201255(土)

メンチカツのつもりが…(+イギリスについての小話)

日常×44

ハンバーグになっちゃった。残念。

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ヒジキなども入れて、普段食べない野菜類も添えて頑張ったつもりでしたが、揚げた後油が残るのが嫌で油を薄くしかひきませんでした。

当たり前ですね。揚げるというより、焼くという感じでした。

おまけに調味料を入れ忘れ、味がなかった。

ある業界に勤めるようになってから、まずいものが一切食べられなくなりました。しかし、自分で作るとまずくても食べられるものです。

ソースを大量にかけて食べました。

でも、今日のブログは、自分の詰めの甘さを露呈するのが目的ではありません。

この話で思い出したのですが、以前ロンドンにいたころ、ある家庭にお呼ばれで何泊かした時の話です。

奥さんの手料理を毎日ごちそうになっていたのですが、
何泊か目に、「今日は残念だと思うけど」という前置きとともに、イギリスの家庭料理をいただきました。

その時に改めて認識しました。

「イギリス料理はまずい」で定番で、多くの旅行者はフィッシュアンドチップスなどでごまかすのだと思いますが、まずいというのではなく、無味なのです。たとえば、キャベツなどを調味料なしに白湯で茹でている感じ。出来上がった料理を自分の皿に取ってから、ソースなどの調味料を大量にかける。結局ソースの単調な味に終始してしまうので、芸術性のある味には仕上がりません。

彼らは、インド料理と称してカレーや、イタリア料理を日常食べていますので、このような調理を何日かに一度、いまだ受け入れているのはとても不思議な人たちだと思います。ロンドンの中華街はとてもリーズナブルでよい料理が食べれますし、イタリア街もなかなかなものですよ。

もどって、先ほどの奥さんの話ですが、

「世界中に○○料理のレストランがあるのに、イギリス料理だけがないのはずるい」と真顔で言うのですね。私は、「繁盛しないよ」と言いかけましたが、黙っていました。傍にいたご主人も黙っていました。

イギリス料理は、言われているほどまずいとは思いませんが、海を隔てたフランスやベルギーの芸術性とは遠く及びません。ドイツ人でさえ、「無味の料理を大量に食べるのは我慢できない」といっていました。

アングロサクソン系文化かな?とも思いますが、アメリカにはジャンクとさげすまれながらも、口あたりがよかったり(アイスクリームや、ドーナツの類)、私のような大食漢を大変満足させてくれるカジュアルなレストランがあったり(テキサスのステーキハウスは最高でした)、それでいて世界最高級の料理を(日本食やすしでさえ、ニューヨークは銀座と並んで最高の場所だと思います)出してくれるレストランがあります。私の印象は、イギリスとはちょっと違いますね。

もうすぐロンドンオリンピックです。

イギリスはロンドンよりも郊外や田舎町が本当に美しいです。特に中世のヘンリー八世やエリザベス一世の時代が残る町がすばらしい。この時代が最もイギリスが繁栄した時期でしょう(その前がイタリアルネサンス、後がルイ14世のフランスになります)。

私は、居住と旅行を両方経験しましたが、旅行者には本当に魅力的な国。居住にはいまいちな国です(ただし、「日本人にとっては」と付け加えておきます。とにかく彼らの島国根性が目につくのです。欧州人にとってはイギリスは最先端を行くあこがれの国。コモンウェルスの国々の人々にとっても同様です)。

行かれる方、楽しんできてください。






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