201293(月)

また会えてよかった

動物×67

また会えてよかった

(写真)グレゴールとアレウートの双子の兄弟 Zwillingbrüder Gregor und Ale-ut @Tiergarten Nürnberg 17.8.2012


一年前にこちらこちらこちらこちらでご紹介した、双子のオスの兄弟に一年ぶりに再会しました。ドイツバイエルン州にある、ニュルンベルク動物公園です。

画像

欧州の動物園では多い事例ですが、1歳のこの兄弟は母のヴェラ(Vera)と同居しています。ガラスで仕切られた隣の放飼場では一年前と同様、父のフェリックス(Felix)が一頭飼いになっています。

画像

前にもご紹介しましたが、ヴェラは旭山のイワンの妹です。ですからこの双子も、日本にいるロシア系の熊たちと血縁にあります。また、この双子の姉は有名なフロッケです。

画像

お昼頃動物園に到着しましたが、3頭とも舎内で給餌を受けており、その後すぐ授乳シーンになりました。

画像

この双子は今おびひろにいるアイラと同年齢ですが、やはり授乳を見るとアイラ(とほかのララの子供たち)には本当に申し訳ない気持ちになります。結局繁殖を優先して母子を引き離したわけですから。それと個人的な興味から、特にララとアイラの親子関係の発展過程をみたかったなといまさらながらに思います。

画像

たぶん放飼場が広いせいもあって、この双子およびヴェラはお互いの交流シーンは多くありません。喧嘩しなくても済む広さなのですね。


ニュルンベルクのホッキョクグマ舎は横に広くヴェラ母子がいる向かって右側とフェリックスのいる左側が一望できるようになっています。プールの中はフェリックス側だけ見ることができます。

画像

ですから、ヴッパータールやこの後行くミュンヘンのヘラブルンのような、観覧者を右往左往させるような残酷な作りではありません。ただ、奥行きも広く、クマたちが手前のプールにいない限り、見づらいことになります。特に、授乳は一番奥の場所でされるため、望遠レンズを持たない限り、撮影には不向きです。

画像

2時半から毎日行われる餌ガイドタイムがあります。熊たちの紹介ということで、まずフェリックスの名が呼ばれると、彼は立ち上がって答えていました。(写真はありません)でも給餌はこの時は母子側だけ。(フェリックスは後程舎内で給餌を受けていました)この母子も、別のドイツの動物園の熊たちと同じように、それほど飼育員さんに反応するわけではなく、投げられる餌を淡々と食べるという感じでした。肉・野菜・果物(メロン)という順番です。

画像
写真は、餌を食べている兄弟のところに行く子供。

画像

それにしても、この双子はよく似ています。片方がやや色白というくらいの差でしょうか? 目が離れているところは、ロッシーの面影が少しあります。動物園に着いてすぐ、授乳シーンのころに、この子たちに詳しい女性がお友達と思われる人に、お母さんのところに真っ先に行くのはグレゴールと説明していたので、私はなるほど、とそのあとも見ていました。しかし、夕方に来た別の女性は真逆のことを話していましたので、やはり誰にも区別はつかないということですね。おびひろ動物園では担当飼育員さんがイコキロの区別の仕方の説明を四苦八苦されていましたが、ニュルンベルクではこの説明はありませんでした。

画像

エサタイムの後は長い間中央の木の陰に隠れ、3頭でお休みタイムでした。この間はたまにヴェラの頭が見える以外は、全くこちらから見ることができません。

潜るのが大好き

この双子は潜水が大好きです。黒いボールで遊んでいたりします。このボールはいたずら者で、岩の陰に挟まったりするので、これをもぐって取ったりするのです。

画像


近くにいた親子の会話。

父:「熊は長く潜れるね」
娘:「どのくらい?30分くらい?」
父:「そんなに長くないかな。」
娘:「じゃあ10分くらい?」
父:「5分くらいかな?」

30分も潜れたらいいですよね。野生下ではクマは魚は捕れませんが、魚も捕れるかも。

お休みタイム後、一頭がプールで、もう一頭が奥で遊んでいましたが、ヴェラと一緒にいた一頭が一声鳴き声を出しただけで、プールにいた一頭は遊びを即やめ、そそくさと奥へ行き、授乳タイムとなりました。

画像

画像

画像

画像

この時刻ですでに午後7時過ぎ。7時30分が閉園タイム。この日はその後映画の上演会があるようで、それに参加する手に目印のバンドをつけた人たちが来たので、動物園を後にしました。

この冬には、新たなペアリングがあるのでしょうか? そうすると、双子にとってお母さんと過ごす最後の夏かな? 双子の健常な成長を祈ります。

小話

1.(続)男性は大変

先回の続きです。

先回のブログをアップした後、別のペアを見つけました。
その日はずいぶん長いこと強い雨が降っていたのですが、私の前で車を降りると、男性がすぐに上着を脱ぎ、女声がその上着を使って頭上に上着をかざして雨の中小走りで劇場に入っていきました。男性は、白ワイシャツに黒ズボン。もちろんぬれねずみ。

私の個人的な感想を言いますと、仮に配偶者であったとしてもそこまで相手に依存したくはないですね。ましてやその日は突然の雨というわけではなく、ずいぶん長いこと雨が降っていたのですから、傘を持ってくればいいだけの話です。

そういえば昔読んだ「ガリーナ日記」(ガリーナ・ヴィシネフスカヤ著)で、彼女と夫の名チェリストのロストロピーヴィチがソ連から亡命する場面で、針金柵の上を飛び越える際に、彼が先に向こう側へ行って、やおら自分のコートを脱ぎ地面にひいて、彼女が落ちてくるのを保護したという記述がありました。ここでは、そんな彼を見て彼女は笑ったとありましたけど、私の目の前で起こったことは、その場面を彷彿とさせました。

ところで、この日ですが劇場内でカメラで記念撮影に夢中になっている日本人男性が私にぶつかってきました。その人は私に謝りましたが、いつも以上に私が不機嫌に返答したことは言うまでもありません。

2.今日のドライブ

最近車を動かしていなかったので、日曜日の晩に都心を少しドライブしました。今日は、東京タワーのライトアップも本当に美しく、こちらもと思って帰りに寄ってみたのですが(案の定)10:00を過ぎていたので、終わっていました。これは、ゆっくり別の機会に見に行くことにしましょう。

ただ、今回の目的の場所は予想以上に満足の行く場所でした。動画でご勘弁ください。徐々にライトアップされていく瞬間の動画もありますが、あれは美しいですね。


帰りに、遠くにスカイツリーのライトアップや隅田川の橋やレインボーブリッジのライトアップと、短くても楽しいドライブになりました。週末の都心は道路もすいていますし、ドライブはとても快適ですよ。絶対お勧めです。一方平日は絶対×です。反対に週末渋滞なのは高速道路です。






 コメント(0件)コメント欄はユーザー登録者のみに公開されます 
コメント欄はユーザー登録者のみに公開されています

ユーザー登録すると?
  • ユーザーさんをお気に入りに登録してマイページからチェックしたり、ブログが投稿された時にメールで通知を受けられます。
  • 自分のコメントの次に追加でコメントが入った際に、メールで通知を受けることも出来ます。






 ABOUT
黒目
写真は趣味ではありません。期待しないでください。
日常感じたことを紹介していきます。

性別
属性個人
 ブログカテゴリ
 カウンター
2011-03-14から
66,435hit
今日:45
昨日:8


戻る