動物(67)


2012313(火)

夢見るクヌート

動物×67

おそらく世界で一番有名(だった)であろうホッキョクグマのクヌートがなくなって、早一年になろうとしています。

ベルリン動物園では、彼の記念碑をホッキョクグマ放飼場前に建立することを決めていますが、公募で決まった記念碑のデザインを模したメダルが発表になったようです。

クリスティーナさんがご自身のブログ外部リンクで紹介されています。

「夢見るクヌート、Knut der Träumer」

クヌートは、ファンからクヌーティ(Knuti)と呼ばれていました。私も2回彼を見ることがありましたが、この像は本当に生前の姿をほうふつとさせるような素晴らしいデザインで、彼のことを本当に愛している人がデザインしたのだと嬉しくなります。

クリスティーナさんもberührendという美しい形容詞で表現されています。日本語に訳すと「心を震わすような」という感じでしょうか?

デザイン発表のときのビデオ外部リンクです。クヌートの姿も映っています。



2012221(火)

ラブラブかどうかは…わかりません ゴーゴとバフィン 天王寺動物園

動物×67

ラブラブかどうかは…わかりません ゴーゴとバフィン 天王寺動物園

(写真)チュッ ゴーゴ(左)とバフィンのペア 天王寺動物園 2012.2.12

東京から大阪まで5時間弱で走りました。あまりほめたものではありません。それも、間違えようもない高速の入り口と出口で4回も間違えて。

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天王寺動物園は2度目です。昨年8月に初めて訪れた時は、暑すぎ。ほとんど動けませんでした。今回はちゃんと一周以上しましたよ。園長さんの動物繁殖に関する講演も聞きました。その報告はまた今度。

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面白いのは大阪弁、というか関西弁私の理解の中では時々単語が抜けるんです。場内アナウンス聴いていてもよくわからない時がある。

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たとえば、園長さんの講演は「レクチャールーム」で行われたのですが、それが何度アナウンス聴いても「エクスタールーム」に聞こえます。「…の前にあります」の補助の情報をもとに、地図で確認してそれが「レクチャールーム」であることがわかる。講演でも、どの単語だったか忘れましたが、「何?」という単語が2,3ありました。

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さて、到着しますと、こんな感じ。

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「かわいい!」の連発です。朝は、2頭でプールでじゃれあっていることが多いみたいです。


昨年も、同居当初は仲良かった(地元の人弁)、でもあのYouTubeの動画でも、またテレビでまで放映されてしまった「突き落とし」があってから、ゴーゴ君が

シュン太郎

なっちゃったんや、って。

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シュン太郎だって、可笑しい。笑う。嗤う。いいですね、こういう表現。こんな造語は私たちはしません。

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確かに、昨年はバフィンが動くたびに「どうぞどうぞ」とゴーゴが場所を譲り、笑われていました。

今年は今のところ、バフィンちゃんはゴーゴ君を嫌がっている風ではありません。


ゴーゴ君の片思い(地元の人弁)かもしれませんが、バフィンちゃんも女心というか、ゴーゴがいる傍らをわざと通り過ぎてゴーゴ君にチュをしてもらうようなしぐさを見せる。

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ほとんど怒りませんが、たまに怒る。そうするとゴーゴの腰が引ける。

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でもやっぱり、「ゴーゴ君よりおもちゃよ」と、前にいるゴーゴ君をプールに落として、ボールを拾うしぐさを見せる。

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ゴーゴ君も、バフィンちゃんをやさしくなめていたかと思うと、乳飲み子になっちゃう。


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昨年はまだ6歳で幼児性が抜けないゴーゴ君で、仕方のないこともありましたが(浜松の飼育員さんの弁)今年は、あのジェイソン君もバフィンちゃんとペアになったという7歳ですので、いい加減に幼稚園は卒業しましょうね、ゴーゴ君。

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それにしても、バフィンは身のこなしがいいです。やはり年の功なのか?男鹿のクルミも同じような印象を持ちましたが。

最後に、「めっちゃ楽しそうな(地元の人弁)」バフィンです。これも最高の表現。
そして、「ちょっと、あんた、なにみてんの?」といわれそうなゴーゴです。


やっぱり、2頭同居していると2倍以上楽しいです。楽しかった! ゴーゴとバフィン!



2012219(日)

アイラ、帯広でも元気で

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アイラ、帯広でも元気で

(写真)ララとアイラの長い昼寝 2012.1.21 円山動物園

今日が、ララ・アイラ親子が過ごす最後の日ですね。円山では涙し、帯広では明日のアイラの到着を心待ちにしているでしょう。

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私は、今札幌にいません。1月に親子を見たのが最後となりました。(お涙のファンと一緒にいてもあまり楽しくないというのも正直なところです)

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ララとイコキロのお別れ会のときは、米国に行かねばならずその一週間前に急きょ札幌へ行きました。

昨年のイコキロ兄弟のおびひろでの最後の週末(一日たった3時間の開園時間ですが)をほかのファンと切なく見守っていました。

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今回はある程度予想がついてましたので、10月にこれが最後とプール遊びを見、1月にもこれが最後だなと思って親子の雪堀遊びを見ました。

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この親子を私が実際に見たのは、4,5日です。札幌在住のファンや熱心なしろくまファンには到底及びません。

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それでも、この親子の関係はアイラの成長とともに少しずつ変化が見えましたので、正直のところもう一年その親子関係がどんなふうに変化するのか見守っていたかった。

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春アイラが登場したとき、まだ性別不肖な単なるEisbaerbaby(=Polar bear baby ホッキョクグマの赤ちゃん)であっても、くりくり目や顔つきから、一目でそれがJunge(=boy 雄)ではなく、Maedchen (=girl 雌)であることが分かりました。

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夏までは、ララのはじけ度や体力がアイラのそれよりはるかに勝っていて、アイラは、ララが離れていれば気にして寄っていくけど、ララがこちらに向かってくると逃げるというようなこともありました。
 
「離れれば寄る、近づくと逃げる」
という感じです。

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それがだんだん、アイラがララの遊び相手として成長してきます。そうすると、遊び相手として存在するだけでなく、お互いを気遣うようなしぐさが見られました。
相手の姿が見えなくなると、探すようなしぐさです。

これからどう発展していくかは、残念ながらもう見ることはできませんが。

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アイラを含めホッキョクグマの移動先についていろいろ噂がありました。私も、アイラは上野じゃないかと予想する時期もありましたが、これは単なる願望にすぎませんね。
上野は2頭分の放飼場しかありません。レイコが出勤拒否を続けているとはいえ、定員です。

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むしろ、ツヨシ・ピリカ以外の円山の子供たち(イコロ、キロル、アイラ)は、近いうち円山に戻るのではないかと思っています。
アジア館が新築されれば今世界の熊館にいるほかの熊たちはそちらに引っ越しになるでしょう。その空きスペースに入ることになるのかな?というのが私の(無駄な)予想です。
デナリもあのかわいそうな狭い檻から解放してやる必要があるでしょう。


そして何よりも、円山がドル箱とも言えるホッキョクグマの幼年個体をその魅力が十分残っているうちに預託し手放さなければならないことに悔しい思いを抱いているでしょうから。

将来、デナリ・ララの子供たちが一堂に会して繁殖のために一時期出張したり、パートナーを迎えたりするというのが繁殖基地を目指す動物園が理想とするところではないかな?

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もっともこれは、私の無責任な予想です。(でも希望や期待は入っていません。)よく、まことしやかに予想している人がいますけど、動物園側はそんなものは全く気にしている風ではないですし、私もそれでいいと思っています。

「ホッキョクグマの繁殖が危機的状況!」、と叫ぶ人もいますが、まだ以前のパンダのように人工授精するまでには至っておらず、あくまでも自然繁殖を以前より積極的に目指す状況ですから、ファンとしてはそれを見守っていきましょう。

キャンディやバフィンに「今年が正念場」などと身勝手な圧力をかけることなく。

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話がそれました。アイラ、帯広でどんな個性が開花するか楽しみです。今までは、あくまで母と一緒の存在でしたが、これから個性が出てくるのですね。大好きなタイヤは持って行けるのかな?
親子のプール遊びや、雪遊び、楽しませてもらいました。身勝手な考えですが、やっぱり動物は1頭でいるより2頭のほうが楽しい。
とにかく、気を付けていっていらっしゃい。帯広でも元気で。

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2012211(土)

ワシの表情(氷上)展

動物×67

ワシの表情(氷上)展

(写真)オジロワシ 羅臼町にて 2012.2.5

凝視。

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食らう。fressenという単語は語感といいこのような食べ方を言うのだろう。

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まさに飛び立とうとするオオワシ。ここ一番の真剣なまなざし。

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留まるというより鋭い爪でしっかり枝をつかむ。

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美しい飛翔。

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何を考える?

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一見ひょうきんな顔つき。

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仲良し?

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一緒だと安心?

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まるで、鶯のような朗らかさ。

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狐がこんこん啼きそうな夕暮れ時。

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美しい、美しすぎる。einmaligという深い言葉がまさにぴったり。

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201215(木)

初めまして、バリーバさん よこはま動物園ズーラシア 1月2日

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初めまして、バリーバさん よこはま動物園ズーラシア 1月2日

(写真)バリーバさんのバッジ ズーラシアで配布 

私にとって初めてのズーラシアでした。今回は家族といったので、一時半のホッキョクグマのエサタイムを逃してしまうという失態を演じましたが、とべ動物園から移動したバリーバさんの歓迎会を見ることはできました。

ピースちゃんの人工哺育を成功させた高市飼育員が涙の別れをした母のバリーバさんがどんなクマなのか、興味津々でした。

この写真はお目見えの写真です。私も「ああ、出てきた出てきた」と夢中になってシャッターを切りました。

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写真展では、移動の様子が、そしてビデオでは、バリーバさんが初めて放飼場へ出た日の様子などが流れていました。

10時30分お目見えということで、15分くらい前には、獣舎前に着いたのですが、すでにマニアのカメラ列がいっぱい。ちょっとびっくりしました。ここにもいるのかと。

バリーバさんの風貌は、一見天王寺のバフィンに似ています。

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この日のバリーバさんは、私が見ていた間(午前中と午後の3時ごろから)はプールに入ることはありませんでした。

少しおかしかったのは、私たちの前に来てポーズをとるようなまねをすること。

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そして、時々振り返って、

「写真撮った?」

というような顔をすることです。
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隣接するバックヤードにはオスのジャンブイ君がいるので、じっと見ていることも多かったです。

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ズーラシアのホッキョクグマ舎は、木の陰にクマが隠れると、死角になるのですが、このような空間もクマにとっては大事な空間だそうですね。そういえば、男鹿でも時々豪太やクルミは中に入っていました。

ほかの放飼場でも(たとえばマレーバク)、ちゃんと動物が中に入れるようになっていました。

動画は、歓迎会での様子と、近くに来てくれた時の様子です。


家族は、ズーラシア楽しかったようです。去年は多摩動物公園に行って、へとへとになったので、ちょうどいい広さでした。

おまけ、すっかりお休みのアムールヒョウ。

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