20081218(木)

減税・・・

年末で、経理などの事務仕事に追われてちょっと、更新に間隔か空いてしまいました・・・言い訳ですけど・・・・・

12月に入り、年末で自分と同じように、ドタバタしている方が多いのではないでしょうか?

突然ですが、今日は真面目な話です。(いつも真面目ですけど・・・)

意外と知らなかったお客様が多かったので、簡単に説明します。

○ 住宅ローン減税って、いったい何?

住宅ローン減税とは、住宅ローンを減らしてくれるという、
消費者にとって嬉しく都合のよいもの、ではありません。

これは、住宅ローンを組んだ場合に一定の条件を満たせば、
確定申告をすることによって、その年の所得税から一定の割合戻ってくる、
というものです。

ようするに、住宅ローンの残高がこれだけ残っているんです、だから税金を安くしてください!というものです。

この制度は恒久的なものではなく、2009年以降は住宅ローン減税制度が打ち切られる予定になっていました。

12月31日に入居するのと、来年1月1日に入居するのとで、税金が戻ってきたり来なかったり?!なんてことが現実に起きようとしていました。

○ 住宅ローン減税は、どうなるの?

それが麻生内閣になり、景気が下向いてきたことがはっきりしてきた中、追加経済対策の柱として打ち出されたのが、住宅ローン減税の期間延期と金額の拡大でした。

先日の発表によると、控除額の拡大も、当初言われていた300万から大幅アップの600万円となりそうです。

しかしこれまでのように所得税からの減税だけだと、所得税額が控除額を上回ってしまう世帯のほうが多いのです。

例えば年収550万円・夫婦と子供二人の世帯の場合。
所得税額は年9万円で、10年間で90万円です。

枠を600万円まで広げてもらっても、誰もがいっぱいいっぱい減税枠を使えて、住宅価格が600万円お得になるというわけではないのです。

6000万円のローンを組む人なら、控除率1%で所得税が60万円、10年間で600万円と満額控除されることになります。

所詮、金持ち優遇税制だと批判されていたわけです。
でも、「住宅ローン減税」が延期されるみたいだから、皆さんも少しは安心ですね。

つづく・・・






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