2009年2月4日(水)
土地探しの基礎
あなたは、どんな土地を選びますか?
子供の頃からずっとここで住んでいます。親の近くに住みたい。そんな理由もなく、仕事場がここだから通勤圏内で家を探そう!と思う方は多いと思います。家を構える、ごくありふれた事情です。
■一般的に良いって言われてるところなら、間違いないんでしょ!?
住宅用地にはいろんな種類があることはご存知の方も多いと思います。都市計画法により定められた用途地域というもので、これは市街化区域の用途を12に分けていて、その土地をどのように使うことができるかを決めたものなんです。
用途地域はいくつかに分かれているのですが、この中に住居専用地域というものがあります。
それが、さらに第一種・第二種低層、第一種・第二種 中高層の4つに分けられていて、それぞれにいろんな規制があります。
一般的には第一種低層住居専用地域というのは、周辺に住宅以外のものは建ちにくく高さ制限もあるので、最も環境が良いとされています。
■ということは、住むなら住居専用地域の方が良いってことですね?
住居専用地域というくらいですから、家はこの地域に建てなければいけないと思いがちですが、そういうわけではないのです。
実際の町を思い浮かべても、家は家、お店はお店、そればかりが固まって建っているということはないですよね。
住居『専用』なので住居以外のもの、例えば商店、公共施設、工場などには規制がありますが、住居専用地域『以外』の場所に住むことに、なんら問題はありません。
ただし、12の用途地域の中で唯一『工業専用地域』だけは、住宅を建てることが許されていません。もちろん学校や病院も建てられませんし、スーパーや飲食店も不可です。
もちろん、そんなところじゃ暮らしていけないのは、当然ですね。
そう考えると、どこに住むのか・・・というのは、自分の生活の場として成り立っているのか?を考えることから始めれば、必然的に決まってくると言えると思います。
お子さんがいらっしゃるのであれば、幼稚園や学校が近くにあるほうがいいな~とか、すぐに診てもらえる病院があるところがいいわ!など。
夜遅くまで空いているスーパーがないと困るわ、とか、徒歩圏内にDVDショップくらいはあったほうがいいな、とか。
一人暮らしの方なら周辺が24時間賑やかなところを希望されるかもしれませんし、逆に一人だからこそ閑静で安心安全な環境を求められるかもしれません。
■今回のまとめ
まず、自分の理想と希望を持ちましょう!
用途地域はそれごとに可能な建築物が決まっていますので、実際の場所を知らなくてもそれを見るだけで、大体自分のニーズに合っているかどうかを把握することができます。
そのためには自分がどんな生活を送りたいかという未来予想図をハッキリさせておく事は、大切ですね。
子供がいるから環境抜群のところ♪でも、自分もゆくゆくは仕事に出たかったのに、交通や買い物の便が悪くて通勤しながらの家事に不便!
・・・だからもっと都合の良いところにお引越し~♪・・・というわけには簡単にいかないのが、住宅です。
目先の事情だけでなく、将来的な家族家庭像もあわせて考えて、よりベターなところを選ぶように注意しましょう。
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