2009年3月16日(月)
折れ脚座卓(イタヤ楓)完成 partⅡ
家具・木製品・キルト×81
今回は、イタヤ楓の耳付き材の座卓が完成するまでの加工工程の一部を二回に分けてご紹介させていただきます。
前回11月に、パイン材を使用した同じ折れ脚座卓の加工工程をご紹介しましたが、基本的には同じです。
前回見て「知ってるよ」と言う方はご容赦ください。
まず、綺麗で狂いのない天板の製作過程です。
仕上がり寸法は、1,400×700㎜(+α ←耳付きのため)です。
仕入れた材の厚さは35㎜、幅は有効幅にして25㎝から30㎝程度あります。
最初に、仕入れたイタヤの材の中から、天板の両サイドに使用する『耳付き材』を材質や形状を見て選定します。
前記の材の有効幅をそのまま使用すると使用途中での『反り』を招く大きな原因になります。
従って、当工房では敢えて芯を中心に材を挽き割り、材の繊維を断ち切って使用しています。
まず素材でできるだけ防止対策を施し、更に次回でご紹介する、反り止め用の『蟻桟』による対策と二重に加工を施しています。
今回は、両外側の耳付き部分と中間材部分 計6枚を3回に分けて接ぎ合わせを行い、幅700㎜から770㎜の天版に仕上げました。
↓の写真は第1回目 片側3枚のハギ合わせの様子です。
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↓の写真は、残り半分の接ぎ合わせを行った後の、両方を接ぎ合わせている3回目の最終接ぎ合わせの様子です。
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次が、脚部の加工です。
前回同様に座卓の大きさから、全体のバランスを考慮し80㎜角の太さとしました。
この脚に「折れ脚金具」を取り付けることになります。
脚を立てた時に外観上違和感なく、また畳んだ時はスッキリきちんと折り畳めることが重要です。
このため、金具の幅と厚み分を考慮して、脚本体に金具が収まるように床掘りの加工を行います。
↓の写真がスミ線に沿って、幅・深さを合わせて加工している様子です。
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↓の写真は、加工を終えて金具の収まりを確認しているところです。寸法通りにピッタリと収まりました。
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↓の写真は、床掘りを終えて、折り畳み用のツマミ金具の部分の加工と装飾を兼ねた角の面加工を施して完成した脚部の写真です。
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これに、全体の最終行程で金具を取り付けて完成になります。
次回 partⅢでは、天版の反り止め加工の工程についてご紹介します。
ご覧頂きありがとうございました。
前回11月に、パイン材を使用した同じ折れ脚座卓の加工工程をご紹介しましたが、基本的には同じです。
前回見て「知ってるよ」と言う方はご容赦ください。
まず、綺麗で狂いのない天板の製作過程です。
仕上がり寸法は、1,400×700㎜(+α ←耳付きのため)です。
仕入れた材の厚さは35㎜、幅は有効幅にして25㎝から30㎝程度あります。
最初に、仕入れたイタヤの材の中から、天板の両サイドに使用する『耳付き材』を材質や形状を見て選定します。
前記の材の有効幅をそのまま使用すると使用途中での『反り』を招く大きな原因になります。
従って、当工房では敢えて芯を中心に材を挽き割り、材の繊維を断ち切って使用しています。
まず素材でできるだけ防止対策を施し、更に次回でご紹介する、反り止め用の『蟻桟』による対策と二重に加工を施しています。
今回は、両外側の耳付き部分と中間材部分 計6枚を3回に分けて接ぎ合わせを行い、幅700㎜から770㎜の天版に仕上げました。
↓の写真は第1回目 片側3枚のハギ合わせの様子です。
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↓の写真は、残り半分の接ぎ合わせを行った後の、両方を接ぎ合わせている3回目の最終接ぎ合わせの様子です。
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次が、脚部の加工です。
前回同様に座卓の大きさから、全体のバランスを考慮し80㎜角の太さとしました。
この脚に「折れ脚金具」を取り付けることになります。
脚を立てた時に外観上違和感なく、また畳んだ時はスッキリきちんと折り畳めることが重要です。
このため、金具の幅と厚み分を考慮して、脚本体に金具が収まるように床掘りの加工を行います。
↓の写真がスミ線に沿って、幅・深さを合わせて加工している様子です。
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↓の写真は、加工を終えて金具の収まりを確認しているところです。寸法通りにピッタリと収まりました。
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↓の写真は、床掘りを終えて、折り畳み用のツマミ金具の部分の加工と装飾を兼ねた角の面加工を施して完成した脚部の写真です。
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これに、全体の最終行程で金具を取り付けて完成になります。
次回 partⅢでは、天版の反り止め加工の工程についてご紹介します。
ご覧頂きありがとうございました。
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