2012225(土)

「$2500以上の寄付をすればチケットが確実に入手できます」


2013 might seem a long way off, but the deadline for Ring Priority Ticketing is just around the corner. Heed Wotan's advice and make a contribution at the $2,500 level or higher before March 31, 2012. We begin taking ticket orders for donors of $2,500 or more on April 2. This is the only way to secure your perfect Ring 2013 experience including access to the best seats in McCaw Hall and the exclusive benefits listed here.
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New for $1,000 Donors: Advanced Opportunity Ticketing

If a contribution at the $2,500 level or higher isn’t right for you, consider joining our effort with a gift of $1,000 or more. After providing seats to our Priority Ticketing donors of $2,500 or more, the next wave of seating will go to our Advanced Opportunity donors of $1,000 or more. These donors will also receive the many benefits listed here.
長い引用ですが、最近米国シアトル・オペラから送付されたメールの一部です。

その前に、動画で、「ヴォータンからのメッセージ」と題し、ヴォータン役の歌手からのメッセージが添付されています。

要約すれば、2013年のリングサイクル(ワーグナーの「ニーベルングの指環」全4部作)の席を確実に確保するための唯一の方法は$2,500以上の寄付をすることです。$2,500では高額だと思う人は$1,000の寄付をすればその次の優先順位で券を融通します、といっています。

動画はこのサイト外部リンクで見ることができます。

シアトルのリングはニューヨークのメトともまた異なり、なかなかハイレベルです。私も、何年か前に行きました。リングの場合全部見ようとすると4晩かかり、毎日上演ではないので最短でも6日間かかるのですが、私はスケジュールの関係上3作見ました。

別の要件とスケジュールをぶつけていきました。(シアトルやNYC,LAに行ってもイチローや松井は見ていないんですよね。残念ながら)

米国の場合、寄付をすると、税金上の優遇措置があるので寄付は盛んです。最近では、大学に校舎を建てた、というのもありました。

劇場などのチケットもその例外ではなく、チケットを買うと寄付金欄があります。もちろん0でも構いません。

また、シーズン中の優遇(たとえば、レストランやラウンジを優先的に予約するなど)を得るために、多額の寄付プログラムがあります。シアトルの場合も$25,000から$100まであります。劇場運営には多額の費用が掛かりますから、愛好者から寄付を募るというのは、良い方法だと思います。

しかし、リングのチケットを確実に確保するためにはこれ以上の寄付をしてください、というのはどうでしょうか? 動画によると、出演者とも話ができる機会があるようですが。

確かに、リングの全作同時上演は世界的にも機会が少ないですし、「絶対リングが見たい」と世界中を放浪しているリングの熱狂的なファンは存在するので、ウィーンやバイロイトなどで見ることは(特に前者は)限りなく困難です。しかし、シアトルの場合はそれほどでもないとおもいます。実際私も、普通にチケットを入手し見ていますから。今回の上演が、新演出のプレミエならば別ですが、そうでもないようですし。

最近、この種に限らず国内でも、売買に関する煽りメールが届くことがあるので、注意したいなと思う愚痴ブログでした。

(追記)この話で思い出したのですが、ドイツでドイツ語のオペラ(特にワーグナー)を見ると、やはり彼らでなければ表現できない独特のものを感じます。これはミュンヘン、ベルリン、ハンブルクやドレスデンといった大劇場だけでなく、小さな地方都市でも同じことが言えます。これこそ、裏方までドイツ語を話している人たちが作り出す、本場ものでしょう。このような話は、また機会があれば書くことにします。






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