2011421(木)

菅首相は小沢グループの力を借りればいい


統一地方選前半で民主党の惨敗に終わり、民主党内、野党からも菅首相退陣論が活発になっています。

石原都知事からも、「素人なんだから、もっと官僚を使わないと」といわれる始末。

大震災の以前からずっと思っていたことなのですが、菅首相は小沢グループを排除することで何か利を得ることがあったのでしょうか。

首相は、海江田氏を閣僚に据えることと、何人かの副大臣に小沢グループから起用した、と「適材適所」を強調していますが、小沢氏とそのグループを排除することで一過性の支持率向上を狙ったとしか見えませんね。

その特効薬もとっくに消えてしまい、選挙のたびに敗北する民主党。

その挙句、大震災後自民党に大連立を申込み、断られる。

人材がいないのは当たり前でしょう。部下の半数を排除しているのですから。

ここで思い出されるのは、オバマ氏が大統領に当選してクリントン氏を国務長官に任命したことです。クリントン氏は、民主党の大統領候補者に立候補してから、痛烈にオバマ氏を批判してきた人物です。それによって民主党が2分するほどの分裂があったにもかかわらず、当の候補者を政権内の重要ポスト(しかもクリントン氏はそれまで外交の経験はほとんどありませんでした)に据えることで、分裂を回避しただけでなく、有能な人材を政権に獲得することに成功したわけです。

クリントン氏も上院議員を辞職して、この要請にこたえました。

一方菅さんは代表選後、小沢さんとそのグループの人材を拒否したことにより、民主党の有能な人材を約半数活用できずにいます。

それどころか、内閣不信任案で辞任に追い込まれた仙石氏と馬淵氏をどさくさに紛れて再登用する器の小ささ。

東日本大震災の被災地は東北・関東で、小沢氏の地元である岩手も含まれています。岩手では小沢氏に援助を申し込んでいるとか。

山口出身の菅首相や台湾出身の閣僚が対処したり、野党の力を借りたりしないで、東北出身の小沢氏の力を借りればいいではないですか。

うまくいけば、菅首相の人材登用が賞賛されるし、だめなら、小沢氏にも力がないということでしょう?

大将が自らの駒を活用できなくてどうするんですか?






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