2009312(木)

折れ脚座卓(イタヤ楓)完成 partⅠ


折れ脚座卓(イタヤ楓)完成 partⅠ

昨年11月にパイン材による折れ脚座卓をご紹介しましたが、今回はイタヤ楓の耳付き材の座卓をご紹介します。

前回パイン材の折れ脚座卓を当myとかちにupさせていただき、ホームページにも掲載したのですが、それをご覧頂いた埼玉にお住いのS様から「耳付き材での製作」のご発注頂いたものです。

 一昨日、厳重に梱包し無事の到着を祈って発送を終えました。

   ○使用材:イタヤ楓の耳付き材
   ○サイズ: 幅1,400㎜ 奥行き700~770㎜ 高さ320㎜
   ○仕上げ: watocoオイル仕上げ

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イタヤは、北海道に広く分布し秋の黄葉がとても綺麗な落葉広葉樹で、外来種であるメープルの仲間です。
 木質は固く、目が詰まり、白肌に薄っすらと赤味を帯びたとても綺麗な木肌が特徴です。

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耳付き材は、その木の一番縁の部分を指します。
木の外側の表皮を丁寧に剥ぎとって、木の自然な形をそのまま残して作ります。
 ですから仕上がりは、その木のもつ自然なラインが作り出す美しさと風合いで二つとないものになります。

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無垢材で製作する家具、特にテーブル類は厚板を幅広に使用するため、温度や湿度などの条件によって『伸縮や反り』が発生します。

 前回ご紹介したパイン材の座卓でも、この対策としてビス止めによる「反り止め板」を使用しました。

 その時は、天板側に凹の溝を加工し、一方の反り止め板は凸に加工した上で、天板の伸縮に添わせるためビス穴に遊びを持たせる加工をしてビスで固定しました。

 今回は、より精密な加工を要する、蟻(アリ)溝と反り止め板となる蟻桟を用いて、反りと伸縮の対策を施しました。

下の写真は、反り止め板の『蟻桟』を天板裏に3本施した完成写真です。


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 以上が、今回ご紹介した完成状況です。
今回に引き続き次回partⅡでは、加工工程をご紹介したいと思います。

 興味のある方はご覧頂けたらと思います。

 







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工房 木-楽々(ki-rara)
工房 木-楽々は、十勝帯広の北東 上士幌町萩ヶ岡ののどかな高原から、広葉樹の無垢材による家具・木工製品やパイン材のカントリー家具を製作しお届けしています。一般の家具店には無い Just my Size の家具をお作りしてお届けしています。

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