■「価格」以外の土地探しの条件って何？

前回は、土地価格の概算を考えてみましたが、
「購入価格」以外の希望条件について考えてみましょう。


皆さんはどんな土地、どんなところに住みたいですか？
ご家族と話しながら希望を紙に書いてみましょう。


■希望の土地を紙にドンドン書きまくる

「職場への通勤が便利なところ」
「子供の通える学校や幼稚園が近くにある」
「静かで、環境が良い住宅地」
「買い物に便利なスーパーや商店街がある」
「緑豊かな公園が近くにある」
「日当たりが良い南東の角地」
「広い道路に面している土地」
「海の近く」など、

人それぞれさまざまな希望条件があると思います。


希望条件を紙に書きだしたら、
その条件に番号を振って優先順位をつけます。


すべてが自分の希望と
ぴったりの土地を探すのは難しいこともあります。


購入候補の土地がみつかったら、
優先順位の高い条件から検討していくと、
買い逃しがありません。


■将来を見通した土地購入
　
定年後のご夫婦のライフスタイルは
大きく変化しないと考えられますので、
現在の希望条件の土地、住まいを探し、
購入すれば大きく失敗することはないでしょう。


一方、小さな子供さんがいるご家庭は、
「ライフスタイルの変化を考えた土地選び」が大切です。


ライフスタイルの変化とは何でしょう？

例えば、
３歳の子供は、当然１０年後には１３歳になります。
また、２０年後には２３歳になります。


経済情勢などから考えても、
何度も土地を買って、住宅を建てるのは
難しい場合も多いでしょう。


そこで１０年後、２０年後の
家族構成、年齢、ライフスタイルを考えて、
希望条件を考えます。


例えば、
３歳のお子さんがいるご夫婦が土地を探している場合、
現在の希望条件だけでなく将来の変化を考えてみます。


「子供はもう一人増えているかもしれない」
「小学校、中学校と進学した場合にはこの土地は暮らしやすいか」
などを充分に考えてから土地を選ぶことが、
失敗のない土地購入につながります。


そして、候補の土地が決まったら、
ライフスタイルの変化も予測して、
間取りプランなどを住宅会社の担当の方に
あらかじめ相談しておくことをお勧めします。


何事もすぐ相談するクセをつけておけば
失敗のない土地購入に繋がっていきますので。