動物(67)


2011323(水)

クヌートの死因について―速報

動物×67

Nach dem Tod von Eisbär „Knut“ fand gestern am 21.03. im Leibniz-Institut für Zoo- und Wildtierforschung die Sektion des Tieres statt. Die ersten Untersuchungsergebnisse zeigen deutliche Veränderungen des Gehirns, die als Grund für den plötzlichen Tod des Eisbären angesehen werden können. Andere Organveränderungen wurden von den Pathologen nicht festgestellt. Weitergehende Untersuchungen (Bakteriologie, Histologie) werden noch mehrere Tage in Anspruch nehmen. Über das endgültige Ergebnis werden wir umgehend berichten.

In response of the demise of polar ice bear "Knut", an autopsy was undertaken yesterday, March 21st, at the Leibniz Institute for Zoo and Wildlife Research. The preliminary results show distinctive anomalies at the brain, which could be seen as the cause of the ice bear's sudden passing. Other irregularities on the organs could not be found from the pathologists. Further examinations (bacteriology, histology) will require a few more days. We will report on the final results immediately.

ベルリン動物園プレスリリース全文。2011年3月22日より
冒頭にお示ししたように、ベルリン動物園から、クヌートの死因に関する速報が発表されました。

脳に明らかな変化(deutliche Veränderungen des Gehirns)があり、これが急死の原因であると考えられるとあります。そして、その他の臓器は異常が見られなかったとあります。

細菌検査や、組織細胞検査を行うのでその結果はもう少しかかるようです。

ストレスが遠因になっているなどの話は、その結果が分かってから「間接的な要因として可能性があるか」と議論になっていくのでしょう。動物園側では明らかに否定はしていますが。

動物園では、寄付金を募りクヌートの幼少の時の姿を銅像にしてホッキョクグマ舎に設置する計画もあるようです。



2011322(火)

クヌートに関するその後の報道とブログサイト

動物×67

クヌートがなくなって2日が過ぎました。

私は今では落ち着きました。最期の瞬間の動画を見ても、病死だったと見て取れますから、動物園の死因に関する発表を静かに待ちたいと思っています。

ドイツでは、毎日動物園に通っている、いわゆるおば様方が、雌にいじめられてストレスにさいなまれていたのが原因だとか、いろいろ動物園に対する批判をしているようですね。

(ドイツのおば様は怖いです。特に離婚経験のある一人暮らしの女性は、極端な考えを持っている方がいます。侮れません。私も何度口論になり、いやな思いをしてきたか。)

中には、クヌートをデルフラインさんのお墓の隣に埋葬すべき、という意見もあるようです。犬などのペットにはあるのかどうか?しかし、動物園の熊を人間の墓地に埋葬するというのも極端ですね。

そういえば、ブランデンブルク放送のニュース番組に米国人と並んで日本人の男性がインタビューされていました。日本でもクヌートは有名だと説明されていました。

現在、死因は解剖などで究明中ですが、神経系の調査をする場合、少し時間がかかるようです。

最後に、ドイツでも有名なブロガーさんのページを紹介します。ドイツ語の後に英語で記載されています。かわいらしいクヌートがentspannt(のんびりと)動物園の日々を過ごしてきた様子が手に取るようにわかります。

Chiristina's cute-crazy-Knut Blog外部リンク

画像は、このブログから、母のトスカと遊ぶクヌートです。(2011年2月24日撮影)(c)ChristinaM
この動画を見ても、彼が極端なストレス状態にあったとは見て取れません。初めのうちいじめられたのは、「若いよそ者が入ってきてちょっかい出された」くらいの人間社会にもよくある現象だったのではないでしょうか?



2011321(月)

クヌートへの追悼記帳ページ

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3月19日に4歳で亡くなった、ホッキョクグマ クヌートへの追悼のメッセージが世界各国から集められています。

いまだ原因不明ですが、「安らかに」というメッセージが多いようです。

何か、ダイアナ妃が若くして突然事故死された時と同様の悲しみが人々を覆っているようです。

ベルリン動物園も「betroffen(驚愕)」という単語を使って、いかに彼の死が数々の動物の死を経験してきた動物園にとってもショックだったかを語っています。

記帳ページ:
Knut Gedenkbuch外部リンク の"neuen Eintrag erstellen外部リンク"をクリックして記入します。



2011320(日)

クヌートありがとう

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クヌートがなくなりました。

4歳3カ月。まだ子供でした。世界で一番有名なホッキョクグマ。名付け親はドイツの環境相。ネームプレートは金色。その経済効果により、ベルリン動物園の株価は急騰。彼の存在そのものが奇跡のごとく、特別でした。

私は、彼が1歳と2歳の夏に見に行きました。今年の夏も見に行く予定でしたが、叶わぬことになりました。アイドルゆえの孤独と哀愁を感じるクマでした。

育ての親のデルフラインさんが2008年に44歳で亡くなったことも、悲劇性を強調させました。

彼は、ベルリンで彼の父のラルスの後継者として繁殖を担うべく、去年から母を含む3頭の成獣の雌と同居していました。

亡くなったのはまだ開園時間中。来園者の中にはその瞬間を見た方もいるようですね。体が痙攣して水の中に沈んだようで、ベルリン動物園ではこの後急きょ閉園にしたようです。

私にとっては、彼がまさにホッキョクグマのかわいらしさと素晴らしさを教えてくれた最初のクマでした。

rbb-onlineでの"Knuts blog"(現在は存在しません)での、クヌートファンの方によるクヌートの成長記録は、人とクマとの特別の関係を教え、楽しませてくれました。

1年後に生まれたニュルンベルク動物園のフロッケの人気の先駆けにもなったと思います。

rbbのニュース外部リンクのビデオAbshied von Knut(クヌートさようなら)の最後のメッセージで、クヌートは数十年、もしかしたら100年記憶から消えることはない、と言っています。

そんな私たちの思いが、彼にとっての重荷になったのかな?
でも、まだ子供のうちに私たちの下から突然去ってしまうなんて。

クヌート、今はデルフラインさんと遊んでいますか?
クヌート、ありがとう。忘れません。



2011319(土)

イコロとキロルの思い出-イコ枕

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イコロとキロルの思い出-イコ枕

8月28日おびひろ動物園にて。

とても暑い日でした。日差しも強くて、イコキロもプールの水が少ないせいか、動きも少ないし、両親と来ていた私も参ってしまって、3時前に南門から帰ろうとキリン舎の前を通りました。 すると、ホッキョクグマ舎で団子がみえるではないですか。

大急ぎで、駆けつけ撮った写真です。

帯広に移動してから、なかなかイコ枕を見ることができなかったので、思い出の一枚になりました。

(イコ枕:枕がイコロ、兄弟を枕にしてお休みなのがキロルです)



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