庭師のお仕事(180)

小春日和が続いてますが、
そろそろ庭木の冬囲いをする時期でもあります。

マツの木の雪吊り用にわらポッチを作ってます。

　　　　　　　　　
　　　　　　　　
写真の様に稲わらを編み上げていくんですが、
１つめを編んでいる時は、ほぼ確認みたいなもので、
決して、雪吊りに使える様な出来ではないですね。
２つ目くらいから、指先が思い出してきて、
使えるものが編みあがってくるんです。


さて、しばらく冬囲いの始まりです。

今、施工中の庭に栗の木があって、
その栗の実はがけっこう大きいんです。
栗の木を中心にロックガーデン風の花壇を造ってるんですが、
風邪が強い日に造っていたので、ポトポト実が落ちてきて
たま～に頭を直撃したりするんですね～。
（大事には至ってません＾＾。）

そんな庭も明日には完成の予定なのです！

仕事に追われ、腰痛に悩まされ、気が付けばもう10月、

すっかりブログともご無沙汰してましたが、

今回は先週完成したばかりで、勝毎のJOEに載った庭の

玄関周りについて、（今回は2回に分けます）

入り口部分は舗装されていて、土の部分がまったくありませんでしたが、なんとかしたい・・・。

私の頭の中にはガーデンポケットしかありませんでした。
そもそも、ガーデンポケットを思いついたのは1㎡でも庭をプロデュースできる。という発想の元にあったからです。

理想的な場所にであえて、図面をかきながら形・色合・植物
あれも、これも、様々なイメージを練って完成したのがこのガーデンポケットです。

今回は、マリーゴールドを中心にユキヤナギのピンク、
エリカ、シモツケのゴールドカーペット、カンパニュラ

マリーゴールド以外は越冬できて、来年も楽しめる。
シモツケ溢れるように垂れ下がってくるのが想像するだけで
とっても楽しみだし、
春先にユキヤナギがどんなボリューム花をつけてくれるのか
考えただけでワクワクします。

普通の花壇にあるマリーゴールドも表現の仕方で結構強い
自己主張できるんだと改めて思いました。

つい先程までこの庭のお客様と会っていたんですが、
とっても喜んでいただいてますよ＾＾。

チョッとヒマをみて、昨年施工した庭を見に行くと、
（今入っている現場から近かったんです。）

ガーデンポケットからピンクの花がこぼれるように垂れ下がっていました。

元々こういう事を計算してツルバラを入れたんですが、

一箇所にだけ花が咲いていたので目に入った瞬間そのピンク色が妙に目を引きます。


植栽した樹や宿根草も元気が良いみたいで、マズマズです。

昨日、雨のために入ることのできなかった
庭の剪定に入りました。

古くからのお客さんで、本格的な日本庭園です。
（枯山水、父の作庭です。）


今回はオンコの木を中心に剪定に入ったんですが、
大きな木が沢山あるので、１本の木を仕上げるのも
半日がかりです。

作業の様子ですが、光の加減で時間経過が判るでしょ。


奥さんが、
「いや～涼しくなったね～＾＾サッパリした。
そういえば南蛮なんか食べるかい？」
と、頂いてきたのがメイン画像の唐辛子です。

真っ赤で辛そうでしょ！

漬物とかスパゲティーには、うってつけですな～＾＾。