがうので、これがいちばん難しいポイントですね～。
（何故か毎年悩みます・・・）

あとは枝に縄を縛って完成！

雪つりは、雪の重みから枝を守るためのものですが、冬の庭を魅せるためというもう一つの考えがあります。

この作業をしていると、『いよいよ冬が来てるんだな～』
って感じますね～。（明日は立冬だし）

日に日に気温が下がってきて、冬の足音が確実に聞こえてきてますね～。

来月になれば庭木の冬囲いが、ぼちぼち始まります。

天気の様子をみながら仕事の合間合間で雪吊り用の藁ぽっちを作っていますよ。


米農家から分けてもらい稲藁を


こんな風に仕分けして


整った稲藁を編みこんで


この様に仕上げます。
一人で作業していたので編みこむ様子が撮れませんでした。すみません。

素朴な風合いが楽しめますよ＾＾♪

昨日ウメの木の剪定をしていると、

握っていた剪定バサミがポロリ・・・


一瞬何がおこったのか理解できずに地面を見ると

握り手の部分がポッキリ・・・


折れちゃった～！


20年近く愛用してきた道具の無残な姿に言葉がでない・・


けっこう硬い木を切ったりしていたので勤続疲労の感もある。

何度も刃を研いできたので刃先が数センチ短くなっていた。

消耗品なのかもしれないけど手に馴染んだ道具を失うのは

とっても寂しいものです・・・・

５年分の伸び方は昔の形を思い出すのに一寸頭を捻りますけど