動物(67)


20111224(土)

ヴァニア改めバニラちゃん 日本平動物園 12月18日

動物×67

ヴァニア改めバニラちゃん 日本平動物園 12月18日

(写真)筒を被るバニラちゃん 日本平動物園 2011.12.18

「バニラちゃん、かわゆい」

これは地元の動物園愛好家の方の言葉です。

どうしてでしょうね?若い男女が私の近くで、

「しろくまって、どこの動物園でもはしゃいでいない?」
「そういう性格なんじゃない?」

といっていました。

なるほど、しろくまが遊ばなかったらこんなに人気はないのかもしれません。

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昨日、命名式が行われたロッシーのパートナー、バニラちゃん、2月生まれということで、まだ2歳です。予想されていたとはいえ、ヴァニアちゃんがバニラちゃんとは、英語で表記したらLが増えているだけではないですか? ま、いい名前なのでどうでもいいことです。このバニラちゃん、この年の熊にたがわず、元気な女の子でした。体も丸くて、しっぽがどこにあるのかわからないくらい。

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来園当初は、餌よりもプールのほうが好きだったみたいで、飼育員さんをてこずらせましたね。

今は、ロッシーも別飼いになっている日中もバニラちゃんを気にする動作をするそうです。

よかったよかった。

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私は、ロッシーが狭いプールの中回転運動を繰り返す姿を見て、心配していました。以前、おもちゃを飛ばして、来園者をけがさせてしまって以来、ロッシーに与えられるおもちゃは少なく、明らかに暇を持て余しているのが見えたからです。

そうなるとストレスになるでしょうから。

バニラちゃんが、ロッシーの遊び相手になって、バニラちゃんもロッシー相手に遊んでくれると嬉しいです。

動物園側もバニラがロッシーの「お嫁さん」になり、繁殖行動が見られるかは、確信が持てていないでしょう。仲が悪くなくても、繁殖に至らないペアはたくさんあるわけですから。
だから、あえいてパートナーと呼んでいるわけです。

もともと、繁殖可能年齢に達するまで4年程度はあるでしょうから、この間に、お互いにいい緊張関係を保ちながら、「お友達」として成長してくれることを願っています。

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今では、ロッシーとバニラは餌を分け合っていることもあるようですね。来年には、広い放飼場で2頭を一緒に飼育する計画のとのこと、また会いに行きたいと思っています。

ガラス越しで、まともな写真が少ないため、動画を載せておきます。おもちゃが1つしかなく、プールも狭いので遊びのバリエーションは少ないのですが、十分楽しませてくれました。ウンを食べちゃっていたのには閉口しましたが。


遊びたいのかどうかは不明ですが、バニラがこちら見向かって飛びかかってくるので、小さいお子さんはすっかり怖がっていました。

でも、ロッシーの迫力の比ではないそうですよ。体も半分くらいしかないですからね。

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20111211(日)

キロル3歳の独り立ち 浜松市動物園 12月10日

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キロル3歳の独り立ち 浜松市動物園 12月10日

(写真)誕生日会へ向けての3年間3動物園のキロルの成長記録 浜松市動物園作成 2011.12.10

約半年ぶりに浜松へ足を向け、キロルにあってきました。

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イコキロ兄弟が12月9日に3歳の誕生日を迎え、おびひろ動物園でも心温まる誕生日会があったようですね。

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思えば、この兄弟はその行動や風貌がいつも比較されてきたわけですが、季節が変わるごとに、そして住む場所が変わるごとにその行動パターンが変わり、私たちを驚かせてきました。

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この兄弟が別にすむようになってはや9か月。それでも、帯広に行けば、キロルがここにいたらこんなことをしたかな?イコロ、一頭で少しさみしそう? などとたわいのない想像をしていました。

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今年見た限りでは、当然のことですが浜松へ移動したキロルのほうが、その行動パターンの変化が大きかったと思います。

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そして私は、もうこの2頭を比較するのはやめよう、とひそかに決心しました。それは、この双子の兄弟の性格や風貌の違いなどのほうが、似た面よりも浮き彫りになってきたかな?と思うからです。

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さて、キロルですが11月ごろから目に見えて遊ぶ時間が増えたということです。この日もよく遊んでいました。以前は往復歩きの常同行動が一日の90%以上を占めていて、ちょっと心配させたものでした。

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隣の獣舎で工事が入った時も、放飼場を神経質に走り回ったと聞き、以前の泰然自若としたキロルからは想像できない行動でした。

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やはり、一頭になって警戒心が強くなったのかな?
歩いていても、いつもこちらをうかがっていましたからね。

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兄弟でいた時には、イコロが周りを警戒する役割を担っていたのかもしれませんね。兄弟の間で役割分担があったのでしょうか? (クマに訊かないとわかりません)

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9か月たって、やっと警戒心が解けてきたのかもしれません。

やっと1頭でやっていける自信がついたのかな?キロルの場合、飼育員さんによく反応しますが、甘えるという雰囲気はないのですよね。イコロのほうが甘えているような気がします。(比較するのはやめたのでしたね)

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季節もキロちゃんの好きな冬になりましたし。

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大好きな雪はないけど、ますますのびやかに大きく立派に育ってもらいたいものです。

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あとは、展示時間中に昼寝をするようになれば完璧です。それまでは、もう少し度胸と自立心を養う必要はあるかもしれませんが。

写真はキロルらしいものをなるべく選びました。動画はブイで遊ぶキロルです。ブイをかまうのかと思うと放置する姿や、一連の動きの後、確かめるようにこちらを振り向くのはおかしいです。


(後記)アジを食べる姿を見て、先日早朝に築地市場を散歩したときにみた鮭を思い出しました。鮭もっていったら喜ぶかな?と(塩鮭はだめですが)。でも、誇り高い築地の仲買人は怒りますよね。熊の餌になったと知ったら。



20111113(日)

男鹿の看板、豪太 男鹿水族館GAO 11月6日

動物×67

男鹿の看板、豪太 男鹿水族館GAO 11月6日

水族館の中で、あるお客さんが「どうして水族館にクマがいるの?」といっていました。本当ですよね。

プールで泳ぐので、特別なんでしょうけれども。

当然動物園のお客さんと、水族館のお客さんでは客層が違いますから、広くクマの魅力を知っていただくにはいいのでしょうか?

獣医さんや飼育員さんは幅広い知識が必要ですね。

豪太は、男鹿水族館が新装になった時にロシアからやってきました。秋田県はホッキョクグマの導入に積極的であると聞いています。

豪太は、外見上いかつい個体です。一歳下のゴーゴが幼児性が全く抜けないのと比較して、オスっぽさを感じます。

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もっとも、外見上だけのことかもしれません。男鹿の飼育員さんのブログを見ると、かわいらしいしぐさも見せるようですし。この日私が見た限りでは、かなり悠々とした態度でした。

餌も、がつがつ食べるというよりは、食事をするという感じでした。外の放飼場ですので、カラスが来るのですが、カラスにとられても気にしたそぶりを見せることはなかったです。

鮭も捕獲した後は長時間放置していました。

もちろんこれは、この日の印象であって、性格を結論付けるのは乱暴すぎます。ですから、また彼らに再開する日に違ったサプライズが見れることを期待します。

豪太の放飼場は3方から見ることができます。餌の時間に豪太が手を入れて餌をとると、その手の大きさを見ることができます。お客さん見てますね。

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出窓のような構造になっているところでは、ガラスの下を通ることができる構造です。

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見る側からは、これらの場所に移動するには時間がかかるので、「豪太が幸運にもこちらに来てくれればそんな体験ができる」という程度でしょう。

豪太の餌の時間のダイジェストです。
餌は四方に置かれています。生鮭はプールで泳いでいます。


豪太が窓から見る、日本海です。何を思うでしょうか?

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お昼は併設されたカフェで男鹿名物の魚醤で味付けされた焼きそばを食べました。珍しいですが、焼きそばは焼きそばです。

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ソフトクリームのほうが濃厚でおいしかったです。イチゴの物を食べました。クルミちゃん記念ということで。

以上で男鹿の報告は終わりです。



20111113(日)

クルミちゃん 男鹿水族館GAO 11月6日

動物×67

クルミちゃん 男鹿水族館GAO 11月6日

クルミちゃん、かわいかったですよ。


今春、釧路市動物園からホッキョクグマ豪太のパートナーとなるべく男鹿へ移動したクルミをみるのは今回が初めてです。

実は、豪太の展示場もそうなのですが、男鹿の展示場は少し複雑で、いろいろな角度で見ることができるために、今回が初めての訪問となった私は、要領を得ずに、その瞬間瞬間で一番いい場所で見ることができなかったのが、少し心残りでした。

秋田で好感が持てるのは、クルミが以前からいる豪太と平等に扱われている点です。

お客さんにも「クルミちゃん」なんて呼ばれて。私も、ひいき目で見なくてもこの日は(強調しておきます)豪太よりクルミのほうがかわいいなあ、と思ったので、「クルミちゃん」という愛称はぴったりだと思いました。

その点、天王寺のバフィンはかなりかわいそうですね。バフ年上なだけあって要領もいいんですね。その点、大阪の根強いィンはすごい美人さんです。その上、ゴーゴより動きがよく、ゴーゴファンに嫌われ気味で、ゴーゴと別居して一日おきに展示場に出るようになってからは、大阪のブロガーさんのブログでの出現回数が極端に減ってしまいました。

クルミは、男鹿水族館の飼育員さんのブログに登場するたびに、その行動で笑わせてくれます。やっぱり、一筋縄でいかない、という感じなのでしょうか?

私が水族館を訪問した11月6日は、おもちゃで特に遊ぶような光景はなく、往復歩きをしながら、時々プールで泳いでいました。

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こうやって、目の前で熊が泳いでいる姿を見ると、不思議な生き物だと実に思います。北極海が生息地であれば、泳げなければいけないのは当然でしょうが、それでいて自然では魚の捕獲はほぼ不能。比較的取りやすいアザラシを狙いを定めて捕獲する。それも海に逃げられてしまえば、まず捕獲は不能。泳ぎは確かに上手ですが、この泳ぎでは海で生き残ることはまずできませんね。

この日はホッキョクグマに生鮭のプレゼントがありました。豪太はまず周辺の餌を食べてから、ゆっくりと。そして、クルミは鮭に一直線。一度目では捕獲できず、二度目で成功です。

2頭の性格の違いかもしれません。

この日のクルミのダイジェストです。
  • 私たちの目の前で泳ぐところ
  • 人工雪で水を落とす
  • 餌の時間


クルミの展示場には、今年春の2頭の同居の様子がビデオで流れていました。こんなサービスもうれしいです。

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(続く)



20111028(金)

モモンガとイケメンイコロと おびひろ動物園 10月24日

動物×67

モモンガとイケメンイコロと おびひろ動物園 10月24日

(写真)やっととれたモモンガの写真 2011.1024 おびひろ動物園

先回の旅の報告の続きです。

10月23日の夜のうちに札幌から帯広に移動し、翌朝落葉の進んだグリーンパークを抜けておびひろ動物園に行きます。

開園時間が30分遅くなったことで、南門のほうへ回って外からキリンのペアが出てくるのを見ることができました。

冬の閉園期間の前にイコロに会っておこうというのが主な旅の目的ですが、もちろん何回か園内を回りますよ。ガイドも参加します。

この夏キロルを訪問していませんでした。6月が最後です。その間はるばるイコロを3度も見に来たのでした。もともと、私はどちらかというと動物らしい行動をするキロルのほうが好みだったのですけれど、6月に帯広に来て、イコロの愛らしさに本当に惚れ込んでしまったのです。

そういえば、キロル、先日隣のアシカ舎の工事のとき音に驚いて興奮してしまって、獣舎に収容になったようですね。兄弟一緒にいたころは、全く物音には動じなかった子なのですが、一頭になって、「自分の身は自分で守らなきゃ」と警戒心が強くなったのでしょうか? 帯広にいたころは、警戒役はイコロだったのでしょうか? (注:これも単なる私の根拠のない想像であり妄想です。熊の心はだれにもわかりません)

イコロ、イケメンになりましたね。横顔が何となくピリカに似ています。シュッとした横顔が素晴らしいです。写真はこの感心した横顔中心にしておきますね。

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それから忘れてはいけないのが、トップ写真のモモンガ。ぜひ午前10時前に「どんぐりのいえ」にいらしてください。私はこのどんぐりのいえが大好きです。小鳥たちとエゾリスとモモンガ。特にモモンガは夜行性で、光で疑似的に夜を再現しているといっても、やはり遅い時間になると小屋に入ってしまって、見れないような気がします。

私は、先回8月に訪問したときにモモンガのかわいらしさに触れ、(この時は写真失敗しました)今回も十分楽しみました。飼育員さんのブログによると今年子供が生まれたはずですが、大きさや行動からはどれが子供で親かは判断が付きませんでした。

餌場に餌をもらっても、私がいるせいか警戒してなかなか降りてこないんですね。すばしこく飛ぶ姿も大きな目もとてもかわいらしいです。

午前中のうちに一通り園内を回りました。アシカのタケルくんは、冬季は獣舎に入ってしまうため、来年まで会えません。ラクダのボスくんはこちらを見ていましたが、カメラを向けた途端横向いてしまいました。カメラは冷たく感じるのかな?

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象のナナさんがこちらをじっと見るのもいつもの通りです。

イコロは朝見たときは、表情がとても穏やかでした。

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この日は午前中に餌をもらって、例のごとく少し眠くなったみたいでした。それで動きは緩慢でした。

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でもこの子は獣舎の端で横になっていても、後ろで落ち葉を踏む音がすると、警戒して顔をこちらに向けるのですね。警戒心の強い子です。

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プール遊びは、いつもの通り浮きを後ろに投げては飛びついていました。

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地元の方が、「2頭でいるときもプール遊びを見たことがなかった、こんなに遊んでいるのを見てよかった」といっていました。

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私は、イコロもキロルも帯広や浜松の地元の方に愛される子であるのを見るのが一番うれしいです。この子たちがこれからどこに行っても、地元の人に愛されてほしいと思います。

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私は、これらの動物園に行っても一日中カメラを向けることはあえてしません。なるべく地元の家族連れやお子さんたちに譲るようにしています。おびひろ動物園も浜松市動物園も、メインのお客さんは家族連れや、友達連れの方々で、動物園が日常の一部になっているのですね。そこのところが、ララ親子の前でカメラの列であふれる札幌とは違う気がします。(円山の場合はカメラの光景がなじんでいるのです)地元の人がふらっと訪れる動物園、その人たちの生活の中にイコロとキロルがいる、そんな動物園で写真撮影のために脚立を一日中立てて絶好の位置を占拠したりするのは本当の愚行だと思います。

ですから、私はよそ者ということで、みなさんの邪魔者にならないようそっとカメラを向けるようにしています。

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話がそれました。

イケメンイコロ、いかがでしたでしょうか?。次いつ会えるでしょうか?移動ということになったら、急きょ行くことになるのかな?



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