2009年4月13日(月)
土地探しのポイント
新築をお考えの方の中には、2種類の方に分けられます。
土地を持っている方と持っていない方です。
土地を持っている方で言えば、
相続した土地をお持ちの方、
建て替えの方、
ご両親所有の土地に2世帯住宅を建築予定の方など、
が挙げられます。
そういった場合には、
既に決まった土地に住宅を建てるわけですから、
その土地に合わせて、いかに自分の理想の住空間を
実現するかにポイントを絞ってくださいね。
土地がまだ決まっておらず、
土地選びから始める方は、
土地と自分の建てたい家の両方から発生する、
さまざまな希望条件を考えて土地を探すことになります。
希望条件をすべて満たす土地を
すぐに見つけることは
はっきりいってとても難しいです。
見つけられたら本当にラッキーですよ。
土地を探す場合に重要なのは、
自分の現在のライフスタイルを考慮して、
将来を予測することです。
そして、希望条件に優先順位をつけて
土地を探すことがとても重要になります。
■土地探しの条件を考える
土地を購入して家を建てるというのは、
ほとんどの方にとって
慎重にさまざまな角度から考えて
土地を選択することが大切です。
まず、購入価格、ご購入者の年齢、職業、職場、
ご家族、ご家族の年齢、職業などの項目を考えて
ご自分のライフスタイル、将来設計を考えてみましょう。
■「購入可能価格」を考える
「購入価格」ですが、
いくら住みたい場所・土地があっても
誰もがお金をいくらでも出せるわけではありません。
ですから、まず自分の購入可能な
「土地」と「家」の合計価格を考えます。
「家」については、
ご家族の人数と住居の広さを考えて、
住宅会社の担当の方に相談して、
おおまかに試算してもらいましょう。
建築資材や土地の建築条件などによって
価格も大きく異なると思いますが、
それも併せてご相談されると良いでしょう。
その時考える家の広さですが、
例えば現在ご夫婦2人と
3才のお子さん1人の3人家族の場合には
どのように考えれば良いのでしょうか。
現在のさまざまな状況を考えると、
購入した家と土地を売却して、
また新しく家を購入するのはたいていの方にとっては
経済的に大変難しいと考えられます。
ですから、
まずは、今後20年位を見通した家族構成を考えます。
子供の人数は将来的に何人の予定か、
ご両親と同居する可能性はあるのかということです。
他のご兄弟が既に一緒に住んでいて、
ご両親と同居の可能性がない場合には、
将来的なお子さんの人数と
お子さんが成長して20歳になったときまでを考慮して、
どの程度の広さの家が必要かを考えましょう。
家の建築価格の検討がつくと、
ご自分の購入合計価格から考えて、
土地の購入価格の検討がつきます。
例を挙げると、
将来的にもう1人子供が生まれることを想定して、
ご夫婦2人とお子さん2人の4人家族の間取りを
考えてみましょう。
延べ床面積36坪の広さでは、
2階に6畳3部屋、1階にリビングダイニングと
もう1部屋の間取りの4LDKの家が建築可能です。
(土地の形状などで異なりますので、
詳しいことは住宅会社の担当の方にご相談ください。)
土地と家の合計購入価格を3000万円とします。
すると、坪単価50万円の家を建てる場合、
50万円×30坪で家の建築費が1500万円となります。
残りは、土地の価格が1500万円となります。
これでだいたいの目安をつけて、土地を探します。
ローンを組んで、住宅・土地を購入する方が多いかと
思われますので、この時にお子さんの将来的な教育費も
考慮して、購入価格を考えることが必要となります。
また、高い建築技術を持った低価格な住宅会社に
依頼することができれば、コストの大きな削減につながり、
将来的なマネープランにゆとりが生まれることになりますから、
様々な会社に足を運んだほうがいいですね。
次回は、その他の条件から考えた土地選びについて
お話ししたいと思います。
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