カツラのオール無垢材で仕上げた今年最初の製品です。

昨年11月に千葉県の方からご注文を頂き、暮れに設計・加工準備を進めておいたものですが、先週お客様のもとにお送りしました。

　この桂の材は、風雪で十勝川に流されて長年ダムに漂い、
その後ダム管理者の手で陸揚げされていたものを工房に運搬して、チェーンソーでひき割って３年間自然乾燥させていたものです。

　直径にして80㎝を超える大木です。
山に有ったころは、春には淡い緑の新緑、秋には黄金色に色づいたことでしょう。
　その風格を感じさせてくれました。

　カツラ独特の「赤肌」は目立って多くはありませんが、引き出しの前板に使った部分は、縞模様がとても綺麗です。

　お客様は宝石の加工やネックレス・指輪など宝飾品の製作をされている方で、手元の道具や材料などを収納したいと仰っていました。

　手許で大事に使っていただけそうです。

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