2009611(木)

緋桂のソーイングボックス


緋桂のソーイングボックス

カツラの古材で製作したソーイングボックスです。

 昔、和服などの仕立て直しの際に使われた『張り板』を使っています。

 今ではすっかり見れなくなった「張り板」ですが、昔はよく見かけたものです。

 古くなった和服を仕立て直す際に、解いた生地を洗い、フノリを付けて張って乾かすのに使われました。
 少し疲れた生地も、ノリが効き新品同様に生まれ変わって、生地が擦り切れるまで何度となく仕立て直されたものでした。

 張り板そのものの大きさは、幅40㎝・厚さ20㎜程度、長さは2m位の一枚板です。
 原木は直径にして70㎝以上はあった大木の桂から取られたものと思われます。

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写真の色合いをご覧ください。
この色合いは経年による色変化もありますが、緋桂独特の赤味を帯びた色合いです。

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緋桂は『十勝の銘木』とされ、今では原木で生産される大径木は手に入らないと言われています。

 使用した張り板は、半世紀以上も前に作られたものと思われますが、その頃は近くの山々からふんだんに産出されていたことでしょう。

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工房 木-楽々(ki-rara)
工房 木-楽々は、十勝帯広の北東 上士幌町萩ヶ岡ののどかな高原から、広葉樹の無垢材による家具・木工製品やパイン材のカントリー家具を製作しお届けしています。一般の家具店には無い Just my Size の家具をお作りしてお届けしています。

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